月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活191パック

3月8日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏191

「雷に打たれるような恋をしよう。」

――『江戸川乱歩』『瀬戸内寂聴』

〇別冊・中谷彰宏191

「すべての映画は、青春映画だ。」

――『広島ヤクザ戦争』

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月ナカ生活191パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


転職がダメなら、出家しよう。

いくつもの人生を生き切る、

中谷流「無我夢中」人生術。

月刊・中谷彰宏191「雷に打たれるような恋をしよう。」――『江戸川乱歩』『瀬戸内寂聴』

同時代においては、キワモノ扱いされた2人の作家。
1人は、江戸川乱歩。もう1人は、瀬戸内寂聴。
2人に共通していること、それは「無我夢中」。
推理小説マニアの乱歩は、古今東西の文献を研究。
やがて「空白地帯」があることを発見しました。
それを埋めるのが使命とばかりに執筆に邁進しました。
瀬戸内寂聴は夫の教え子との不倫。そして子を残しての離婚。
その後も三角関係。さらには妻子ある井上光晴との恋愛。
「傷口から流れ出た血で小説を書く。」と中谷さん。
無我夢中に生きるための心構え、中谷さんに伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏191

【データ版】月ナカ191 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ191 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★月ナカ191――7つの学び

○「好奇心はスタート。探究心で掘り続ける。」(中谷彰宏)

江戸川乱歩といえば、日本推理小説の先駆者。
怪人二十面相シリーズをはじめ、数々の名作を残しました。
「江戸川乱歩は、オタク。古今東西の推理小説を調べた。
すると、空白地帯を発見した。それを埋めるために書いた。
感じのいいオタクは、押しつけがない。自分で行動する。
好奇心はスタート。そこから探究心で掘り続ける。」
オタク的探究心は、継続の原動力なのですね。

○「江戸川乱歩自身が、怪人二十面相だった。」(中谷彰宏)

乱歩の作家人生は恵まれたものではありませんでした。
芸術的品位のない通俗小説として扱われるばかり。
でも乱歩は根気強く、探究し続けました。
「好きな仕事を探すのではなく、今の仕事を好きになる。
江戸川乱歩は、転職15回、引っ越し32回。
ラーメン屋台を引いたこともあった。まさに怪人二十面相。」
私たちも「二十面相」で、粘り強く探究し続けたいですね。

○「乱歩文学は世界観。トリックでも、筋でもない。」(中谷彰宏)

「明智小五郎は洋行帰りのバタ臭い紳士。高等遊民。
シャーロック・ホームズはアスペ。シンキングマシーン。
明智小五郎は感情を持っている。愛を感じる。」と中谷さん。
怪奇、幻想、エログロ――乱歩作品の独特の世界。
「乱歩文学は世界観。トリックでも、筋でもない。」
筋を大掴みできればいいと、早見する方が増えていますが、
世界観を味わうには、やはり「1倍速」ですね。

○「読者は、創作の一部を担っている。」(中谷彰宏)

江戸川乱歩文学を引き継いだのが松本清張。
「松本清張は、サラリーマンの悲劇を描いた。
誰が小説をつくるのか、それは作者、登場人物、そして読者。
読者がストーリーを展開し、作者が水をかけることもある。
読者は、創作の一部を担っている。」と中谷さん。
作品を前に、読者が自分の想像や妄想を膨らませてゆく。
これが、芸術を前にしたときの礼儀なのですね。

○「芸術というものは、ゾッとしないとダメ。」(中谷彰宏)

もう一人の「怪人」、それは瀬戸内寂聴。
9歳でモーパッサンやトルストイにはまり、20歳で結婚。
26歳で、4歳の娘を置いて、夫の教え子と駆け落ち。
35歳でデビューするも、評価ははかばかしくなく…
その後、複雑な恋愛関係を送りつつも、
しだいに作家として認められるようになりました。
44歳のときに、「全身小説家」井上光晴と恋愛。
「芸術というものは、ゾッとしないとダメ。」と中谷さん。
寂聴さんの人生は、まさに芸術そのものですね。

○「恋愛することが、人生で一番成長できる。」(中谷彰宏)

井上光晴が「全身小説家」なら、寂聴さんは「全身恋愛家」。
井上に対する未練に耐えられないという理由で出家。
「キモいと言われることに、慣れることで強くなる。
傷口から流れ出た血で小説を書く。書いて乗り越える。
恋愛することが、人生で一番成長できる。」と中谷さん。
恋愛には、傷つくことはつきもの。
それでも恋愛する人が、成長し続けるのですね。

○「違う切り口。同じ切り口では、慰め。」(中谷彰宏)

瀬戸内寂聴さんの人生相談は、評判をよびました。
「尼さんになりたい人には「おやめさい。儲からないから(笑)」
ヤク中の夫と別れられないと悩む女性には、一緒にいてください。
一人ひとり、違う切り口。同じ切り口では、慰め。」と中谷さん。
思いがけない切り口が示されると、こわばった心がほぐれます。
問題解決ではなく、相手のこわばった心をほぐす。
これが、恋愛修行から得た、寂聴さんの物腰なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

「舞台裏」のほうが勉強になる?

