月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活169パック

5月5日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏169

『乙女の祈り&エルガー&リスト』

――天才は、基本を愛する。

〇別冊・中谷彰宏169

『ノック・ノック&007&ブリッジ・オブ・スパイ』

――言葉の力は、受け取る人の力で決まる。

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(300円分のポイントバック付き)

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月ナカ生活169パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


「実力」よりも、おしゃれな会話。

実力世界を勝ち抜く、中谷流サロン会話術。

月刊・中谷彰宏169『乙女の祈り&エルガー&リスト』――天才は、基本を愛する。

いい作品をつくれば、おのずと評価される。
芸術家とは、その芸術性が高く評価された人。
これらは、意外と知られていない誤解かもしれません。
超絶技巧のフランツ・リストも、会話でのし上がりました。
ベルリオーズ、メンデルスゾーン、ショパン、
シューマン、そしてワーグナー。
彼らは「社交界」で認められて、世に出た人たちです。
社交界を勝ち抜くためには、なによりも「会話」。
いかなる世界でも、有力者に愛されなければ芽は出ません。
才能を支援されるための会話術、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□19世紀の社交界について学びたい方。
□会話力に自信のない方。
□才能の活かし方がわからない方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏169

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ169 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ169 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「『乙女の祈り』の乙女とは、聖母マリア様。」(中谷彰宏)

ピアノを習い始めたときの定番、それは「乙女の祈り」。
「そもそも、乙女って誰のこと? それは、聖母マリア様。
では、この曲を書いた人って、誰なのか知ってる?」
テクラ・バダジェフスカは、知られざる音楽の革命家。
貴族の嗜みだったピアノを、ブルジョワに広めた立役者です。
正規の教育を受けていないので、アカデミー界からは無視。
みずから手売り、未婚のまま五人の子供を育てた根性の女性。
「乙女の祈り」は、根性の女性バダジェフスカの祈りなのです。

○「イギリスの第二国家は『威風堂々』。」(中谷彰宏)

誰でも一度は耳にしていることでしょう、「威風堂々」。
作曲者は、エドワード・エルガー。イギリスの作曲家です。
「『威風堂々』は、イギリスの第二国家。
聴いた途端、エリザベス女王がお出ましになるよね。
あげまんアリスがエルガーの才能を見い出して、売り出した。
天才の面倒をみるのが、あげまんの本懐。」と中谷さん。
才能に惚れ込み、愛せるのがあげまんなのですね。

○「サロンで売れるには、おしゃれな会話が必要。」(中谷彰宏)

ネットはもちろん、CDもない時代、芸術家の勝負の場はサロン。
サロンで人気を博した人だけが、芸術家として活躍できました。
「イサム・ノグチも、師匠から中身がないと言われて発奮した。
知性、教養、頭の回転、観察力、直感力、そして胆力。
サロニエールに愛されるためには言葉。おしゃれな会話。」
貴族社会のネットワークに、いかにして入り込むか。
芸術家に求められたのは、コミュニケーション能力だったのですね。

○「リストから、コマーシャリズムアートは始まった。」(中谷彰宏)

19世紀のパリ社交界。ショパンと人気を二分したのがフランツ・リスト。
代表作「ハンガリー狂詩曲」は、一度は耳にしたことがあるでしょう。
「ピアノの魔術師」と呼ばれたリスト、かなりのイケメンでもありました。
「20歳のとき、15歳年上の公爵夫人と不倫のスキャンダル。
でも当時は、離婚はだめだけど、不倫は許されていた。
これで炎上して、リストは、ますます売れた。カリスマの誕生。
コマーシャリズムアートは、リストから始まった。」と中谷さん。
道ならぬ恋を芸術に昇華させたリスト。さすがというほかありませんね。

○「モーツァルトは神童だったが、不遇だった。」(中谷彰宏)

リストの時代、音楽をめぐる世界も激変しました。
それまで自分を高めるための修養だった音楽が、
ブルジョワのエンターテインメントになったのです。
「モーツァルトは神童だったが、不遇だった。
モーツァルトの時代、音楽家の地位は、とても低かった。
これをリストが変えた。彼は28歳から36歳にかけて、
260都市1000回のツアーを実施した。」と中谷さん。
リストが「ピアニスト」を発明したのです。

○「才能は、かたまって現れる。」(中谷彰宏)

「1803年にエクトル・ベルリオーズ。09年、メンデルスゾーン。
10年には、ショパンとロベルト・シューマン。11年にリスト。
そして1813年には、リヒャルト・ワーグナー。
才能は、かたまって現れる。才能同士が刺激し合う。
そこには、市場もできる。」と中谷さん。
リストと対比されるショパン。2人はじつは仲良しで、
「自分の曲はこう弾くんだ」とリストから学んだともいいます。
天才たちの麗しいエピソードですね。

○「芸術の使命は、苦悩に満ちた現実を天空の高みに昇華させること。」(中谷彰宏)

アートが「人気」の昨今、中谷さんの言葉は考えさせられました。
「芸術の使命は、苦悩に満ちた現実を天空の高みに昇華させること。」
励ます、癒やす、気持ちを奮い立たせる、敬虔な心をもたらす。
芸術家とは、天賦の才をもって、人々の情動に働きかける天才。
音楽を通じて、作曲家の人生と人となりを知る。
私たちに与えられた才能の活かし方を学ぶことでもあるのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

