月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活159パック

6月3日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏159

「エドヴァルド・ムンク」「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ」

――自信がないと言える自信を持とう。

〇別冊・中谷彰宏159

「恋はデジャ・ブ」「フランケンシュタイン」「千夜一夜物語」

――人のためにすると、幸運が来る。

〇欲しい月ナカ・別ナカをもう1本

※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。

〇学習チェックテスト

(300円分のポイントバック付き)

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月ナカ生活159パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


不倫も、非常識も関係ない。

必要なのは「自分の評価」。

前衛芸術家に学ぶ、中谷流・自信獲得術。

月刊・中谷彰宏159「エドヴァルド・ムンク」「ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ」――自信がないと言える自信を持とう。

フォロワーを増やして、自己肯定感を高めたい。

「いいね」をもらって、他者承認欲を満たしたい。

「他者評価」が「自己承認」になっているのが現代のSNS社会。

この状況を、100年前の前衛芸術家たちは、どのように見るでしょうか。

痴情のもつれから、恋人に拳銃で撃たれたムンク。

モデルを片っ端から愛人にして、妻を死に追いやったロセッティ。

いまなら「非常識」と罵られたり、「不倫」として糾弾されます。

でも、そんなケタ外れな人だからこそ成せる仕事があることも事実。

「庶民」のモノサシでは、芸術は理解できません。

「芸術」を鑑賞するための指標と視座、中谷さんから伺いました。


★こんな方にお奨めです♪


□ジブリの世界の深いところを知りたい方。

□「ムンク」の芸術を理解したい方。

□「ロセッティ」の芸術に興味のある方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏159

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ159 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ159 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「絵巻物を、読もう。」(中谷彰宏)

展覧会の絵巻物は、広げられた状態で展示されています。

でも実際には、両手の間で手繰りながらワクワクドキドキ。

絵巻物は、紙芝居のように読まれていたのでした。

「伴大納言絵詞の見どころは、絵の具が剥げているところ。

当時の女官たちが『真犯人』を指差すうちに落剥した。」と中谷さん。

美術館の展示から、当時の情景を読み取るために必要なのは、教養。

中谷さんの「教養論」は、そんな想像力の鍛錬を目的としているのです。





○「日本人の抽象性は、絵巻物以来の伝統。」(中谷彰宏)

高畑勲は、日本アニメの大功労者。ジブリでの活動で知られています。

「『ホーホケキョ となりの山田くん』は、世界がびっくりした。

僕もびっくりした。つい、『いいの?』と言ってしまった。

でも、あれこそ鳥獣戯画のタッチ。輪郭線がつながっていない。

電信柱が1本あるだけで、サラリーマンの帰宅と読み取れる。

これが日本人の抽象性であり、絵巻物以来の伝統。」と中谷さん。

「風の谷のナウシカ」や「火垂るの墓」に感動した方、本作もぜひ!





○「リアルすぎると、不気味。」(中谷彰宏)

映画のCGは、わざとリアルにしすぎていないのだそうです。

その理由は、リアルになるすぎると、不気味で引いてしまうから。

「超リアルにすると、気持ち悪い。不気味になる。

マネキンも、超リアルにすると、服が売れなくなる。

ペッパーくんも、あえてロボット感を出している。」と中谷さん。

文章でも、「正確」だから伝わるとは限りません。

同様に、人の心に訴求するためには、「デザイン」が必要。

芸術の本質は、心に伝わるかどうかにあるのでしょうね。





○「ナチスが、ヨーロッパの才能をアメリカにもたらした。」(中谷彰宏)

中谷さんの芸術講義には、時代背景の解説が不可欠です。

それが、芸術家の理解の奥行きをもたらしてくれます。

「シュールレアリストも科学者も、ナチスが追い出した。

ヨーロッパの人材が、こぞってアメリカに移り住んだ。」

ダリ、エルンスト、シャガール、そしてマン・レイ。

のちにアメリカで花開く「アート」は、彼らが撒いた種子から。

人物像と歴史的背景で、芸術は、より味わえるのですね。





○「ムンクは生涯独身。モテるのは、たいへんなこと。」(中谷彰宏)

