月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活162パック

10月7日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏162

「選ばないことで、チャンスをつかめる。」

――すべての出会いを縁にする生き方術。

〇別冊・中谷彰宏162

「明日を夢見て」「ライフ・イズ・ビューティフル」

――辛くても、人生は生きるに値する。。

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月ナカ生活162パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


貧困人生から、お札の肖像へ。

樋口一葉に学ぶ、ど根性金銭術。

月刊・中谷彰宏162「選ばないことで、チャンスをつかめる。」――すべての出会いを縁にする生き方術。

5千円札の肖像画といえば、樋口一葉。
でもなぜ、小説家である一葉が選ばれたのでしょうか。
樋口一葉は、生涯お金に苦労しました。
小説を書き始めたのも、懸賞金が狙いでした。
家長として生活を守るために雑貨屋を始めたり、
借金を頼みに、知り合いをまわったり、株に手を出そうとしたり。
そんな「下層」体験が、一葉の文学を開花させたのです。
24歳で死去。生涯お金には恵まれませんでしたが、
文学的才能を発揮することができた一葉の人生。
ど根性で人生を切り開く方法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□お金に困っている方。
□根性を身に着けたい方。
□仕事を選り好みしてしまう方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏162

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ162 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ162 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「女性でお札になったのは、神功皇后、紫式部と樋口一葉。」(中谷彰宏)

2024年に発行が予定されている、新しい紙幣。
1万円札は、福沢諭吉から渋沢栄一に、
5千円札は、樋口一葉から津田梅子に、
千円札は、野口英世から北里柴三郎へと変更されます。
「女性でお札になったのは、神功皇后、2千円札の紫式部、樋口一葉。
今回は、樋口一葉と津田梅子の人生をお話しましょう。」
根性ある女性とお金との関係とは、どのようなものでしょうか。

○「懸賞金目当てで、小説を書き始める。」(中谷彰宏)

樋口一葉が12歳のとき、お父さんが、借金を残して死去。
いきなり家長になった一葉はお金を求めてあがきました。
苦手な針仕事では足りない。そのために、始めたのが小説執筆。
「田辺辰子(三宅花圃)が賞金33円20銭を獲得した。
友達の成功を妬むのではなく、自分のチャンスにしようとした。
身近な成功者は、大きい。」と中谷さん。
樋口一葉の偉大さは、素直さとド根性だったのですね。

○「雑貨屋経営で、下層のリアルを見た。」(中谷彰宏)

21歳で始めたのが雑貨屋。石鹸やおもちゃを商いました。
前は吉原遊廓、裏は火葬場。見様見真似の経営は9ヶ月で破綻。
しかし、この体験は、一葉にとってはかけがいのないものでした。
「ここで、すごい下層を見た。すでに上流階級も見ている。
その両方を見たことは、作品を書く上ですごく大事。
源氏物語だけでは、リアルさが足りない。」と中谷さん。
数々の名作を生み出す土壌は、異世界体験で培われたのですね。

○「株で儲けたという話を聞いて、教えを請いに出向く。」(中谷彰宏)

同じ頃、株で一山当てたという話を耳にした一葉。
さっそく、その奥義を伝授してもらうために出向きました。
「教えてくださいというと、いいよということになった。
さらには、お小遣いもあげようと、お誘いも受けた。
こんな体験が『奇跡の14ヶ月』につながっている。」
「大つごもり」「たけくらべ」「行く雲」「にごりえ」「十三夜」。
作品は森鴎外や幸田露伴から絶賛され、明治文壇の頂点に。
しかし、貧困から抜け出すことはできませんでした。

○「源氏物語に、リアリズムを持ち込んだのが一葉。」(中谷彰宏)

生涯お金に縁のなかった樋口一葉。
そのぶん、お金に対する執着は強いものがありました。
「それまでの小説には、数字が出てこなかった。
源氏物語にリアリズムを持ち込んだのが、樋口一葉。
恋愛に、ウシジマくんの世界を持ち込んだ。」と中谷さん。
「にごりえ」の三角関係も、貧富を軸に描かれています。
「たけくらべ」の子供たちにも、貧しさが深く関わっています。
貧富というリアルに、樋口一葉の世界が凝縮されているのですね。

○「貧乏をネタにして、芸術に昇華させた。」(中谷彰宏)

樋口一葉、本名は「奈津」。「一葉」はペンネームです。
貧困を極めた一葉は「おあし=お金」がありません。
おあしがないといえば、だるまさんを連想させます。
だるまさん、つまり達磨大師は大河に葦の小舟で乗り出しました。
1枚の葉っぱのような小舟、ここから「一葉」となったのです。
「樋口一葉が、お札の肖像画に選ばれたのはすごい。」と中谷さん。
このエピソードで、もっと5千円札が身近に感じられますね。

○「選り好みは、潜在的チャンスを逃す。」(中谷彰宏)

人との出会いで、人生は展開していきます。
でも、歳とともに、選り好みするようになるのも事実。
「成功者は、登場人物に無駄がない。必要な時に、必要な人が現れる。
そのためには、選り好みをしないこと。
選り好みは、潜在的チャンスを逃す。」と中谷さん。
人物の人生を追うことで見えてくる、出会いのリズム。
それを掴むためには、流れに身を任せることなのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