中谷さん出演映画解説、第2弾。

別冊・中谷彰宏191「すべての映画は、青春映画だ。」――『広島ヤクザ戦争』

映画製作においては、段取りはとても大事。
でも、それ以上に、現場の熱気のほうが大切です。
相次ぐ想定外、不具合、そしてハプニング――
これらに対して、臨機応変に対応していけるかが勝負です。
あえて予定調和を崩すことで、ピークをもたらす超段取り。
あえてNGを出すことで、現場を和やかにする気遣い。
意欲に水を差さないよう、高次の気配りと配慮。
緊張感と余裕を生み出す現場力、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏191

【データ版】別ナカ191 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ191 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★別ナカ191―7つの学び

○「ヤクザ映画は、サラリーマン映画。」(中谷彰宏)

今回取り上げるのは「広島ヤクザ戦争」です。
中谷さんが扮するのは江田省三組長。ヤクザの親分です。
「ヤクザ映画は、ほとんどが会議シーン。
組織のしがらみで追い詰められて、みんなでどうするか考える。
僕は組長役だけど、親分というより、中間管理職。
組織人の悲哀を描いたから、サラリーマンに受けた。」
中谷さんの「中間管理職」演技、ぜひご覧ください。

○「超面白いは、却下。採用のときはボツの顔。」(中谷彰宏)

制作現場の裏話は、とても勉強になります。
辻監督はアイディアを受けつけてくれる方。
中谷さんも、たびたび提案したそうです。
「手を叩きながら「超面白い。今度やろう!」これは却下。
採用のときは顔が怖い。頭の中でカチンとつながった。」
多くの人たちが関係する、緊張感たっぷりの撮影現場。
人間関係で軋轢を生まないためには、細心の気配り。
プロフェッショナルたちの「現場」は、学びの宝庫です。

○「ヤクザ映画は、青春群像。」(中谷彰宏)

「これまで義理とか人情と言って美化されてきた極道社会だが、
実際は、拝金主義と暴力、裏切り、虚勢に満ちていたと暴いた」
原作のブックレビューに、このようなものがありました。
「ヤクザ映画は青春群像。登場人物もみんな若かった。
この映画も、青春ドラマとして撮っている。」と中谷さん。
欲望に向けて無我夢中の若者たちの物語。社会性はともかく、
そのエネルギーは、戦後日本ならではのものですね。

○「やり直しの顔が、リアル。」(中谷彰宏)

中谷「組長」が、後部座席で射撃されるシーン。
「窓ガラスを内側から、助監督がパチンコで撃ち抜く。
一発勝負。顔に当たるなよと祈りながら、バシン。音がすごい。
ところが血糊が出てこない。チューブが長すぎた。
(え、どうしたの?)その表情が妙にリアル。」と中谷さん。
ガラスの破片が髪に入り込んで、1週間後も出てきたとか。
中谷さん体当たりの演技、ぜひご覧ください。

○「エロ話をすれば、真剣な場面になる。」(中谷彰宏)

「緊迫感あふれる会議シーンで、いきなりふられて、
渡辺裕之さんがエロ話を始めた。
周りは笑っちゃいけない。笑いを噛み殺している。
延々と続くので、どうなるんだと手に汗握って。
編集観たら、すごく真剣な会議になっていた。
エロ話しているとは、絶対わからない。」と中谷さん。
多才で、努力家で、優しさあふれる渡辺裕之さん。
本作で、偲んでみませんか。

○「豪華なホテルも、質素なホテルも、すぐ馴染む。」(中谷彰宏)

「ムーンアフェア」は、SFホラー作品。
時間が逆戻りしていく村の夫婦の物語です。
ロケは、12月末の奥多摩。寒さとのたたかいでした。
「寒かったなあ。ホテルも寒かった。
暖房が効かなくて、お風呂も12時までとなっていて。
でも僕は、どんなホテルでも一泊で馴染む。
快適な巣作りができる。」と中谷さん。
多様なホテルに順応する心構えを、中谷さんから学びましょう。

○「予定調和を壊す。ジャズ的に外す。」(中谷彰宏)

「禁断の扉」では、不倫相手役の中谷さん。
「ドアの入り方でわかる。来なれている。
ワクワクしていない。ぶらっと返ってくる。日常感。
歯磨きも、僕だけ電動。ちぐはぐ感がリアル。
ベッドシーンでは、こまかい指示はない。自由演技。
予定調和を壊す。ジャズ的に外す。」と中谷さん。
リアル感の大敵は、予定調和なのですね。

○「ベテランは、それほどセリフを覚えてこない。」(中谷彰宏)

「新人さんは、まじめにセリフを覚えてくる。
でもベテランは、それほどセリフを覚えてこない。
現場にあわせて対応が効くようにしているから。
崩すことで、上手に緊張感を醸し出す。
それでいて、意図的にNGを出して、周囲をなごませる。
ピークがそこに来るようにしている。
だから、仕上がりは完璧になる。」と中谷さん。
ベテランの仕事は、バッファになることなのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美