月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活194パック

6月7日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏194

「古典を、物語として楽しもう。」

――『源氏物語・シーズン1』

〇別冊・中谷彰宏194

「毎回、ファーストキスをしよう。」

――『超高速!参勤交代 リターンズ』『50回目のファーストキス』

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月ナカ生活194パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


「ファースト映画」では味わえない。

中谷流「ファーストキス」映画術。

月刊・中谷彰宏194「古典を、物語として楽しもう。」――『源氏物語・シーズン1』

知っているようで知らない「源氏物語」。
プレイボーイ光源氏をめぐる恋バナの数々。
その程度の認識では、もったいなさすぎます。
「源氏物語の読者は女性。少女マンガの原点。
あらゆる女性の類型が登場してくる。
源氏物語の主人公は、女性。」と中谷さん。
高飛車で、光源氏に上から目線の正妻・葵の上。
押しに弱い藤壺。小悪魔的魅力の夕顔。
恋一途、ついには生霊と化してしまう六条御息所。
学校が教えない源氏物語、中谷さんから教わりました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏194

【データ版】月ナカ194 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ194 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★月ナカ194――7つの学び

○「源氏物語は、少女マンガの原点。」(中谷彰宏)

「源氏物語の読者は女性。少女マンガの原点。 平安貴族にかしずく宮廷の女性たちが読者層。 ゴシップをフィクションに仕立て上げた物語は、 お女中さんたちのオカズだった。」と中谷さん。 いつの時代もセレブのゴシップは、女性の楽しみ。 紫式部が描いた平安絵巻は、いまで言えばSNS。 宮廷の女性たちの日常に潤いを与えていたのですね。

○「源氏物語は、3つのシーズンに分かれている。」(中谷彰宏)

「源氏物語は、3つのシーズンに分かれている。
シーズン1は、光源氏の青年時代。光源氏の絶頂期。」
亡き母の面影のある継母・藤壺。正妻・葵の上。
空蝉、夕顔、六条御息所、紫の上、朧月夜、明石の君。
一時は、政争に破れ都落ちすることがありながらも、
光源氏の栄華は絶頂を極めて、シーズン1は幕間。
でも、ここからが源氏物語の本領発揮。
光源氏の人生に味わいと深みが増してゆきます。

○「光源氏は、狂言回し。」(中谷彰宏)

正妻・紫の上が亡くなると、光源氏の人生に陰りが。
つぎに正妻として迎えたのが女三の宮。
彼女は、柏木という青年と密通し、子供を宿すことに。
この事件を通じて、光源氏は自分の過ちを省みるようになります。
過ちとは、継母・藤壺との密通して、子をなしたこと。
「サレた側の気持ちがわかることで、精神的に成長していく。
光源氏は、じっさいは狂言回しだった。」と中谷さん。
多種多様な女心が、源氏物語の「主人公」だったのですね。

○「少年マンガは友情、努力、勝利。」(中谷彰宏)

「少年マンガは友情、努力、勝利を描く。
少女マンガは「努力」ではなく「運」を描く。
王子様がシンデレラを見出したように、
宗像コーチが、岡ひろみを見出した。」と中谷さん。
帝に見初められて、一躍セレブになる平安女御もいました。
家柄が低くても、運次第で人生は拓かれる。
源氏物語の魅力は、平安ドリームにあるのですね。

○「恋一途の人が、怨霊になる。」(中谷彰宏)

気位の高い六条御息所から、気持ちが冷め始めた光源氏は、
癒し系の夕顔へ足繁く通うようになります。
やがて訪れた夕顔の死は、六条御息所の生霊を思わせます。
さらには、懐妊した正妻・葵の上にも生霊として取り憑く。
「大好きさが、怨霊になっていく。生霊となって取り憑く。
恋愛一途の人が、怨霊になる。嫉妬深い女に突然変わる。
思い詰めたヤンデレタイプ、それが六条御息所。」と中谷さん。
一途の人には一途、これが人間関係の原則なのですね。

○「ふられた体験で、耐性をつけていこう。」(中谷彰宏)

光源氏になびかなかった唯一の女性、それが朝顔でした。
「一言、憎しなども、人づてならでのたまわせんを、
思い絶ゆるふしにもせん」とは、光源氏のつらい胸の内。
一言「嫌い」と直接言ってもらえたら、諦められるのに。
「恋愛は、失敗を通じて、学習していく。向上心のきっかけ。
ふられた体験で、耐性をつけていこう。」と中谷さん。
ふれら体験は経験値。恥じるものではないのですね。

○「光源氏は、チェンジしなかった。」(中谷彰宏)

