月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活184パック

8月3日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏184

「ブランドは、物語から生れる。」

――『桃太郎ののぼり』と『氷の旗』

〇別冊・中谷彰宏184

「ロマンティックを、共有しよう。」

――『トゥルー・ロマンス』『クール・ランニング』

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月ナカ生活184パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


「のぼり」の影に、チャンスあり。

明治の起業家に学ぶ、七転八倒精神。

月刊・中谷彰宏184「ブランドは、物語から生れる。」――『桃太郎ののぼり』と『氷の旗』

まもなく1万円札の肖像としてお目見えする渋沢栄一。
彼の活躍した明治時代は、起業の時代でした。
渋沢自身、500もの会社を立ち上げたと言われていますが、
全国各地で「小渋沢」が名乗りをあげていました。
「きび団子」が全国区になったのも、じつは、この時代。
おなじみの桃太郎の装束で、駅頭に立った事業家がいました。
幕末、開国によって大量に流入した外国人と西洋医療。
そこにチャンスを見出した男は「氷商売」に乗り出しました。
低落が叫ばれる日本ですが、低落も時代の変わり目。
変化の時代にチャンスを掴む方法、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏184

【データ版】月ナカ184 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ184 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「桃太郎のモデルは、吉備津彦命。」(中谷彰宏)

今回の月ナカは、「桃太郎」から歴史を読み解きます。
「桃太郎の持っている幟、ここには日本一と書いてある。
でも、桃太郎の昔話の時代に「日本」という概念はなかった。
鬼は、ウラという製鉄技術を持った渡来人。
金棒は、鉄の象徴。当時の最新兵器だった。
ウラを倒したのが、吉備津彦命。これが桃太郎のモデル。」
「歴史」としての桃太郎に、何が見えてくるのでしょうか。

○「茶人は、マルチクリエイターだった。」(中谷彰宏)

きび団子は当初、四角い形をした、かき餅だったそうです。
それが今日のきび団子になるまでには、物語がありました。
「岡山藩の重臣に伊木三猿斎という茶人がいて、
彼が『せっかくだから、黍を入れたら』と提案した。
さらに、他の茶人たちも『丸いのが面白いんじゃない』。
茶人たちが意見を出し合って、今のきび団子になった。
茶人は、マルチクリエイター。」と中谷さん。
茶人の発想力が、名物を生み出したのですね。

○「桃太郎の装束は、きび団子屋のコスプレだった。」(中谷彰宏)

日の本にふたつとあらぬ吉備団子 むべあじわいに名をえしや是
明治天皇の御製で、お墨付きを得たきび団子は、
日清・日露戦争を通じて全国的に有名になりました。
広島に復員した兵隊たちを待ち受けたのは「桃太郎」。
きび団子の廣榮堂の主人・武田浅次郎は、
桃太郎の装束で出迎えました。背には、あの幟。
そう、桃太郎のビジュアルは、ここに誕生したのです。
「武田浅次郎は、一人電通だった。」と中谷さん。
才覚ある人の行動力が、歴史をつくるのですね。

○「日持ちしないほうが、価値がある。」(中谷彰宏)

保存技術の向上は、人々の食生活を豊かにしてきました。
その一方で、賞味期限を短くしておくのもサービス。
「昔は、日持ちするというのが、よいとされていた。
でも、今は日持ちしないほうが、価値がある。」と中谷さん。
伊勢参拝のお土産の定番・赤福の賞味期限は2~3日です。
だから、お土産にもらったら、すぐ食べます。
だから、お土産をもらったという感動も鮮明。
日持ちしないことで、感動が深まるのですね。

○「東海道五十三次には、氷の幟旗が現れない。」(中谷彰宏)

「かき氷の幟旗は、波に千鳥、そして青い波。
東海道五十三次には、この幟旗が出てこない。」と中谷さん。
続いて、中谷さんが興味を持ったのは、氷の幟旗。
「枕草子に、削り氷が出てくる。平安貴族は、氷を召し上がった。
江戸時代の加賀藩は、6月1日を氷の節句として、将軍に献上した。」
上流階級のものだった氷は、しだいに庶民へと広がっていきます。
後半は、起業家たちの奮闘努力の結晶・氷をめぐる物語です。

○「最初にアイスクリームを食べた日本人は、勝海舟と福沢諭吉。」(中谷彰宏)

幕末、鎖国が解かれ、欧米との交流が始まりました。
「日本で最初にアイスクリームを食べたのは、勝海舟と福沢諭吉。
咸臨丸が太平洋を横断して、アメリカに到達したときのこと。」
乳製品を日本人が食べるようになったこは、ちょうどこの時期。
江戸時代、人々は、牛肉を食べることはありませんでした。
商人・中川嘉兵衛は、駐日大使のオールコックのコックでした。
彼は大使から、これから牛鍋屋が流行ると勧められ、明治元年開業。
新しいビジネスのタネは、開国という大変革から生まれたのでした。

○「氷ビジネスは当初、ことごとく失敗した。」(中谷彰宏)

「医療には氷が必要。氷が儲かるよ」とお抱え外国人のヘボン。
持ちかけられた中川嘉兵衛は、さっそく氷ビジネスに参入。
「富士、諏訪、釜石、秋田 青森と天然氷を探して回ったけど、
ぜんぶ失敗。ようやく函館の五稜郭で有望な氷を発見した。
だけど、売れない。腹が冷えることを当時の人は嫌った。」
しかし、中川嘉兵衛創業の「横浜氷会社」は、いまのニチレイ。
氷起業家たちから、不撓不屈の精神を学びましょう。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

