月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活195パック

7月5日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏195

「恋愛は、一つではないことを学ぼう。」

――『源氏物語・シーズン2』

〇別冊・中谷彰宏195

「勝つことより、自由を選ぼう。」

――『大脱走』『キングスマン』

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月ナカ生活195パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


因果応報から始まる自己探究。

光源氏に学ぶ「成熟」人生術。

月刊・中谷彰宏195「恋愛は、一つではないことを学ぼう。」――『源氏物語・シーズン2』

政争に破れての謹慎生活。身内の不倫と部下の裏切り。
因果応報。やってきたことが我が身に降りかかる。
イケイケだった光源氏は、しだいに内省的になっていきます。
人間の真の価値とは何か――苦悩を深める光源氏。
「苦悩を通じて成長していく人が、主人公。」と中谷さん。
そう、源氏物語は人間の成長の物語なのです。
紫式部が源氏物語を通じて発したメッセージとは?
源氏物語の真髄を、中谷さんが解説してくれました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏195

【データ版】月ナカ195 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ195 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★月ナカ195――7つの学び

○「紫式部には、フォロワー数を取りにいった。」(中谷彰宏)

「紫式部は、下級貴族の出身。お勉強の家だった。
頭が良くて、美貌もあったが、女性だから出世はできない。
そこで、フォロワー数を取りにいった。
みんなが何を求めているか、考え抜いた。」と中谷さん。
古風と新しいタイプ、一途と移り気。権高と控えめ。
さまざまなタイプの女性を登場させて、
感情移入できる推しキャラを、物語に散りばめる技巧。
「源氏物語」で、紫式部の才能にふれましょう。

○「光源氏のモデルは、源融。」(中谷彰宏)

源融は、皇位継承権を持つ、嵯峨天皇の皇子でした。
「源融は権力欲が乏しかった。文芸が好き。
あの時代の権力闘争のぐちゃぐちゃが嫌になった。
政治をあえて捨てて、文化に行った。」と中谷さん。
権力闘争に破れて、須磨に流されていた光源氏。
その後、復権した光源氏ですが、心境には大きな変化が。
しだいに内省的になり、出家を志すに至ります。

○「シーズン2で、光源氏は報復されている。」(中谷彰宏)

源氏物語の第二部は、第一部とだいぶ趣を異にします。
人生の無常を覚り、出家を志す光源氏。
その引き金になったのが、妻・女三宮の不倫。
思いを寄せる柏木の子供を身ごもってしまったのです。
さらに、柏木は光源氏が長年引き立ててきた青年。
二重の裏切りにあった光源氏は、因果応報と受け止めます。
「シーズン2で、光源氏は報復されている。」と中谷さん
シーズン2の味わいどころは、光源氏の内的成熟なのです。

○「なれている男は、モテる。」(中谷彰宏)

第三部は、薫とライバル匂宮、そして浮舟の三角関係の物語。
薫は、光源氏の息子とされていましたが、じつは妻の不義の子。
その出自に悩み、また持ち前の中二病的資質で薫は迷走します。
「自省的な薫をよそに、匂宮はごんごん行く。
嫌われていても、なれている男がモテてしまう。
これは、不都合な真実。」と中谷さん。
浮舟の女心、男性にはわかりにくいかもしれませんね。

○「源氏物語は、ファスト教養書だった。」(中谷彰宏)

源氏物語は、教養なくしては読めないといいます。
また、教養を得るために、読んだともいいます。
「雲は、少女マンガでいうところの花。月はアイコン。
和歌、漢詩、年中行事。貴族生活パーフェクトガイド。
後の武士たちは、源氏物語で教養を補った。
ファスト教養、それが源氏物語だった。」と中谷さん。
教養、叡智、ノウハウ、美意識、そして価値軸。
紫式部は、平安時代の中谷さんだったのかもしれません。

○「恋愛が、仕事だった。」(中谷彰宏)

いまの私たちには想像つかないのは「血」。
血脈、家柄に対する意識は、私たちの想像が及びません。
「貴族にとっては、子孫繁栄が至上の価値。
だから、子を産むこと、つまり恋愛が仕事だった。」と中谷さん。
恋愛といえば、一種の娯楽、道楽というイメージの現代人。
でも、子をなし子孫の繁栄を至上命題とする人たちにすれば、
それは最も尊いいとなみだったと見ることができます。
源氏物語は、そういう意味で「ビジネス書」だったのです。
いつの時代も、仕事と恋愛は人間修行の両輪だったのですね。

○「源氏物語は、フランス映画。」(中谷彰宏)

「源氏物語は、展開が速い。1話でかなり進む。
責任を感じて入水自殺しようとした浮舟は、
その後、出家して尼寺に入る。
それを聴いた匂宮は、人をやって確かめると、
浮舟は「一尼でございます」。ふわっと、これで終わり。
長編ものには、変な完結はいらない。
源氏物語は、フランス映画。」と中谷さん。
源氏物語で味わうのも「余韻」だったのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