「この時代の女性は、顔を見られることを恥とした。
ちぎった翌朝、顔を見てびっくり、ということもあった。
だけど、光源氏は、チェンジしなかった。
声、歌、字、香り、髪、そして床上手。
光源氏は、教養を見て恋愛をした。」と中谷さん。
恋愛は、ルックスではなく、相手の人間性全体。
光源氏のモテは、そんな人間観に裏打ちされているのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

「ファースト映画」では味わえない。

中谷流「ファーストキス」映画術。

別冊・中谷彰宏194「毎回、ファーストキスをしよう。」――『超高速!参勤交代 リターンズ』『50回目のファーストキス』

「途中から観てもいい。筋は関係ない。」と中谷さん。
これは「映画の別ナカ」の一貫したメッセージです。
でも正直なところ、最初は、その真意がわかりませんでした。
映画はストーリー。そういう先入観が抜けなかったからです。
でも、いまではすっかり認識を改めました。
映画の見所は「表現」。映画とドラマの違いはここです。
丹精し尽くしたセリフの数々。技巧を凝らした映像の数々。
映画は、ワンシーン、ワンシーンの集大成なのです。
「表現」を味わうための鑑賞作法、中谷さんから教わりました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏194

【データ版】別ナカ194 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ194 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★別ナカ194―7つの学び

○「情報は、早送りで観ていい。」(中谷彰宏)

タイパ――タイムパフォーマンスを重視する風潮。
倍速で観る「ファスト映画」が取り沙汰されています。
「早見している人は「情報」を得ている。
情報は、早送りで観てもかまわない。
でも、表現を味わうには、早見はできない。」と中谷さん。
情報として向き合う映像と表現として向き合う映像。
今回のテーマは「世界観を味わおう」です。

○「筋がわからないから、より表現を味わえる。」(中谷彰宏)

「最初から観なければならないのは、情報。
途中から観ても「表現」は味わえる。
むしろ筋がわからないほうが、より表現が味わえる。
ゴダールは、映画館をはしごする。」と中谷さん。
映画の醍醐味は「表現」にある。これは斬新な切り口。
何を言うかよりも、どんなふうに言うか。
中谷さんのセリフ好きも、ここに理由があるのでしょうね。

○「日本のドラマツルギーは、組織のしがらみ。」(中谷彰宏)

1本目の映画は「超高速!参勤交代 リターンズ」。
「この映画は、時代劇を新たにした。
日本のドラマツルギーは、組織のしがらみ。
主人公は、義理と人情の間で挟まれる。」と中谷さん。
お殿様とはいっても、幕府の顔色を伺いながら胡麻をすり、
一方で、民の支持に一喜一憂する中小企業の経営者。
行動力と工夫で生き延びる組織のあるじの物語です。

○「裏をかかれる快感が、映画の醍醐味。」(中谷彰宏)

ラーメンは味、映画はストーリー――この認識は、
ひょっとしたら表層的なものかもしれません。
「ラーメンは、味ではなく世界観。異文化との交流。
ご主人の生き様や人生哲学、そして世界観にふれる。
世界観で裏をかかれる。その快感が、映画の醍醐味。
面白いかどうかは、世界観次第。」と中谷さん。
世界観を味わうために不可欠なのは、自分の世界観。
すべての学びは、自分の世界観に通じるのですね。

○「僕のインスタグラムは、写真大喜利。」(中谷彰宏)

中谷さんのインスタグラム、ご覧になりましたか?
「ふつう、自分でやらないらしいんだけど、僕は自分でやりたい。
写真を選んで、1日20本くらいコピーを書く。
僕の世界観は、写真のアングルにも現れている。
大喜利をやるように裏返していきたい。」と中谷さん。
投稿が多すぎて「もうやめてください」と警告があったとか笑
インスタを通じて、中谷さんの世界観にふれましょう。

○「出会いは、感じのよさ次第。」(中谷彰宏)

「超高速!参勤交代」、中谷さんの印象に残ったセリフ、
それは、幕府の実力者の「しょせん人間は生まれよ」。
それに対して、殿様は「違うなあ。誰に出会ったかだなあ」。
「出会いは、受け身ではない。会いに行く。
出会うためには、教養、服装や身なりは大切。
出会えるかどうかは、感じのよさ。」と中谷さん。
おしゃれは、出会いのための前段階だったのですね。

○「モテる男は、手を抜かない。」(中谷彰宏)

2本目の映画は「50回目のファーストキス」。
事故による記憶障害のため、記憶が1日で消え去るルーシー。
彼女に恋をしたヘンリーは、毎日「ナンパ」に精を出します。
彼女の現れるダイナーで、絵を書いたり、ぼろぼろ泣いたり、
エンストや強盗に遭ったように偽装したりと、あの手この手。
「モテる男は、手を抜かない。」と中谷さん。
彼の一途な思いと行動力は、次第に状況を変えていきます。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美