ロマンチックとは、めちゃくちゃなこと。

「獰猛な愛」で乗り切る、中谷流・突破力講座。

別冊・中谷彰宏184「ロマンティックを、共有しよう。」――『トゥルー・ロマンス』『クール・ランニング』

辞書を引いてみると、「ロマンチック」とは、
「現実の平凡さ・冷たさを離れ、甘美で、
空想的・情緒的または情熱的であるさま」とありました。
ちょっと意外でした。ロマンチックとは、
もっと秘めやかな風情だと思っていたからです。
出会った翌日に結婚。マフィアと警察に追われての逃避行。
雪に無縁のジャマイカ人が、ボブスレーで世界に挑む。
「ロマンチックとは、コテコテの恋愛ではない。
ロマンチックとは、めちゃくちゃなこと。」と中谷さん。
常識を打ち破る突破力、中谷さんから伺いました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏184

【データ版】別ナカ184 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ184 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

★別ナカ184――7つの学び

○「『トップガン』は、兵隊募集の宣伝映画だった。」(中谷彰宏)

「『トップガン』は、兵隊募集の宣伝映画だった。」と中谷さん。
トム・クルーズ主演の「トップガン」、なつかしいですね。
男性たちが熱狂して、MA1を着ていたのを思い出します(笑)
「トップガン」の監督はトニー・スコット。
今回ご紹介の映画「トゥルー・ロマンス」の監督でもあります。
そして脚本は、あのクエンティン・タランティーノ。
日本公開時のキャッチコピーが「獰猛な愛だけが生き残る」。
波乱含みの映画であることは、予測がつきますね。

○「タランティーノは、レンタルビデオ店で働いていた。」(中谷彰宏)

主人公は千葉真一のアクション映画の大ファン。
部屋にも、同じく千葉真一の映画ポスターが何枚も。
タランティーノが自分自身を投影させたキャラクターです。
「『こっち観た? これがそれより先』と貸してくれない。
タランティーノは、レンタルビデオ店で働いていた。」と中谷さん。
「好き」で響きあう、マニアックな世界。
「好き」を持っていることは、幸せなことですね。

○「面白さ優先。リアリティが消えていく。」(中谷彰宏)

クリスチャン・スレーター扮する主人公が、ある夜、女に出会う。
2人は恋に落ち、翌日、結婚。しかし、女はコールガールだった。
「タランティーノの映画では、殺し屋がめちゃくちゃ喋る。
対立する2人が、なぜか映画の議論になっていく。
リアリティがない。このわけのわからなさが、むしろ怖い。
リアリティが消えていく。面白さ優先。」と中谷さん。
デニス・ホッパー、ブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマン、
クリストファー・ウォーケンと大物俳優たちが共演。
「歌舞伎っぽい。」と、中谷さんが評するのもわかる気がします。

○「ロマンチックとは、めちゃくちゃなこと。」(中谷彰宏)

買えばいいところを、命がけで、アラバマちゃんの服を取りに行く。
出くわした元ヒモを射殺。それを聞いたアラバマちゃんは涙。
悲しんだと思ったら、「殺してきたなんて、超ロマンチック」。
さらに、手に入れた麻薬を売って、新婚生活を営もうと考える。
「ロマンチックとは、コテコテの恋愛ではない。
ロマンチックとは、めちゃくちゃなこと。」と中谷さん。
理解不能な二人だけの世界が、ロマンチックの本質なのですね。

○「日本映画は死ぬ、ハリウッド映画は生き残るエンディング。」(中谷彰宏)

マフィアと警察から追われた主人公は、まさに絶体絶命のピンチ。
エンディングで、主人公を死なせるのか、それとも生き残らせるのか。
脚本・タランティーノと監督・トニー・スコットは揉めました。
「タランティーノは死ぬ、トニー・スコットは生き残るを主張。
日本映画は死ぬ、ハリウッド映画は生き残るエンディング。
フランダースの犬も生き返る。これでタランティーノは降りた。
このあたりも、ロマンチックでしょ。」と中谷さん。
こんなドタバタも含めての「トゥルー・ロマンス」なのかもしれませんね。

○「油断して観たら、泣いてしまった。」(中谷彰宏)

2本目の映画は「クール・ランニング」。
ボブスレーで活躍したジャマイカチームが主人公。
カルガリーオリンピックで実際にあった物語です。
「選択肢がたくさんあると、選り好みしてしまう。
選り好みすると、意外な当たり映画には出会えない。
ノーガードで、油断して観た映画。だから、泣いてしまった。」
この言葉で、期待値を上げてしまったかもしれませんね(笑)

○「コメディと感動ものは紙一重。一生懸命楽しんでいる。」(中谷彰宏)

短距離走でオリンピックを目指したジャマイカのアスリート。
転倒に巻き込まれて、出場権を逸してしまいます。
これは、自分たちの未来が閉ざされたようなもの。
悲嘆に暮れた彼らを救ったのがボブスレーでした。
南国ジャマイカに、まったく根ざしていないボブスレー。
一人の男の登場で、にわかに現実味を帯びてきます。
「コメディと感動ものは紙一重。一生懸命楽しんでいる。
ぶっちぎりのビリでも棄権しない。最後まで、あきらめない。」
スポ根コメディの名作、ぜひ、ご覧くださいね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美