月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

月ナカ生活155パック

4月4日(水)正午まで データ版:3900円/CD版8100円

〇月刊・中谷彰宏155

「ピカソ・モジリアニ・マティス」

――いい女は、天才を愛する。

〇別冊・中谷彰宏155

「モンパルナスの灯」

――一人の励ましが、天才を育てる。

〇欲しい月ナカ・別ナカをもう1本

※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。

〇学習チェックテスト

(300円分のポイントバック付き)

「月ナカ生活」トップ

月ナカ生活155パック

【データ版】 価格:3,900円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】価格:8,100円(税・送料込)


ピカソとマティス――敬愛しあう、二つの才能。

天才を味わう、中谷流「ピカソ」鑑賞法。

月刊・中谷彰宏155「ピカソ・モジリアニ・マティス」いい女は、天才を愛する。

今号から、「仕事の月ナカ」は「教養の月ナカ」に衣替え。

今回は芸術論。ピカソを軸に、絵画の世界をみていきます。

「芸術のメジャーリーグ」ともいうべきエコール・ド・パリ。

才能はあっても貧しい外国人芸術家たちがパリに集結しました。

「女性からインスピレーションを得た」ピカソの作風の変遷。

モジリアーニとのエピソードから、ライバル・マティスとの交流。

ピカソを愛した「才能と生命力がある女性」たちの物語は、

「天才」として生きる覚悟を教えてくれます。

「天才」を鑑賞する方法、中谷さんから教わりました。


★こんな方にお奨めです♪


□ピカソの絵を味わいたい方。

□エコール・ド・パリを体感したい方。

□天才との向き合い方を学びたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏155

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ155 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ155 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「当時のパリは、芸術のメジャーリーグだった。」(中谷彰宏)

エコール・ド・パリ――20世紀前半のパリは、まさに芸術の都。

各地から若い才能が集い、おたがい切磋琢磨していました。

「イタリアからモジリアーニ、ロシアからシャガール、

スペインからピカソ。日本からは藤田嗣治。

当時のパリは、芸術のメジャーリーグだった。」と中谷さん。

「教養の月ナカ」の第1回は、ピカソとその次代がテーマ。

エコール・ド・パリを、味わい尽くしましょう。

○「エコール・ド・パリでは、ぶっとんでいることが価値。」(中谷彰宏)

「青の時代」というと、ピカソの青年期の陰鬱とした作風。

そんなふうにとらえられていますが、中谷さんはこう指摘します。

「青は、キリスト教的には『高貴』を意味する。マリア様の色。

底辺の人たちを描くのに、あえて青を使った。『どうだ!』と。

このぶっとんだ感じに、パリの芸術家たちは驚いた。」

ピカソをして「マーケティングがうまい。」と評する中谷さん。

私たち日本人がみるピカソと、当時のパリの人たちがみるピカソ。

両者にはだいぶ乖離がありそうです。修正したいですね。

○「ピカソは、女性からインスピレーションを得た。」(中谷彰宏)

「青の時代」から「バラ色の時代」とピカソの画風は一変します。

この変化をもたらしたのが、最初の恋人・フェルナンド・オリヴィエ。

「アヴィニョンの娘」など、キュビズム時代のモデルをつとめるなど、

不遇時代のピカソと生活をともにした女性です。

「ピカソは、女性からインスピレーションを得た。

いきなり同棲から始まったから、明るい絵になった。」と中谷さん。

この後も、ピカソの絵は、つきあう女性によって進化し続けていきます。

○「ピカソが愛したのは、若くて美しくて、才能と生命力がある女性。」(中谷彰宏)

 


フェルナンド・オリヴィエ、エヴァ・グエル、オルガ・コクローヴァ、

マリー・テレーズ、ドラ・マール、フランソワーズ・ジロー、

ジャクリーヌ・ロック。ピカソと恋愛関係にあった女性たちです。

「絵の根源は、苦悩と生命力。ピカソの恋愛は、9年サイクル。

共通点は、若くて美しくて、才能と生命力がある女性。」と中谷さん。

出会いと別れには「苦悩」は付きもの。そして、絵は苦悩から生まれる。

恋愛は、ピカソの創造性には必要不可欠だったのかもしれません。

○「『ゲルニカ』の生みの親は、ドラ・マール。」(中谷彰宏)