ムンクは、「死」と「不安」を描いた作家として知られています。

彼は、厳格な軍医の父を持ち、厳しく育てられました。

そのせいか、恋愛で屈折し、初めての恋愛相手は、年上の人妻。

「拳銃暴発事件を起こした恋人のトゥラ・ラーセンは、元々パトロン。

芸術家のパトロンは、お金持ちの未亡人に多かった。

古典好きの男と違って、女性は古典にとらわれない。

無名の才能を育てたいという母性もある。」と中谷さん。

男性にとって女性との出会いは、一生を決めるものなのですね。





○「ゴッホの流れを継いだのは、南のゴーギャンと北のムンク。」(中谷彰宏)

ムンクは、拳銃暴発事件をきっかけに、精神的にゆらぎ始めました。

「古典は理想を、印象派は見たままを描いた。ゴッホが初めて内面を描いた。

『ひまわり』は、ひまわりという植物ではなく、自分の内面を描いたもの。

南のゴーギャンと北のムンクが、ゴッホの系譜を継いだ。」と中谷さん。

ムンクの代表作として、あまりにも有名な「叫び」。

描かれている人物が抑えているのは「耳」。

苦しめる幻聴に、耳をふさぎたいムンク自身が描かれています。

ムンクの絵特有の「非常識」は、彼自身の精神の「ゆらぎ」だったのです。





○「ロセッティは、傷つきやすいイケメン。」(中谷彰宏)

「ロセッティは、傷つきやすいイケメン。」のロセッティ、

その女性関係は派手で、妻エリザベスがありながら、

モデルを務めたファニーやジェーンを愛人にしてしまいます。

そんな人間関係のなかで精神を病んだ妻エリザベスは、

薬物中毒で、32歳という若さで亡くなってしまいました。

それを嘆き、深く悲しんだロセッティ。

妻を悼んで「ベアタ・ベアトリクス」という名作を遺します。

愛妻家なのか、それともモラハラ夫なのか。

芸術家は「モラル」という尺度では測れるものではないようです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

「ありえない映画」が運命の映画。

映画との出会いで運命を変える、

中谷流「一期一会」映画術。

別冊・中谷彰宏159「恋はデジャ・ブ」「フランケンシュタイン」「千夜一夜物語」――人のためにすると、幸運が来る。


「絶対借りないでしょ、このタイトル」と中谷さん。

そのタイトルとは「恋はデジャ・ブ」。たしかに借りません(笑)。

でも、中谷さんの解説を聴いたあと観ましたが、大感動しました。

深い叡智に満ちた名作として、私の心に刻まれています。

映画「フランケンシュタイン」も「ありえない映画」でした。

ところが、中谷さんの解説を聴いたら、観たくてしようがなくなりレンタル。

「フランケンシュタイン」は「文明への警鐘」がモチーフだったのですね。

手塚治虫版「千夜一夜物語」も、最初は気乗りしませんでしたが、

観終えた今、「ちいせえ、ちいせえ」のセリフがリフレインしています。

「ありえない」はずが運命の映画に。映画は、恋愛に似ていますね。

「ありえない映画」で成長する方法、中谷さんから伺いました。


★こんな方にお奨めです♪


□「無私の精神」を体得したい方。

□映画の原作を読まなかった方。

□手塚治虫作品にふれてみたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏159

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ159 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ159 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「人助けは一段上。毎日やっても飽きない。」(中谷彰宏)

「絶対借りないでしょ、このタイトル(笑)」と中谷さん。

「恋はデジャ・ブ」は、ハロルド・ライミス監督のラブコメディ。

ビル・マーレー扮する主人公が出くわした奇妙な体験、

それは――何度目を覚ましても、2月2日の朝6時を迎えてしまうこと。

絶望した主人公は、悪事や恋愛に悪用(?)する日々を送ります。

しかし、それにもやがて飽きが。最後に取り組んだのは「人助け」。

「人助けは一段上。毎日やっても飽きない。」と中谷さん。

ハロルド・ライミス監督作品で「無私の精神」を学びましょう。





○「映画を観たら、原作を読もう。」(中谷彰宏)