ユーモアと礼節。そして、お洒落。

へこたれ知らずの「紳士道」講座。

別冊・中谷彰宏195「勝つことより、自由を選ぼう。」――『大脱走』『キングスマン』

決して、へこたれることのない脱走職人。
シワ一つないスーツで乱闘を制する腕利きスパイ。
彼らの「強さ」は、どこから生まれてくるのでしょうか。
「不屈の男たちは、何があっても、へこたれない。
僕の人生のテーマは、漂流と脱走。」と中谷さん。
取り乱さず、礼儀正しい。余裕とユーモアを忘れない。
目先の利害にとらわれずに、職務を淡々と遂行する。
不撓不屈の精神力の体得法、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏195

【データ版】別ナカ195 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ195 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★別ナカ195―7つの学び

○「僕の人生のテーマは、漂流と脱走。」(中谷彰宏)

今回ご紹介の「大脱走」は、戦闘シーンのない戦争映画。 「僕の人生のテーマは、漂流と脱走。 何があっても、へこたれない不屈の男たち。」と中谷さん。 脱走の常習犯ばかり集められた、ドイツの捕虜収容所。 一癖も二癖もある、脱走職人たちは油断も隙もありません。 へこたれない男たちの物語をご堪能ください。

○「捕虜になっても、紳士的にふるまおう。」(中谷彰宏)

この映画で意外だったことは、捕虜たちの暮らしぶり。 スポーツをしたり、農作業をしたり、さらにはお祭りまで。 信じられないくらいの自由さに驚かされました。 中谷さんは、次のような指摘をされています。 「敵であっても、将校同士敬意をはらっている。 だから捕虜になっても、貴族的にふるまわないといけない。」 極限状況下だからこそ、双方に紳士性が試されるのですね。

○「変わった計画には、変わった任務が必要。」(中谷彰宏)

ビッグXの指揮の元、進められている大脱走計画。
調達屋、トンネル屋、製造屋、情報屋、測量屋。
脱走後、街に溶け込む衣類を作る洋服屋。
そして、身分証を偽造する偽造屋まで。
250人で脱走を計画していると聞いた独房王・ヒルツは苦笑。
「そいつは、おもしれえ」と、一肌脱ぐことになりました。
「変わった計画には、変わった任務が必要。」と中谷さん。
スティーブ・マックイーン扮するヒルツならではの任務とは?

○「『大脱走』のベースには、職人に対するリスペクトがある。」(中谷彰宏)

「『大脱走』は、職人たちの物語。癖のあるプロの物語。
ベースには、職人に対するリスペクトがある。」と中谷さん。
50人という犠牲者を出して、脱走は、結局失敗に終わりました。
ヒルツも捕まり、グローブとボールを手にして、ふたたび独房に。
「あいつら、自由でいいなあ。あんな生き方をしたい。
と、ドイツ兵がうらやましがっている。脱走する人は、自由。」と中谷さん。
自由とは何か、これが映画「大脱走」のテーマだったのですね。

○「ユーモアは、紳士の条件。」(中谷彰宏)

2本目の映画は、スパイ映画「キングスマン」。
「007はウェットスーツ脱ぐとタキシード。
スパイは、お洒落じゃないといけない。
もう一つは、ユーモア。ユーモアは、紳士の条件。
スパイはピンチの連続。あたふたしない余裕も必要。
お洒落という美学がスパイ映画で学べる。」と中谷さん。
キングスマンのアジトは、なんとテーラー。
お洒落美学がぎっしり詰まった映画です。

○「手を上げても、シワができないのが良いスーツ。」(中谷彰宏)

パブで、チンピラに囲まれたキングスマン・ハリー。
「ハリーはまず、傘でドアの鍵をかけた。
これは、他のお客さんの迷惑にならないようにという配慮。
このとき背中を見せた。手を上げても、背中にシワ一つない。
これは良いスーツであることの証明。厳しい美学。」と中谷さん。
これは「お約束のカット」ということですが、初耳でした。
お洒落視点を備えると、映画の観方がより深まりますね。

○「スパイに必要なのは、礼儀。」(中谷彰宏)

世界の平和のために戦うスパイ組織、キングスマン。
上流階級でなければならないと考える上層部に対して、
ハリーは「マナーは後天的。教えればいいんです。
可能性ある若者を育てましょう」と反論しました。
「マナーズ・メイクス・マン。複数形なのにSがつくって変でしょ。
ここでいう「メイクス」は古語。sでなくthの発音。」と中谷さん。
こんな小さなことに意識が向いているとは、心底驚きました。
この域に達するために、別ナカ修行を積みたいですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美