ピカソの代表作の一つに「ゲルニカ」があります。

「ゲルニカ」を描くピカソの写真を撮影したのがドラ・マール。

「泣く女」のモデルとしても知られています。

「ピカソ54歳のときに、28歳のドラ・マールと恋をした。

同郷のスペイン出身。詩人でもあり、写真家でもある知性派。

『ゲルニカ』のアイディアは、ドラ・マールとの会話から生まれた。」

つぎの恋人・マリー・テレーズとのアトリエで「決闘」するなど、

ドラ・マールをめぐる物語も、味わい深いものがあります。

○「マティスは合理的。規則正しい生活を送っていた。」(中谷彰宏)

ピカソのライバルであり友人であったのが、アンリ・マティス。

マティスは、さまざまな面でピカソとは好対照です。

「ピカソはポーズをとらせない。マティスはとらせる。

ピカソは破壊的な生活、マティスは規則正しい生活。」と中谷さん。

そんなマティスですが、ピカソ同様、女性との交際は激しく、

41歳、47歳、49歳、52歳、58歳、66際、72歳、85歳

――という年齢で、新しい恋愛をスタートさせています。

芸術家はモテるのか、それとも創作には女性が不可欠なのか。

芸術家と女性の関係は、一般人にはうかがい知れませんね。

○「ピカソにとって、キャンバスは日記。」(中谷彰宏)

ピカソが唯一頻繁に相談していたのが、ライバル・マティスでした。

ピカソにとってリスペクトできるのは、マティスだけだったようです。

「ピカソとマティスは、青年と大人の関係。マティスは大人。

ピカソにとってキャンバスは日記、マティスにとっては実験だった。

人生が絵に表れる。僕たちは、芸術家の苦悩を観る。」と中谷さん。

ピカソの絵を病床の暖炉に飾って、眺めつづけたマティス。

マティスのお葬式に、悲しすぎて行けなかったピカソ。

ライバルだからこそ、リスペクトしあう。麗しい関係ですね。

**

月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美

そんなシーン、本当にありませんでした(笑)

「ない」ものを観る、中谷流「大人」映画術。

別冊・中谷彰宏155「モンパルナスの灯」一人の励ましが、天才を育てる。

「フランス映画の登場人物は、みんな大人。

フランス映画で、僕は『大人』を勉強した。」と中谷さん。

中谷さんが、映画「モンパルナスの灯」を観たのは二十歳のとき。

才能は注目されながらも、売れない画家のモジリアーニの苦悩と焦燥。

当時の中谷青年は、モジリアーニに自分を重ね合わせたといいます。

今回、私も初めて「モンパルナスの灯」を観ました。

すると、中谷さんがお話しになっていたシーンがありませんでした。

「『そんな場面なかった』という観方が、正解。」と中谷さん。

没入して、極度に感情移入することで、「ない」ものが見えてくる。

これが、中谷さんの「没頭」映画鑑賞法なのですね。


★こんな方にお奨めです♪


□フランス映画がよくわからない方。

□大人の行動を習得したい方。

□中谷さんの映画の観方を知りたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏155

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ155 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ155 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「映画は、100本観るより、100回観よう。」(中谷彰宏)

同じ映画を2回以上観たことは、数えるほどしかありません。

「僕は、『モンパルナスの灯』を何回も、何回も観た。

だから、パリでは切手はカフェで売っていることを知ることができた。

映画は、100本観るより、同じ作品を100回観よう。」と中谷さん。

中谷さんにとって、「モンパルナスの灯」は思い出深い作品。

大学時代の恩師が字幕を担当したことがきっかけでハマったとか。

中谷さんの恋い焦がれた「大人の世界」が凝縮された映画です。

○「リリー・パルマーは殴られて、『ブラボー!』と叫んだ。」(中谷彰宏)

