月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活168パック

4月7日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏168

『アブラモビッチ』

――ザワザワ感が、自分を解放する。

〇別冊・中谷彰宏168

『マイ・フェア・レディ』

――相手を認めることができることが、成長だ。

〇欲しい月ナカ・別ナカをもう1本

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〇学習チェックテスト

(300円分のポイントバック付き)

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月ナカ生活168パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


「えっ」と来たら、成長チャンス。

ザワザワ、ギクシャクから始まる、

中谷流「現代アート」体感術。

月刊・中谷彰宏168『アブラモビッチ』――ザワザワ感が、自分を解放する。

現代アートというと、なんだか、よくわからないもの。
「えっ」、ザワザワ、ギクシャクという方も少なくないのでは?
私自身、現代アートを取り扱ってきましたが、正直なところ、
「わかる」という体験は、ほとんどありませんでした。
「イラストは『わかる』がゴール。でも、現代アートは違う。
現代アートは『考える』きっかけになるもの。」と中谷さん。
「答え」がないと不安になってしまう。これは現代人の悪癖。
現代アートは、精神の「宙ぶらりん」体験の場。
現代アートで、メンタルを強くする方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□現代アートが意味不明な方。
□パフォーマンスアートに興味のある方。
□正解が与えられないと、不安になる方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏168

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ168 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ168 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「お茶会は、パフォーマンスアート。」(中谷彰宏)

千利休の屋敷に、みごとな朝顔が咲いていると耳にした秀吉。
さっそく赴いてみると、それはすでに刈り取られていました。
ところが、案内された茶室には、真っ赤な朝顔が一輪。
ある日、旧交ある茶人・丿貫が利休を招きました。
庭に設えた落とし穴。それに、あえて落ちる利休。
「お茶会は、パフォーマンスアート。
亭主と主客で、この場をつくる。」と中谷さん。
お茶会とは、「場」の意味を創り出すのが趣向なのですね。

○「アートに走ると、仕事を頼みにくい。」(中谷彰宏)

イラストは「わかる」ことを目的とするのに対し、
一方のアートは「考える」切り口の提供が目的であると中谷さん。
「ライターにしても、アートに走ると仕事を頼みにくい。
初心者は作家性を出しがちだが、ベテランは我慢できる。
自分を殺したなかで、現れてくるのが自分。」
自分の「アート」を押し出して、価値を損ねていないか。
そんな客観視の大切さが、身にしみる話でした。

○「本物は、持っているエネルギーが違う。」(中谷彰宏)

「アートは贋作だらけ。見分ける方法は一つしかない。
作品が持っているエネルギーで判断する。
真似ようとすると、丁寧になってしまう。
だからエネルギーが失われる。
最初に書いた文章には、エネルギーがある。
整理しているうちに、エネルギーが失われてしまう。」
作品の「エネルギー」を感じる力が「感受性」なのですね。

○「人間の解放を訴えかけるのが、芸術。」(中谷彰宏)

アート作品を前にして、「なに、これ?」「えっ」という反応。
それは「理解不足」ではなく、正対している証拠なのです。
「心がザワザワするのが、アート。
『えっ』という声を発するのは、古い自分。
『えっ』から『あああああ』になっていくプロセスが解放。
人間の解放を訴えるのが、芸術。」と中谷さん。
「えっ」という呟きから、人間の解放が始まるのですね。

○「気絶するまで、裸でぶつかりあう。それが恋愛。」(中谷彰宏)

マリーナ・アブラモビッチのパフォーマンスアート。
心臓に矢を向けた弓を相手に委ねる「休息のエネルギー」。
相互の髪をポニーテールで結びつけて16時間過ごす「時間の関係」。
736時間沈黙のまま、訪れる鑑賞者と向き合う「The Artist Is Present」。
全裸の二人がひたすら体をぶつけあう「宇宙の中の関係」。
「気絶するまで、裸でぶつかりあう。それが恋愛。
解釈は、いろいろ。作品が考えるきっかけになる。」と中谷さん。
「えっ」連発のアブラモビッチのパフォーマンスアート、
ユーチューブでもご覧いただけますので、ぜひ。

○「正解・不正解のない不安に、耐えよう。」(中谷彰宏)

ニューヨーク郊外にある美術館。入り口には、お皿に盛られた米粒。
これを数えてから入館するのが決まりですが、何粒あるのか、
また、この行為にどんな意味があるのかは教えてもらえません。
「正解・不正解がないと不安になるのは、受験世代の特徴。
アートには、正解・不正解がない。」と中谷さん。
不安と向き合い、そこから自分を解放していく。
それがアート体験の真骨頂なのかもしれませんね。

○「『えっ』から、味わいを見つけていこう。」(中谷彰宏)

「ゴッホの『ひまわり』を前にして『ちっちゃ』。
奈良の大仏様を前にして『でっか』。
大阪万博の太陽の塔を前にして『なんだこれ』。
『なるほど』ではない。驚きは、第一声で表そう。
自分の中のギクシャクした感じを言葉にすることで、
芸術の奴隷でなくなる。」と中谷さん。
アート鑑賞の大敵は「わかったふり」なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