「人生、つらい…」と思ったら、この映画。

生きる意味を見出す、イタリア映画鑑賞術。、

別冊・中谷彰宏162「明日を夢見て」「ライフ・イズ・ビューティフル」――辛くても、人生は生きるに値する。


「自分の人生は、生きるに値するものなのだろうか」
そんな問いを、自分に投げかけることもあるかもしれません。
チャップリンは、こう言いました。
「この人生は、どんなにつらくとも生きるに値する。
そのためには三つのことが必要だ。
それは、勇気と、希望と、いくらかのお金だ」
でも、ひょっとしたら、この3つも必要ないかもしれません。
中谷さんの推奨するイタリア映画を2本を観るだけで、
自分の人生の生きる意味を発見できるからです。

★こんな方にお奨めです♪

□イタリア映画の醍醐味を味わってみたい方。
□人生がつらいと思っている方。
□「家族」について考えてみたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏162

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ162 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ162 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「アメリカ映画は『やればできる』がメッセージ。」(中谷彰宏)

映画にも、それぞれのお国柄が出るようです。
「アメリカ映画は『やればできる』がメッセージ。
フランス映画は、なんともいえない香り。
日本映画は、風景自然。桜満開で終わることができる。
ストーリーは、ほったらかしでも、誰も文句を言わない。」
これまでの映画を思い起こすと、思い当たることばかり。
さて、今回はイタリア映画。テーマは何でしょうか。

○「イタリア映画のテーマは、家族。」(中谷彰宏)

今回の別ナカは、イタリア映画を2本ご紹介。
「明日を夢見て」と「ライフ・イズ・ビューティフル」です。
いずれも、中谷さんの「その年のベスト3」に入る名作。
「『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』
『鉄道員』『自転車泥棒』。イタリア映画のテーマは、家族。
『ゴッドファーザー』はヤクザ映画ではない。家族映画。」
自分の「血」を確認できるのがイタリア映画なのですね。

○「『明日を夢見て』は、イタリアンリアリズモの名作。」(中谷彰宏)

第二次世界大戦後、すっかり荒廃したイタリア・シシリー島。
映画のスカウトマン・ジョーは、新人オーディションを企画します。
でも、これは詐欺。オーディション料をせしめて逃げるのが目的です。
貧しい街角で出会ったイタリアの庶民たちのリアル。
自分だけではなく、娘の体すらも売ろうという母親。
山賊との丁々発止。共産党の台頭。封印されていた戦争体験。
「素人が、心の中を語っている。これが、ネオリアリズモ。」
夢見る明日は、なかなかやって来ませんが、
その日を行きぬこうというエネルギーが満ち溢れています。

○「誰のモノローグか、何回も観直して初めて気づいた。」(中谷彰宏)

「人生は、童話のように、驚きと幸せにあふれている――
このモノローグ、ふつうは主人公のものだと思うよね。
観直さないと気が付かない。何回も観直して、ようやく気づいた。」
私も「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ました。
でも、このモノローグには、気がつきませんでした。
タイトルバックには、いろいろなメッセージが隠されている。
そう学んでいたのですが、まだまだ集中力が足りないようです。
何回も観る。名作は、それを前提につくられているのですね。

○「無駄なことが、最高のものを作る。」(中谷彰宏)

主人公の叔父さんはホテル経営者。彼のセリフがとても含蓄深いのです。
「お前は奉仕するが、召し使いじゃない。奉仕は最高の芸術だ。
神は最初の奉仕者。神は人間に奉仕するが人間の召し使いじゃない」
「無駄なことが大事だぞ。無駄なことが最高のものをつくるんだ」
「どうやったらお金持ちになれますか?」と主人公グイドが問うと、
叔父さん「お前の頭の中から詩を追い出すんだよ」とまぜ返す。
映画の見所の最たるものは、こうした魅力的なセリフの数々ですね。

○「心の声を実況できる男が、モテる。」(中谷彰宏)

主人公のグイドが「プリンチペッサ」へ捧げる言葉が素晴らしい。
「降参だよ。いいかげんにしてくれよ、夢に出てくるのは!
ああ、言い忘れていた。君を抱きしめたいけど、そんなこと誰にも言えない。
何度も抱きしめたいと思ったけど、絶対言えない」
歌うように、心の声を詩的に実況するグイド。
イタリア男性がモテる秘密は、詩的な表現力にあるのかもしれませんね。

○「どんなつらい状況でも、人生は生きるに値する。」(中谷彰宏)

地獄の収容所生活を、機知と機転で乗り切ったグイド。
最後は銃弾に倒れましたが、愛息ジョズエを守り抜きました。
「これが私の物語。父が命をかけて私にくれた贈り物」
冒頭のモノローグは、息子ジョズエのものだったのです。
「どんなつらい状況でも、人生は生きるに値する。
人生は美しいということを、父親が命がけで教えてくれた。」
中谷さんも、正座して観たという名作。皆さんも、ぜひ。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美