月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活161パック

9月2日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏161

「春画」

――勉強しないと、妄想はできない。

〇別冊・中谷彰宏161

「「紙ひこうき」「シンデレラ」

――物語が、元気をくれる。

〇欲しい月ナカ・別ナカをもう1本

※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。

〇学習チェックテスト

(300円分のポイントバック付き)

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月ナカ生活161パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


エロではなく、愛。

春画で確立する、中谷流・浮世絵鑑賞術。

月刊・中谷彰宏161「春画」――勉強しないと、妄想はできない。

「春画」――ためしに検索してみると、心温まる夫婦和合の絵。
エログロという先入観は吹き飛び、むしろ心温まる芸術の世界。
鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重。
名だたる浮世絵師たちが、モードを変えて挑んだのが春画。
「春画は、古典を踏まえている。教養がないと味わえない。
描かれている花火や桜にも、それぞれメッセージがある。
着物の着方一つで、属性がわかる。」と中谷さん。
目を背けていた春画に、じつは芸術と愛の本質があったのです。
春画を通じて浮世絵に目覚める方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□春画芸術を鑑賞したい方。
□浮世絵作家の世界を味わいたい方。
□出世する女性の共通点を知りたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏161

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ161 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ161 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「春画鑑賞には、教養が必要。」(中谷彰宏)

鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、
葛飾北斎、歌川広重――浮世絵界の「ビッグ6」です。
このなかで、春画を描いていないのは写楽だけ。
春画は、じつは名だたる絵師が描いていたのです。
「春画には、著名な絵師の落款がこっそり入っている。
性器のありなしの2バージョンで描かれていたりする。
知性がないとわからない。古典を踏まえているから。」と中谷さん。
春画を通じて、江戸時代の気分と芸術を体得しましょう。

○「大きく描くことで、比較を否定している。」(中谷彰宏)

春画では、男性器は大きく描かれます。それもかなり。
「ウタマロ」と世界で誤解(?)されているのはご承知のとおり。
「性器を大きく描くことで、比較を否定している。
セックスは子孫繁栄、五穀豊穣の営み。
男性器を大きく描くことは、縁起のいいことだった。」と中谷さん。
大きく描くことで、サイズという、つまらない尺度を除外できます。
「性器」から離れることが、春画鑑賞の第一歩なのですね。

○「愛情を描くのが春画。ポルノとは違う。」(中谷彰宏)

2015年に開催された、永青文庫美術館での「春画展」。
意外なことに、来館者は圧倒的に女性だったそうです。
「春画では、レイプは描かれない。遊郭が描かれることも少ない。
描かれるのは、夫婦愛の楽しさと愛情。ポルノとは違う。」と中谷さん。
性がオープンにならざるを得なかった江戸時代の庶民。
セックスは包み隠すより、楽しみ笑いあうものだったようです。
ちなみに、閻魔様は奥さんを悦ばせた人を極楽往生させたとか。
セックスは、人々の平和と幸福の象徴だったのですね。

○「水や船は女性器の象徴。花火はエクスタシーの象徴。」(中谷彰宏)

浮世絵、とりわけ春画鑑賞には「お約束」が重要。たとえば、
「岩、灯籠は男性器の象徴。水、船は女性器の象徴。
ほっかむりは駆け落ち。花火はエクスタシー。桜は処女。
お武家の御内儀、町娘、そして女郎さん。
着物の着方一つで、どんな属性の女性かわかる。
服を着ていることで、妄想がふくらむ。」と中谷さん。
春画は「周辺情報」に本質があったのですね。

○「彫師は、陰毛にこだわった。」(中谷彰宏)

「戦国武将は兜に春画を忍ばせた。いわゆる勝ち絵。
出征兵士は、奥さんの陰毛をお守りに入れて戦地に赴いた。
陰毛は縁起物。彫師は、陰毛にこだわった。1センチに40本彫った。
ゲイ、ローションプレイ、ひとりエッチ、ツインディルド。
エクスタシーはどこで表現するか。それは指の反り返し。」
もう私からは、何も補足することはありません。
「春画」で検索すれば、たくさん鑑賞できますよ。

○「フランスでは、恋愛沙汰は罪に問われなかった。」(中谷彰宏)

「フランスには、法廷映画が少ない。
恋愛ごとにおける犯罪は無罪。罪に問われなかった。
平安貴族の間では、人妻がもてはやされた。
コンプライアンスが問われれば、源氏物語は成り立たなかった。
だからといって自由というわけでではない むちゃくちゃ不自由。
寛大で不自由――これが一番燃えるパターン。」と中谷さん。
仕事も恋愛も。人生に彩りを与えるのは「制約」なんですね。

○「セクシーで、知性のある女性が出世する。」(中谷彰宏)

「朝の儒教、夜の道教。セックスでエネルギーを充填する。
中国の後宮三千人。面接官は皇帝自身、いきなり社長面接。
採用基準は頭のいい子、勘の働く子。ルックスより知性が尊ばれた。
一方の日本。平安時代の女子力は、セックスアピール。
料理、裁縫、子育ては、平安貴族にとって魅力的ではなかった。
和歌には、知性が表れた。セクシーな言葉は、縁起がいい。」
言葉の選び方、使い方が、知性そのものだったのですね。
セクシーな言葉遣いを学びたいですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