成長する人が、主人公。

主人公として生きるための、

中谷流「マイ・フェア・レディ」鑑賞術。

別冊・中谷彰宏168『マイ・フェア・レディ』――相手を認めることができることが、成長だ。

「マイ・フェア・レディ」といえば、オードリー・ヘップバーンの名作。
ヒギンズ教授の指導によって、淑女へと羽ばたいていくシンデレラ物語。
ほとんどの人の認識は、こんな感じでしょう(私もその一人でした)。
ところが、今回、中谷さんの解説を聴いて、認識は一変。
知の巨人・バーナード・ショーが目論んだ「近代人への脱皮」、
これが「マイ・フェア・レディ」のテーマだったのです。
言葉遣いを改めれば、下層社会を抜け出すことができる。
猛特訓するイライザのド根性。授業料まで支払うという覚悟。
そう、「マイ・フェア・レディ」は、スポ根ものだったのです。
イライザの成長によって、いちばん成長したのはヒギンズ教授。
「主役」はイライザですが、「主人公」はヒギンズ教授だったのです。
「成長」で読み解く映画鑑賞法、中谷さんから手ほどきを受けました。

★こんな方にお奨めです♪

□女心にうとい方。
□バーナード・ショーの思想にふれたい方。
□「主人公」としての人生を生きたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏168

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ168 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ168 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「主人公とは、成長する人。」(中谷彰宏)

「ヒーローは、主人公ではない。主人公とは、成長する人。
主人公とは誰か、それが僕の卒論のテーマ。」と中谷さん。
以前ご紹介した「テキサスの五人の仲間」。
この映画の主人公は、主役のヘンリー・フォンダではなく、
カモにされたことで成長した「五人の仲間」でした。
この解説を中谷さんから伺って、目からウロコが落ちました。
「主人公は誰か?」という観点からの映画鑑賞。
「人間の成長」というものが、映画の本質だったのですね。

○「服では差別されない。言葉で差別される。」(中谷彰宏)

オードリー・ヘップバーン扮するイライザは花売り娘。
オペラハウス前で花を売る彼女の言葉をメモするヒギンズ教授。
「ロンドンは階級社会。ストリートで貧富の差が分かれる。
階級差が言葉に現れる。言葉で差別される。」と中谷さん。
下層社会に身を置くイライザ。彼女の「言葉」を洗練して、
社交界へデビューを果たすことができるか。
そんな賭けから始まった、イライザの根性物語。
ヒギンズの教育は実を結びましたが、物語はここからが佳境でした。

○「どう振る舞うかではなく、どう扱われるか。」(中谷彰宏)

イライザを「淑女」にすることに成功したヒギンズ教授。
二人の間には、恋愛感情が芽生えてもおかしくない展開です。
ところが、女性には無関心の教授は、イライザにつれない態度。
「レディと花売りの違いは、どう振る舞うかではなく、どう扱われるかです。
私は大佐から淑女を学びました」とイライザはプチぎれ。
大佐とはヒギンズ教授とともにイライザを指導した紳士のこと。
ピグマリオン効果。扱われ方一つで人間は変わるのですね。

○「鳩が飛び立ったら、帽子をとろう。」(中谷彰宏)

夜空に鳩が飛び立ったとき、ヒギンズ教授は帽子をとりました。
完全にスルーしていたこのシーン。中谷さんは、違いました。
「キリスト教世界では、鳩は精霊とされている。
ここは、神様のお告げがくだされたシーン。
ヒギンズ教授は、何かしてあげなければいけないと心に誓った。
わかる人だけが、わかる。もちろん、知らなくても、楽しめる。
でも、僕はもっと楽しみたいから、勉強する。」
教養を深めることで、世の中の見え方は変わってきますね。

○「カタルシスを得るよりも、議論をしてもらいたい。」(中谷彰宏)

「マイ・フェア・レディ」の原作は「ピグマリオン」。
それは、かのバーナード・ショーによる戯曲です。
「バーナード・ショーはアイルランド貴族の出身。
貧しい人たちを助けようと、社会主義団体を結成した。
女性の社会進出について否定的だった時代、イライザをして、
バーナード・ショーは、それをひっくり返そうとした。
この物語で、彼が望んだのは、議論。
カタルシスを得ることではない。」と中谷さん。
映画を一度観ただけでは、到達できない境地ですね。

○「弟子の成長が、先生の成長。」(中谷彰宏)

バーナード・ショーが理想とした「新しい時代の女性」。
それがイライザでした。頭の回転がよく、柔軟で、
強い意志を持っていて、そして何よりも根性がある。
「イライザは、教授に授業料を払うと言ってのけた。
ここが、すごい。弟子の成長が、先生の成長。
イライザの成長で、ヒギンズ教授も成長できた。
娯楽を通じて、啓蒙するのが演劇の原点。」と中谷さん。
「成長」を共有できるコミュニティに身を置きたいですね。

○「生命力とは、物事をよい方向に変えていく力。」(中谷彰宏)

「イライザは、女の魅力を利用しようとしなかった。
言葉遣いを直せば可能性が見えてくる。自分の成長に賭けた。
生命力――ライフフォースとは、良い方向に物事を変えていく力。」
バーナード・ショーの言葉に、次のようなものがあります。
「人生とは、自分を見つけることではない。自分を創ることだ」
「いつも自分をきれいに磨いておくように。
自分という窓を通して世界を見るのだから」
バーナード・ショーから「マイ・フェア・レディ」に連なる精神は、
まさに、中谷さんの思想の根底につながっていたのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美