構えられたら、おしまい。

ふところ深く入り込む、

中谷流「スパイ」会話術。

別冊・中谷彰宏169『ノック・ノック&007&ブリッジ・オブ・スパイ』――言葉の力は、受け取る人の力で決まる。

映画で学べる最たるものは、やはり「会話」。
ふたりの気持ちを盛り上げる、当意即妙のやりとり。
緊迫したムードを解きほぐす、ユーモアとジョーク。
敵の油断を解き、深く入り込む、おとぼけと機転。
「一つの言葉から、どれだけイメージを広げられるか。
それは受け手の力。味わえるかは、勉強と体験次第。
ふつうの会話が一番むずかしい。」と中谷さん。
せっかく観るなら、会話も暗記したいですね。
ふところ深く入り込む会話術、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□相手のふところ深く入り込みたい方。
□まだ火遊びに未練のある方。
□スパイ映画を堪能したい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏169

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ169 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ169 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「主人公は、キアヌ・リーブス。43歳の建築家。」(中谷彰宏)

家族をこよなく愛する43歳の建築家。演じるのは、キアヌ・リーブス。
妻のカレンは芸術家。子供は可愛い盛り。幸せ絶頂の家族です。
「こういう冒頭は、よくないことが起こる伏線。」と中谷さん。
妻子がキャンプに行くのを見送ってから、仕事に取り掛かるエヴァン。
好きなレコードをかけながら、仕事に没頭していると、
嵐の仲、ノックの音が――

○「『奥さん一筋。一夫一婦制なんて人間だけよ』とセクシー美女。」(中谷彰宏)

ドアを開けると、ずぶ濡れの美女が2人。
最初は控えめだった2人ですが、しだいに踏み込んできました。
「ひとりで仕事ですか、かわいそうに。私が慰めてあげる」
「奥さん一筋。一夫一婦制なんて人間だけよ」
必死にあらがうエヴァンですが、2人は容赦ありません。
「セリフの力。言葉の力。超エッチと知性の両極で揺さぶる。
セクシーだけじゃない。僕はこういうのが、好き。」と中谷さん。
あえなく陥落したエヴァン。そこから破滅へと一直線――
映画「ノック・ノック」、後味の悪い作品です(笑)

○「007はB級だから、実験できた。」(中谷彰宏)

「007」といえば、シリーズ全25作を誇る、歴史的スパイ映画。
でも、その始まりは「B級映画」だったというから驚きです。
「B級だから、なんでもできた。B級だから、実験できた。
たとえば音楽。当時28歳のジョン・バリーは4日で書き上げた。
モンティ・ノーマンによる有名なリフは、元々、インド音楽。
ショーン・コネリーも急ごしらえでジェームス・ボンドに。」
予算や時間の制約があるB級だからこそ、知恵を絞る。
中谷さんのB級愛は、創意工夫愛だったのですね。

○「ボンドガールは、吹き替え。一人の声。」(中谷彰宏)

私は1作しか観ていないので、まったく知りませんでした。
「ボンドガールは『トラックドライバーが目を釘付けにされる女性』。
エキゾチックで、体の魅力で選ばれている。
だから、イギリス映画に出演するには、発音がおかしい。
モニカ・ヴァンダジルはドイツ生まれのユダヤ人。
4歳でナチスからイギリスに逃れて、必死に英語を学んだ。」
日本人初のボンドガール・浜美枝さんもモニカの吹き替えとのこと。
もう一度「007 美しき獲物たち」を観てみようと思いました。

○「インディー・ジョンズは、スピルバーグ版007。」(中谷彰宏)

「ナチスの影。いきなり鳴りはじめる銅鑼の音。
冒頭説明なしのストーリー。これは『007』と同じ構造。
『インディー・ジョーンズ』は、スピルバーグ版007。」
主人公はハリソン・フォード、父親はショーン・コネリー。
インディー・ジョーンズは、ジェームス・ボンドの息子なんだね。」
「B級」でスタートした「007」も、ついにスピルバーグ作品に。
映画の魅力は、制作サイドの物語を知ることで何倍にもなりますね。

○「スパイの職業は、画家か仕立て屋。」(中谷彰宏)

スピルバーグ監督のスパイ映画「ブリッジ・オブ・スパイ」。
冒頭、初老の冴えないおじさんが自分の肖像画を描いています。
「鏡は虚像。スパイの象徴。画家、仕立て屋は、スパイの仮の職業。
しょぼくれた爺さんは、ジェームス・ボンドとはかけ離れている。
踏み込まれてパンツ一枚。逆に、それがリアルなんだよね。」
スパイの弁護人をつとめるのが、トム・ハンクス扮するドノヴァン。
東西冷戦のさなか、実際にあった物語を下敷きにした映画です。

○「『ブリッジ・オブ・スパイ』は、007のリアル版。」(中谷彰宏)

ここでいう「ブリッジ」とは、ドイツのグリーニッケ橋。
ここで行われたのが、米ソのスパイ交換です。
喜色満面に渡ってくる捕虜のアメリカ人パイロット。
一方、ソ連人スパイは表情も固く、なかなか歩き出そうとしません。
渡り終えると、彼は後部座席に乗せられて行きました。
これでよかったのだろうか。ドノヴァンの心中は揺れ動きます。
「ブリッジ・オブ・スパイは、007のリアル版。」と中谷さん。
「007」から派生した2つの映画、ぜひ、ご堪能くださいね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美