月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活189パック

1月4日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏189

「銀座は、人を大人に育てる。」

――『銀座の粋人』

〇別冊・中谷彰宏189

「一目惚れを、信じよう。」

――『変態仮面』『ツナグ』

〇欲しい月ナカ・別ナカをもう1本

※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。

〇学習チェックテスト

(300円分のポイントバック付き)

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月ナカ生活189パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


じつは銀座は「商店街」だった。

銀座に学ぶ、中谷流「粋人」作法。

月刊・中谷彰宏189「銀座は、人を大人に育てる。」――銀座の粋人

銀座「月光荘画材店」の創業者・橋本兵藏。
大正時代、東京に出てきて、書生をしていました。
向かいの家の与謝野鉄幹・晶子夫妻に可愛がられて、
出入りするうちに、洋画家たちの嘆きが耳に入ります。
「フランス製の絵の具が手に入らない……」
兵藏は、この人達のために画材屋をやろうと決意。
「銀座は、日本文化の入り口。大人の入り口。
入り口を間違えると、終わり。」と中谷さん。
大人への入り口、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏189

【データ版】月ナカ189 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ189 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★月ナカ189――7つの学び

○「銀座のお店には、あるじがいる。」(中谷彰宏)

「銀座の店には、あるじがいる。旦那がいる。
大旦那がいる。「父です」と出てくるのが銀座。
書き入れ時の日曜日でも、家庭のために店を閉める。
顧客満足ではなく、従業員含めての家族満足を最優先。
人に会いに行くのが銀座という街。」と中谷さん。
そう、銀座は「商店街」だったのです。
全国の商店街が「○○銀座」と名乗っているのも、
じつは、このあたりが理由なのかもしれませんね。

○「銀座は、ぶらっと行く街。これが銀ブラ。」(中谷彰宏)

銀座は「商店街」。これは、驚きの指摘です。
「チェーン展開しない。ポイントカードもない。
入れるかわからない、開いているかもわからない。
ちょっと立ち寄って、近況報告や昔語りをして帰る。
銀座は予約して行く街じゃない。ぶらっと行く。
これが本来の銀ブラ。アポなしが基本。」と中谷さん。
「銀座」を楽しむために、常連になることですね。

○「常連さんは、流す店を持っている。」(中谷彰宏)

「予約してくる人は、長居する。写真を撮るから。
常連さんは、長居しない。混んでいたら、またにする。
常連さんは、流す店を持っている。」と中谷さん。
流す店があるというのは、地元の人ならではのもの。
銀座に行くか、銀座に暮らすかで、行動は違ってきます。
銀座の住人としてのマナーを身につけたいですね。

○「銀座には、空がある。」(中谷彰宏)

「銀座には、空がある。空がなくなると、街は死ぬ。
空中権を、銀座の粋人たちは売らなかった。」
このくだりで印象的だったのは、世代を超えた教え。
銀座「煉瓦亭」4代目の木田浩一朗さんは、
商売をお祖父様から教わったということです。
創業者の曾祖父さんは、上野の万国博覧会を見たときに、
西洋料理に開眼。さらに「これからは銀座だ」と確信。
こうした代々の物語も、銀座ならではの味わいですね。

○「銀座の職人は、サービスマン。」

シベリアに抑留された、銀座ボーグの当時のご主人。
職業を尋ねられ、帽子職人ではなく散髪屋と答えました。
「機転が利くし、職人だから器用にやってしまう。
早く帰国するために、赤化されたふりもした。
職人は頑固というけれど、銀座は違う。サービスマン。
ブレがないから、融通がきく。」と中谷さん。
職人技とサービス精神が融合したのが「銀座」なのですね。

○「会話力のある人は、タメ口。」(中谷彰宏)

「ライターにしても、タクシーの運転手さんにしても、
技術より会話。会話力のある人は、タメ口。
いきなり懐に入る。へたにまねすると、失礼になる。
お客様ではなく家族として遇するのが、銀座。」と中谷さん。
接待の真髄、それは家族待遇。
銀座での接待を通じて体得すべきは、家族待遇なのですね。

○「銀座は、大人の世界への入り口。」(中谷彰宏)

「たとえば、月光荘でポストカードを買うとする。
僕は、比較しない。最初に目についたものを手に取る。
入れ替えたものには、邪念が入っている。
覚悟、美意識、価値軸が問われている。」と中谷さん。
ちなみに、橋本兵臧は、与謝野晶子から、
「画材屋はおやめなさい。婦人下着をおやりなさい」
とたしなめられたそうです。でも、直感に従いました。
晶子の洞察も素晴らしいですが、兵藏の確信もすごい。
銀座にまつわる麗しいエピソードですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

