月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活198パック

10月4日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏198

「喫茶店で、オトナになった。」

――『喫茶店史』

〇別冊・中谷彰宏198

「何回も見ても飽きない映画に、出会おう。」

――『サタデー・ナイト・フィーバー』『小さな恋のメロディ』

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月ナカ生活198パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


「教養」は、喫茶店とともに。

中谷さんを形づくった、「スナック」人生術。

月刊・中谷彰宏198「喫茶店で、オトナになった。」――『喫茶店史』

中谷さんのご実家は、スナックを経営されていました。
お店の名前は「洋酒喫茶ボンジュール」。
中谷さんのお話に、しばしば出てきますね。
こんにち、スナックと喫茶店は別物して扱われますが、
「洋酒喫茶」とあるように、スナックも喫茶店の一種。
中谷さん精神の根底にあったのは「喫茶店」だったのです。
サービスの本質、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏198

【データ版】月ナカ198 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ198 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★月ナカ198――7つの学び

○「ウィーンのトルココーヒーから、喫茶店は始まった。」(中谷彰宏)

1683年、ウィーンにトルコ軍が攻めてきました。
ポーランドに援軍を求める使者に立ったのが、コルシツキー。
戦後、撃退されたトルコ軍が置き去りにした謎の物質。
それをコーヒー豆だと知っていたコルシツキーは、
それを譲渡されて「The Blue Bottle」を開業しました。
「ウィーンのトルココーヒーから、喫茶店は始まった。」と中谷さん。
ウィーンのカフェ文化は、東西文明の融合だったのですね。

○「鄭永慶は、庶民に西洋文化をもたらそうとした。」(中谷彰宏)

鄭永慶は、外務官僚の息子として長崎に生まれた秀才でした。
イェール大学に留学するも、病気で帰国することに。
「金子堅太郎、駒井重格、田尻稲次郎、鳩山和夫。
イェール大学の同窓生たちが各界で活躍し始めていた。
鹿鳴館は「驕れる社交場」だとして、反発した。
鄭永慶は、本当は、学校を創設したかったが、
喫茶店で、庶民に西洋文化をもたらそうとした。」
日本最初の喫茶店「可否茶館」は、こうして生まれました。

○「芥川龍之介は、喫茶店文化のインフルエンサーだった。」(中谷彰宏)

「ある粉雪の烈しい夜、僕等はカッフェ・パウリスタの
隅のテエブルに座っていた。」(芥川龍之介/「彼 第二」)
「喫茶店には、文化的な空気があった。
芥川龍之介が小説に書く。これが、いい宣伝になった。
芥川龍之介は、喫茶店文化のインフルエンサーだった。」
菊池寛、与謝野晶子、正宗白鳥といった文化人、さらには、
ジョン・レノン夫妻にも愛された「カフェーパウリスタ」。
尚、「銀座のパウリスタで、ブラジルコーヒーを飲む」が、
「銀ブラ」の語源という説もあるとのことです。

○「ミルクと新聞で、喫茶店は大衆化していった。」(中谷彰宏)

明治時代になって、飲まれ始めたのが、牛乳。
西洋人のような体格になるために、ミルクを飲みましょう。
ということで、街に続々と現れたのがミルクホール。
「主な客層は学生。当時高かった新聞も読める。
地方から出てきた人たちにとって、新聞は情報源。
ライフスタイルのギャップを埋めるための手段。
ミルクと新聞で、喫茶店は大衆化していった。」と中谷さん。
喫茶店は、新しい時代の日本人に不可欠の場だったのですね。

○「カフェーは、キャバレー。」(中谷彰宏)

古い小説を読んでいると、しばしば出てくる「カフェー」。
いまで言う「カフェ」とは、だいぶ違う雰囲気です。
「カフェーで働く女性が女給。女給は給料なし。
チップだけだから、サービスが過剰になっていった。
谷崎の「痴人の愛」に出てくるナオミは女給。
カフェーは、キャバレーだった。」と中谷さん。
やがて、カフェーは風俗紊乱として取り締まり対象に…

○「東郷青児は、純喫茶を舞台に活躍した。」(中谷彰宏)

キャバレーが「喫茶店」になっていった大正時代。
「いったい、どこでコーヒーが飲めるんだ? となって、
現れたのが、純喫茶。エロはもちろん、アルコールも出ない。
純喫茶を主戦場にしたのが、画家・東郷青児だった。
日和っていると、ずいぶんバッシングされたけれど、
大衆に愛されることが喜びだとして、スルー。」と中谷さん。
斬新な手法の導入。さらには、女性にモテた東郷青児、
どこか中谷さんを彷彿とさせますね。

○「関口一郎さんが、日本のコーヒー史。」(中谷彰宏)