論理ではなく「物語」。

迫りくる「理不尽」を「成長」に変える、

中谷流・「冒険」映画鑑賞術。

別冊・中谷彰宏161「紙ひこうき」「シンデレラ」――物語が、元気をくれる。


私たちは、なぜ映画に惹きつけられるのでしょうか。
それは、主人公の「成長」に魅了されるからです。
主人公がどんどんダメになっていく映画には心躍りませんからね。
「物語は「分離=旅立ち」「試練=出会い」「帰還」の三部構成。
たとえばスターウォーズ。ジョージ・ルーカスは、
神学者ジョセフ・キャンベルの神話学の影響を受けた。
だから『あ、これ、自分のこと』と思える人が、成長する。」と中谷さん。
自分の人生を仮託できる映画を発見し、何度も何度も観る。
これが精力的に、人生を完全燃焼する視座をもたらすのです。
自分の「冒険」を見つける映画鑑賞法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□「成長」という切り口で映画を観たい方。
□「理不尽」に悩んでいる方。
□「恐怖」に立ち向かう心構えを知りたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏161

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ161 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ161 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「『シンデレラ』は、フランス王国のPR小説。」(中谷彰宏)

「シンデレラ」の著者、シャルル・ペロー。ルイ14世の懐刀です。 後進国だったフランスの発展に尽力しました。
まずは「ガラス産業」の育成を通じた交易によって、国富を蓄えました。
つぎは「時間」。当時は、キリスト教会が権力を持っていましたが、
教会が司っていた「時間」を「時計」によって奪還を図りました。
「ガラス」と「時計」――そう「シンデレラ」です。
こういう背景を知ると「シンデレラ」を観たくなりませんか。

○「主人公が手に入れるものは、成長。」(中谷彰宏)

ジョージ・ルーカスは神学者・ジョーゼフ・キャンベルの影響を受けました。
神話は「分離=旅立ち」「試練=出会い」「帰還」の三部構成。
「主人公が手に入れるものは、金銀財宝ではない。
トランスフォーム、自己変容、成長。戦うべきは、いまの己。
予測可能な行動を続けていると、思考停止に陥る。
安全な大衆から抜け出し、冒険に出るのが主人公。」と中谷さん。
成長の物語が、私たちに元気と指針を与えてくれるのです。

○「理不尽は、ステージアップできる人にのみ起こる。」(中谷彰宏)

「なぜ、このタイミングでこんなことが起こるの?」
そんな経験は、誰にでもあることでしょう。
「危険と危機。危険はデンジャー、危機はクライシス。
危機は、不幸と幸福の両方が起こり得る。
一見理不尽に見える危機は、ステージアップに先行して起こる。
コロナ危機で、我々は100年進化した。」と中谷さん。
危険は回避するために学び、危機は立ち向かうために学ぶ。
映画は、危機に立ち向かうための最高の教科書なのです。

○「責任転嫁したら敗北。主人公は、自分の冒険に責任をとる。」(中谷彰宏)

危機を前にしたときこそ、その人の真価が表れます。
「人生で一番後悔すること、それは、危機を避けたこと。
誰かのせいにすることで、危機から逃げる。それは敗北。
主人公は、自分の冒険に責任をとる。」と中谷さん。
年とともに、危機から逃れるのがうまくなる人と、
危機に立ち向かうのがうまくなる人に二極化します。
「主人公」として生きるために、映画で鍛錬しましょう。

○「みんなと違って泣いたことに、強みがある。」(中谷彰宏)

変な名前。変なリアクション。複雑な家族関係。
子供の頃、そんな悩みで苦しんだ人は少なくないでしょう。
「みんな強みを持っているけど、それに気づけない。
子供のころ、みんなと違って泣いたことが、強み。
『予定通り』に、本当の自分は存在しない。
自分の超能力に気づけるのは、困難にいるとき。
崖から落ちているときに、飛べる自分に気づく。」と中谷さん。
つらい思い出には封をしないで、検証すべきなのですね。

○「恐怖は、自分の中にある。恐怖の弱点は、正面。」(中谷彰宏)

「後ろ」から来られるから恐怖感は高まります。
でも「前」にすれば恐れるにたりないものだったりします。
「恐怖は、心の反映。恐怖は、自分の中にある。
逃げているから、ドラゴンが怖い。ドラゴンの弱点は正面。」
と中谷さん。さらに、こう戒めます。
「善悪の戦いに勝つには、自分を善と思わないこと。
善と思うと、自分の中の悪を攻撃し始める。」
慢心せずに、しっかり正対する。これが英雄。
村上春樹小説の主人公のイメージが近いように思いました。

○「成長させてもらったお返しは、成長させること。」(中谷彰宏)

「分離」があり「冒険」に出て、成長して、主人公は帰還します。
そこから、金銀財宝や美女に囲まれてのウハウハ生活。
そんな「主人公」は、中谷さんの推奨する「物語」には存在しません。
「成長のお返しをなにでするか。それは人を成長させること。
成長の物語を通じて、誰かの人生を変えていく。」と中谷さん。
中谷さんのトークは、中谷さん自身の「冒険」のエピソード。
中谷さんの冒険譚を聴いて、私たちも冒険に出ることにしましょう。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美