月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活172パック

8月4日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏172

「勉強は、テストに出ない所が面白い。」

――歴史を人物の物語で学ぶ勉強術。

〇別冊・中谷彰宏172

『ザ・ウォーク』『荒野の七人』

――『出会いから、物語が始まる。

〇欲しい月ナカ・別ナカをもう1本

※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。

〇学習チェックテスト

(300円分のポイントバック付き)

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月ナカ生活172パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


一夫多妻でも叩かれない。

主義主張が少ないから、敵がいない。

明治の元勲に学ぶ、中谷流「群像」処世術。

月刊・中谷彰宏172「勉強は、テストに出ない所が面白い。」――歴史を人物の物語で学ぶ勉強術

「歴史」というと暗記科目の代名詞。
興味のないことを覚えるほど、つらいことはありません。
でも、つらかったのは「テストに出る歴史」だったのです。
「勉強の面白さは、プロセスにある。
結果を知っているのに、スポーツニュースを見る。
これはプロセスを味わいたいから。
プロセスを味わうのが、歴史を学ぶということ。」
人物の物語を、映画を観るように味わい尽くす。
歴史を学ぶことの本質、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□歴史に苦手意識を持っている方。
□もともと歴史に興味を持っている方。
□明治時代の躍動感を吸収したい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏172

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ172 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ172 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「出来事ではなく、人間に歴史が存在する。」(中谷彰宏)

歴史学習というと、出来事の内容と年号の暗記。
でも、これでは歴史の醍醐味を味わうことができません。
「きっかけは、贔屓の人物ができること。
サッカーでもゴルフでも、宝塚でもジャニーズでも。
好きな人物ができれば、そこから興味が広がっていく。
歴史が存在するのではなく、人物が存在する。」と中谷さん。
人物伝の集積が歴史。歴史の見え方が変わってきますね。

○「伊藤博文は女好きではない。人助けが好きなだけ。」(中谷彰宏)

年配世代にとっては千円札の肖像画で馴染みのある伊藤博文。
明治維新に向けての倒幕活躍から始まり、その後は、
いわゆる明治憲法の制定や4度も内閣総理大臣をつとめるなど、
「明治」をつくった代表的政治家として知られています。
この伊藤、「女好き」としても有名でした。
「伊藤博文は思い切りがいい。吹っ切れている。
女性関係は盛んだったが、べつに女好きというわけではない。
好きな人助けの延長線上。」と中谷さん。
教科書では伺いしれない伊藤博文。歴史が広がりますね。

○「主義主張が少ない。だから、敵がいない。」(中谷彰宏)

「伊藤博文は、明治の元勲としては第2世代。
第1世代は、高杉晋作、西郷・大久保、木戸孝允。
彼らの次の世代だから、先輩たちのサポート役。
主義主張が少ない。だから敵がいない。
のらりくらりと老獪な政治家として活躍できた。」
伊藤は、ハルビン駅頭で狙撃され暗殺されます。
そんなときも「ほかに撃たれた者はいないか?」。
愛と情にあふれた伊藤博文、教科書では学べませんね。

○「婦人4人でも、叩かれなかった明治の元勲。」(中谷彰宏)

「最後の元老」西園寺公望。藤原氏の流れを引く貴族の末裔です。
西園寺家は代々、弁天様を「妻」とする変わった家柄。
そのため、生涯独身。正妻は持ちませんでしたが、
その一方で4人の夫人が存在するのが、この時代の面白さ。
「新橋芸者の小林菊子と中村ふさ。第三夫人は奉公人のはなちゃん。
四人目は女中頭。ファーストレディーとして西園寺総理と外遊した。
そんな西園寺公望だったけど、叩かれることはなかった。」
いい悪いは抜きにしても、不倫で社会的地位を失う現代と、
明治時代の雰囲気はあまりにも違って、驚くことばかりです。

○「ストレスは、庭で癒そう。」(中谷彰宏)

伊藤博文と同じ長州出身の政治家・山県有朋。
知名度は今ひとつですが、富国強兵の立役者といえます。
「山県有朋は女性には、それほど興味がなかった。
彼の情熱は、庭園に向いた。それもイギリス庭園。
日清日露という対外的な緊張がつづく時代、
山県は庭園に癒やしを求めた。」と中谷さん。
椿山荘も山県有朋の別荘の一つだとか。
人物と時代背景を知ることで、名園の見方も変わりますね。

○「明治時代の発展は、少人数即決が根底にあった。」(中谷彰宏)

「田辺朔郎」って誰? ウィキで来歴を調べてみると――
大久保敢斎より漢学を、福地源一郎より洋学を学ぶ。
その後、南部藩の共慣義塾で英語・数学・漢学を学ぶ。
横浜港でゴールデンエイジ号機関室で蒸気エンジンを見て、工学に開眼。
工学寮付属小学校から工部大学校に進み土木工学を専攻。
トークにもあったように琵琶湖疏水をはじめ、幾多の業績を残しています。
「明治時代の発展は、少人数即決が根底にあった。」と中谷さん。
「勉強家」が世の中を動かしていた時代だったのですね。

○「東京が都になったから、京都が発展した。」(中谷彰宏)