愛されるより、愛する力。

斜め上からの愛を捧げる、

中谷流「変態」成熟作法。

別冊・中谷彰宏189「一目惚れを、信じよう。」――『変態仮面』『ツナグ』

「愛される・愛する」では「愛される」ほうが得。
そんな損得勘定している方はいませんか。
「愛の力とは、愛される力ではない。愛する力。
愛されるは、苦しくない。脇役。
愛するほうが自由がある。」と中谷さん。
愛する人のために、心ならずもパンティをかぶる男。
愛する人のために、何年も待ち続けた男。
愛される人よりも、愛する人を目指したい。
人間的に成熟する方法、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏189

【データ版】別ナカ189 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ189 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★別ナカ189――7つの学び

○「変態でなければ、人間としてつまらない。」(中谷彰宏)

1本目の映画は「HK/変態仮面」です。
パンティをかぶると、無双状態になる主人公。
「愛子ちゃん、どうか俺の戦う姿を見ないで欲しい」
「俺は正義の味方だが どうやら正義は俺の味方ではないらしい」
愛する女性のために戦う変態仮面の悲痛と滑稽。
「変態でなければ、人間としてつまらない。」と中谷さん。
「かっこよさ」を極めれば、変態に到達するのですね。

○「セリフで、キャラが生まれる。」(中谷彰宏)

「好きなことを、偶然でするな」は、
「気合を入れて打ち込め」という比喩。
「ムチで叩かないで」は「叩いて」という願望。
「僕はただの変態じゃない。正義の変態だ」は、
自己の変態性に対するプライドの表れ。
「映画は、キャラ。セリフで、キャラが生まれる。」
筋よりもセリフ。中谷さんの真意がここに表れていますね。

○「どうせダメなら、やってみよう。」(中谷彰宏)

どうせダメだから、やらない。これが常識人。
でも、変態は違います。変態は、
「もうだめだ。どうせだめなら、やってみる」
「ここで諦めたら、ただの変態になってしまう」
「変態仮面の言葉は、背中を押してくれる。」と中谷さん。
変態仮面という悲痛なヒーローの独白から、
ピンチへの立ち向かい方を学ぶことができますね。

○「変態は、独自の価値基準を持っている。」(中谷彰宏)

「変態は、ストイック。本能ではなく、美意識。
使用価値ではない、独自の価値基準を持っている。
変態か変態でないかではなく、どんな変態か。
立派な変態か。どこに出しても恥ずかしくない変態か。
ストイックな変態かと自問する。」と中谷さん。
世間の厳しい風当たりを受けながら、おのれの道をゆく。
変態こそ、パーフェクトヒューマンなのかもしれません。

○「大事なのは、どういう気持ちから出た行動か。」(中谷彰宏)

2本目の映画は、直木賞作家・辻村深月原作の「ツナグ」です。
松坂桃李扮する主人公・歩美は、高校2年生。
祖母のアイ子から、「ツナグ」の継承者として指名されます。
ツナグとは、生者と死者の橋渡しをする使者。
「大事なのは、どういう気持から出た行動か。」と中谷さん。
さまざまな「行動」の背後に伏せられた心の動き。
死者との語らいから、初めて見えてくる世界もあるのです。

○「愛されるのは、苦しくない。脇役。」(中谷彰宏)

突然、目の前からいなくなって早7年。
婚約者は、どこへ行ってしまったのだろうかと煩悶する男。
「愛の力とは、愛される力ではない。愛する力。
愛されるは、苦しくない。脇役。
愛するほうが自由がある。」と中谷さん。
愛されるほうが「お得」と考える人もいますが、
それは他人任せの人生。愛する人生を選びたいですね。

○「ストーリーが面白いと、心が離れていく。」(中谷彰宏)

映画「ツナグ」、いい意味で、抑揚の少ない静かな作品でした。
「盛り上げない。どんでん返しがない。ひねらない。
ただ、淡々と積み重ねるだけ。描写されるのは、心。
小津安二郎映画にも通じる、日本の省く文化。
ストーリーが面白いと、逆に、心が離れていく。」
ハリウッド映画と対極をなす、日本の伝統的な映像文化。
日本人の精神文化を「ツナグ」で再認識したいですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美