「家出」した中谷少年が向かったのは、やっぱり映画館。

まず観たのは「若大将」三本立て。次に観たのが「陽のあたる坂道」。

「いい映画だな」と、その足で本屋さん。

石坂洋次郎の原作を買い求めて、家出を打ち切り帰宅しました(笑)

「『ジョーズ』にしても、人生に悩みを抱える男たちの深い話。

2時間に収めるのは難しい。映画は、ダイジェスト。

原作を読めば、パート2を観ている気持ちになる。」と中谷さん。

より深い世界に踏み込むために、原作を読みましょう。





○「才能は、刺激し合う。」(中谷彰宏)

「フランケンシュタイン」を書いたのはメアリー・シェリー。当時、19歳。

メアリーがのちの夫となる詩人のパーシー・ビッシュ・シェリーと駆け落ちし、

同じく詩人のバイロンたちとスイス・レマン湖畔の別荘に滞在していたときのこと。

長雨の徒然をしのぐために、「みんなで奇譚を一つずつ書こう」とバイロンが提唱。

そういう経緯で、「フランケンシュタイン」が誕生したのです。

「吸血鬼ドラキュラ」も、その場で生まれたのだそうです。

「才能は、刺激し合う。」と中谷さん。「トキワ荘」のような情景ですね。





○「SF映画のテーマは、『進歩って、どうなの?』」(中谷彰宏)

「怪物」の生みの親は、ヴィクター・フランケンシュタイン。

墓を暴き、神に背く行為であることを自覚しながら、怪物を作り上げました。

しかし、ヴィクターの胸中は、しだいに慙愧の念が満たされていきます。

さんざん思い悩んだ挙げ句、「怪物の伴侶」を作るのを拒否しました。

「『フランケンシュタイン』がSF小説のはじまり。

進歩に疑問を持ち、科学技術と倫理感との葛藤を描いている。

SF映画のテーマは、『進歩って、どうなの?』。」と中谷さん。

科学万能が叫ばれる時代、芸術はそれに疑問を呈する役割を果たしたのですね。





○「怪物は、心の中に棲んでいる。」(中谷彰宏)

「怪物」はヴィクター・フランケンシュタインに捨てられました。

「怪物」が求めた「伴侶」も、機材ごと捨てられてしまいました。

「捨てる」ことで、科学の成果は「暴走」するものなのかもしれません。

これは、映画「新感線ファイナル・エクスプレス」にも通底します。

「鉄腕アトムにしても、作ったのはお茶の水博士じゃない。

天馬博士が捨てたアトムを、お茶の水博士が育てた。」と中谷さん。

科学者のおごりが「怪物」を生み出すのかもしれませんね。





○「映画は、価値観の周波数が狭い。」(中谷彰宏)

デートで映画を観終えたあとは、微妙な空気が流れるものです。

一つの「価値観」を示されて、それにどう反応すればいいか、

相手との関係性も含めて、整理しなければならないからかもしれません。

「自分の好きな映画を、面白いと感じてくれたら、つきあえる。

僕にとってのそういう映画は、手塚治虫さんの『千夜一夜物語』。

映画は、価値観の周波数が狭い。」と中谷さん。

相手との相性を占ってくれる。映画は交際の試金石なのですね。





○「手塚治虫作品には、哲学がある。」(中谷彰宏)

一介の商人だったアルディンが、大富豪シンドバッドとして、

バグダッドに凱旋し、一気に王に駆け上がります。

しかし急展開。シンドバッドは、ギロチンで処刑されることに――

その時、娘に投げかけた言葉が、中谷さんのお気に入り。

「人間煎じ詰めれば一人だ。自分の夢を自分で掴み取って、

どこまでもでっかく伸びる。世の中、そこから始まるんだ」

その絶体絶命のピンチから脱出したアルディンは、こう言いのけました。

「王様か、ちいせえ、ちいせえ。王様の次はなんだろうね」

手塚治虫作品は「余裕」というものを教えてくれますね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美