五木寛之さんが「京都はテクノロジーのまちだ」と書いていて、
びっくりしたことがありましたが、今回その背景がわかりました。
「東京が都になったから、京都が発展した。
天皇がいなくなってしまった。このままではつぶれてしまう。
なんとかせねばと、岡崎に水力発電所をつくった。
日本で初めて市電が走るようになった。」と中谷さん。
危機意識と進取性が、古き佳き京都を残したのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

仲間との仕事に価値がある。

動機は二の次。

中谷流・「共犯」仕事術。

別冊・中谷彰宏172『ザ・ウォーク』『荒野の七人』――出会いから、物語が始まる。

「ザ・ウォーク」と「荒野の七人」、ともに「仲間」がテーマです。
超高層ビルを綱渡りしようという仲間たち。
盗賊に荒らされる村を救おうと結束する仲間たち。
さぞや高尚な理念で結束しているものと思いきや……
「仲間との仕事にとって、動機は大事ではない。
動機が大事。志は、同じでなくてもいい。
正義感、ドキドキ、カネ、名誉――ばらばらでいい。」と中谷さん。
たいていのことは、1人でできてしまう時代。
だからこそ、「仲間」のありがたみが身にしみます。
仲間と大仕事する心構え、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□仲間との仕事を味わいたい方。
□仲間を集めたい方。
□「七人の侍」を観ていない方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏172

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ172 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ172 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「仲間がいなければ、現代アートは粗大ゴミ。」(中谷彰宏)

「仲間」がキーワードの映画を2本ご紹介いただきました。
1本は「ザ・ウォーク」、もう1本は「荒野の七人」です。
「難題を乗り越えていく時、仲間を集める。
熱心な男一人では、どうにもならない。
アートでも、作っただけでは粗大ゴミ。 
たった一人でいいから、面白いねが一人出たら、
その瞬間、現代アートになる。」と中谷さん。
一人でかなりのことができる時代、だからこそ、
「仲間」の大切さを痛感させられる映画でした。

○「共犯者を、集めよう。」(中谷彰宏)

ニューヨークのワールドトレードセンタービル。
このツインタワーで、綱渡りするのが主人公フィリップの野望。
でも、綱と自分だけあればできるはずもありません。
彼には「共犯者」が必要でした。
「へこたれない。何を言われても驚かない。
呼びかければ離れていく。ズバッと言い切ってしまう。
こうやって、共犯者を、集めよう。」と中谷さん。
恋人になったストリートミュージシャンのアニーから、
「公式カメラマン」ジャン・ルイ、そして7人の仲間。
仲間との絆も綱渡り。ツインタワーを渡れたのも、
仲間たちとの綱が切れなかったからだったのですね。

○「アーティストとは、アナーキスト。」(中谷彰宏)

「ザ・ウォーク」を語る中谷さん、白熱の描写です。
「イッツサイン。お告げ。思い込みがすごい。
誰もやらないよ、やらないから価値がある。
『お前、バカか。こんなこと、バカじゃないとできない』
アーティストとは、アナーキスト。」と中谷さん。
でも1人では、アーティストにもアナーキストにもなれない。
「仲間」がいてこそ、大きな仕事ができるのですね。

○「仲間との仕事にとって、動機は大事ではない。」(中谷彰宏)

「仲間」というと「志を同じくする人たちの集まり」。
そんなイメージがありますが、これについて中谷さんは、
「動機が大事。志は、同じでなくてもいい。
正義感、ドキドキ、カネ、名誉――ばらばらでいい。」
映画「荒野の七人」。七人のガンマンは村を守るために、
立ち上がりましたが、動機はてんでバラバラ。
でも一致団結して、仕事に向き合う。
動機は二の次、これがプロフェッショナリズムなのですね。

○「西部劇の本質は、武士道。」(中谷彰宏)

「戦いを前に、手に汗掻くことがあるか?」
そう問われたユル・ブリンナーは「毎回だよ」。
「毎回、緊張する。我々ガンマンは、ただ待つだけだ。
自分より強いやつに倒されるのを」とセリフ続きます。
「西部劇の会話は、面白い。西部劇の本質は、武士道。
宮本武蔵。バガボンドの世界。」と中谷さん。
技に酔わずに、冷静に自分を客観視する。
それがガンマンのダンディズムなのですね。

○「毎日ロバのように働く。それが勇気。」(中谷彰宏)

「父ちゃんたちはダメだ。いくじなしだ」と村の子供。
「親父さんたちは勇気がないんじゃないだ。
毎日ロバのように働く。それが勇気だ。」と諭すガンマン。
村の長老曰く「畑では、毎日がたたかいだ」。
ガンマンのような「強さ」はありませんが、
農民たちには「勁さ」があるというメッセージ。
日々コツコツと働く人たちの「つよさ」に学びましょう。

○「『荒野の七人』を観てから、『七人の侍』を観よう。」(中谷彰宏)

「荒野の七人」のモデルとなっているのが「七人の侍」。
言わずとしれた巨匠・黒澤明監督の代表作です。
この作品で描かれるのも、臆病だが、したたかな農民。
「農民は臆病で、怖いものだというリアリズム。
黒澤監督は、農民に対して愛と厳しさがある。
『荒野の七人』を先に観るほうが、
『七人の侍』の日本的深みに出会える。」と中谷さん。
この機会に、日本を代表する名作も観てみませんか。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美