日本コーヒー史の生き証人ともいうべき故・関口一郎。
銀座のカフェ・ド・ランブルの店主として名を馳せました。
「ミルクホールで、コーヒーに出会い、飲みまくった。
徴兵されて、不時着した飛行機を調べていたら、
インスタントコーヒーに出会った。これは、勝てない。
味を知っている人が多い銀座で、鍛えられた。」と中谷さん。
「出会い」が人生を決定づける、麗しいエピソードですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

映画を観れば、見えてくる「自分」。

中谷流・ヘビーローテション映画術。

別冊・中谷彰宏198「何回も見ても飽きない映画に、出会おう。」――『サタデー・ナイト・フィーバー』『小さな恋のメロディ』

「サタデー・ナイト・フィーバー」と「小さな恋のメロディ」。
まったく別物に見える2本の映画ですが、じつは3つの共通点が。
1つめは、中谷さんが何度も観た映画であることです。
前者は予備校時代に、後者は高校時代にハマったとのこと。
2つめの共通点は、音楽。ともにビージーズが楽曲提供。
あまりにも異なるテイストに、正直驚かされました。
3つめの共通点は「階級」をテーマにしている点。
初回では気づかなかったことが、何度も観るうちに見えてくる。
何度も観るべき映画との出会い方、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏198

【データ版】別ナカ198 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ198 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★別ナカ198―7つの学び

○「1日3本、4年で4000本。」(中谷彰宏)

中谷さんの「伝説」といえば、学生時代の映画体験。
「1日3本、4年で4000本。でも、観た数ではない。
一番数多く観た映画は、何か。それが大事。
そのためには、たくさんの映画を観る。」と中谷さん。
先日、私も20年以上ぶりに「レインマン」を観ました。
前回観たときとは、まったく違う印象を持ちました。
何度も観る。中谷さんの言葉が腑に落ちました。

○「未来に夢があるか。それが真のテーマ。」(中谷彰宏)

1本目の映画は「サタデー・ナイト・フィーバー」。
一度観た印象でいえば、ジョン・トラボルタのモテ映画。
そんな印象でしたが、中谷さんはこうおっしゃいます。
「未来には、夢がない。展望がない。こういう予告編。
土曜日が楽しめればいい。俺にとっては、今夜こそ未来。
でも、それでいいのか?――という哲学的なメッセージ。」
初見では、リア充としか思えなかったトラボルタですが、
今回は、彼の屈折が胸に迫ってきました。

○「ルックスよりも、身体感覚。」(中谷彰宏)

「サタデー・ナイト・フィーバー」は、ダンス映画。
全編に渡って、ダンスシーンが繰り広げられます。
「着替えるのも、歩くのも、ダンス。
ストリートで声をかけて、ふられるのもダンス。
ダンスをすると、手が触れた瞬間、その人が、
どんなセックスをするか、わかる。
ルックスよりも、身体感覚志向になる。」と中谷さん。
ダンスは、身体の感性を取り戻してくれるのですね。

○「ダニエルは、チェロ。メロディは、リコーダー。」(中谷彰宏)

2本目の映画は「小さな恋のメロディ」です。
「ダニエルは、チェロ。メロディは、リコーダー。
こういうところでも、階級社会を表現している。」と中谷さん。
こんな差別は、文化圏が違うとわかりにくいものです。
「サタデー・ナイト・フィーバー」でも、どこに住むかで、
ステイタスの違いがあることを描写していますが、
事情を知らなければ、気づくことはありません。
映画のテーマを「観る」にも、教養が不可欠ですね。

○「SWALK。キスで封印する。」(中谷彰宏)

「小さな恋のメロディ」といえば、世界的な名作。
そんなイメージでしたが、じつはそうではなかったと中谷さん。
「ヒットしたのは、日本とアルゼンチン、そしてチリだけ。
イギリス映画だけど、イギリスでも、アメリカでも不発。
この映画は「The End」ではなく、「X X X」で終わる。
「X」はキス。ちなみにオリジナルタイトルは、SWAK。
Sealed With A Loving Kiss。キスで封印する。」と中谷さん。
教養で映画を観る、映画で教養を深める、ですね。

○「テーマは、大人への抵抗。」(中谷彰宏)

「イギリスでは、大人ががっちり世界を作っている。
子どもは未完成の大人。躾けて初めて大人になる。
「マイ・フェア・レディ」は、少女を大人にする物語。
「メロディ・フェア」は、パンク的カウンター。
テーマは、大人への抵抗。」と中谷さん。
この映画の制作現場は、ほぼ20代だったそうです。
イギリスで受け入れられなかったのは、
文化に対する挑戦だったのかもしれませんね。

○「映画を通じて、自分を観よう。」(中谷彰宏)

「小さな恋のメロディ」にハマった高校時代。
「サタデー・ナイト・フィーバー」にハマった浪人時代。
中谷さんの人生を、これらの映画は決定づけました。
「感情移入して、驚いて、想像する。
筋はいらない。映画で触発された自分の話をする。
映画を通じて、自分を観よう。」と中谷さん。
自分を観るための映画がある人生は、幸せですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美