「主人公のモジリアーニが、恋人を殴るシーンがある。

『あー、これ、やっちゃだめー』と思った瞬間、リリー・パルマーは、

手を叩いて、『ブラボー!』と叫んだ。それどころか『アンコール!』。

さらに殴られて気絶していたのに、『寝ている間に出ていったでしょ』。

なんだ、この大人の女性って、二十歳の僕には衝撃だった。

大人は、才能を見抜く。大人の女の人とつきあわないとだめだね。」

「モンパルナスの灯」の魅力を語る中谷さん、とても楽しそうです。

○「フランス映画の登場人物は、みんな大人。」(中谷彰宏)

「大人」は、リリー・パルマー扮する年上の恋人だけではありません。

ジャンヌが、課題のデッサンをそっちのけにして、

モジリアーニの横顔を描いているのを目にした美術学校の先生。

彼は怒ることもなく、その絵にアドバイス。さらには、

モジリアーニに近づき「彼女のお父さんは堅いよ」と囁く。

転地先のニースで、娼婦の裸婦画を描いていたら、ヒモが登場。

最初はゆすりに来たのに、絵を見た途端、こう叫びました。

「いい絵だ! 俺に売らせてもらっていいか」。

フランス映画で、かっこいい「大人」を勉強しましょう。

○「フランス映画には、説明が少ない。」(中谷彰宏)

フランス映画の展開の速さには、しばしば面食らいます。

「フランス映画には、説明が少ない。日にちは一切出ない。

いきなり肩を組んで歩いている。いきなり朝を迎えて、寝顔を描いている。

説明が足りない。だから、いい。アメリカ映画は説明が過剰。

説明過剰な時代、フランス映画は、レベルの高いお寿司屋さん。

わかる人だけわかればいいのが、フランス映画。」と中谷さん。

「わかる」ためには、何回も何回も観る量稽古が必要ですね。

○「絵は、苦悩から生まれる。」(中谷彰宏)

エコール・ド・パリの代表的画家・アメデオ・モディリアーニ。

イタリア出身のイケメンのモジリアーニは、女性にモテモテ。

でも、30代になっても売れず、酒びたりの日々。焦燥感は募るばかり。

「絵は、苦悩から生まれる。ものづくり人間の苦悩。

監督のジャック・ベッケルも、そこを表現したかったのではないか。」

月ナカ155でも、ピカソとマティスを引き合いにして、

芸術家たちの「苦悩」について語られました。

苦悩と焦燥――これが20歳の中谷さんの心をゆさぶったのですね。





○「『そんな場面なかった』という観方が、正解。」(中谷彰宏)

中谷さんはよく「映画の話をしていて、実際に観た人から、

『中谷さん、そんなシーンありませんでしたよ』という声を聞くそうです。

さすがにそんなことはないでしょう――と思っていましたが、ありました。

中谷さんが語る「モンパルナスの灯」のエンディング、ありませんでした(笑)

「『そんな場面なかった』という観方が、正解。

「僕は見た。僕は聞いた。1シーンにどれだけ感情を込められるか。

20歳の悶々としていた時の自分は、モジリアーニだった。」と中谷さん。

感情移入が極度に高まると、「ない」ものが見えてくるのかもしれませんね。





○「映画に、オチはいらない。」(中谷彰宏)

「モンパルナスの灯」のエンディングは、衝撃的でした。

正直なところ、「え、どうして? どういうこと?」でした。

「『わからない』というのは、ストーリーで観ているから。

映画にオチはいらない。余韻を味わおう。」と中谷さん。

死にゆくモジリアーニ。ジャンヌへの最後の言葉は、

「生まれ変わっても、またモデルやってね」だったそうです。

ジャンヌはモジリアーニの亡くなった翌日、投身自殺…

なんとも、心におさまりのつかない展開ですが、これも物語。

二人は、人生を完全燃焼したということなのです。

**

月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美