11月6日(水)正午まで データ版:3800円/CD版7800円
副業は、収入より、勉強の場だ.
――難しさを楽しむ仕事術 。
不均一だから、美味しい。
――違いを楽しむ健康術。
※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。
(300円分のポイントバック付き)
目先の損得にこだわってしまう。コスパ優先で行動してしまう。
こんな「計算」が、結局「損」につながっているのかもしれません。
目先の損得勘定やコスパ意識が、パサパサした日常の原因かも。
「副業をするなら、お金ではなく、異質な人との出会い。
『別世界』体験ができる仕事を見つけよう。」と中谷さん。
儲からない、面倒くさい、やったことがない。
そんな仕事なら、あなたを「別世界」にいざなってくれることでしょう。
お金よりもっと大切な価値、中谷さんから教わりました。
★こんな方にお奨めです♪
□副業を考えている方。
□緊張しやすい方。
□損得を意識してしまう方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
副業が解禁される会社が増えています。
でもこれを、家計の足しにしようというのではもったいない。
「楽して儲かる仕事には、落とし穴が多い。
儲からないことを、副業にしよう。
儲からない仕事だから、勉強になる。」と中谷さん。
奈良さんも40代、吉野家でバイトをしていました。
編集者の奈良さんが、なぜ「別世界」でバイトしたのでしょうか。
奈良さんは「別世界」体験の価値を知っていたからなのですね。
たとえば、幼児向けのパズル。
10ピースほどのパズルに没頭する大人はいません。
これが2000ピースにもなるジグソーパズルだったら、
時のたつのも忘れてのめり込んでしまいます。
「めんどうくさいから、没頭できる。
めんどうくさい女の子のほうが夢中になれる。」と中谷さん。
「めんどうくさい!」は、夢中になれる対象のサインなのですね。
中谷さんの映画談義は、いくら聴いていても飽きません。
映画には、こんな観方、楽しみ方があったのか――と毎回感動します。
1回目はストーリーを観て、2回目はつくり手の表現を観る。
3回目は「見えないもの」を観る。これが中谷さんの映画鑑賞流儀。
「僕がしゃべったシーンは、実際にはないかもしれない。
ストーリーから離れて、映画を観よう。」と中谷さん。
「見えないもの」が観えた。
これが映画を観たということなのかもしれませんね。
言行不一致は、一般的には、よくないこととされています。
政治家や経営者が、よく言行不一致で叩かれたりしています。
でも、中谷さんは「言行不一致が魅力的。」とおっしゃいます。
その理由は、言行不一致は「クリエイティブ」だからです。
相反する2つの概念が、より高次の価値を生み出すことはよくあります。
言っていることと行動のせめぎあいから生まれる新たな価値。
言行不一致を恐れずに、どんどん行動していきましょう。
SMクラブの愛好者には、リーダー層の人が多いらしいです。
ふだん指示して、人を使っている立場の人だからこそ、
時には虐げられることで、精神のバランスをとっているのかもしれません。
大手出版社の中堅編集者だった奈良さんが吉野家でアルバイトをしたのも、
同じように、精神的なバランスを取る行動だったのかもしれません。
「ウルトラマンのモロボシ・ダンもスーパーマンのクラーク・ケントも、
ヒーローと一般人を生きることで、ストレスを発散していた。」と中谷さん。
人知れぬ別のベルソナを持って、ストレスを発散しましょう。
以前、藤原和博さん(だったかな?)がおっしゃっていました。
専門分野を2つ持っていれば、100万人に1人の人材になれると。
たとえば、ポルトガル語を話すことができる力士。
こういう人は、おそらく地球上に何人もいないことでしょう。
希少価値には、おのずと富がついてまわります。
「掛け算になる仕事をしよう。」と中谷さん。
今やっている仕事とは、まったく違うスキルを身につけられる仕事。
まったく違う世界に人間関係ができる仕事をもう一つ持ってみる。
「掛け算」が、私たちの希少価値を高めてくれるのです。
一人ひとりの行動がデータとして蓄積される時代、
一人ひとりのマナーが問われる時代になってきました。
お金を出せば誰でも「お客さん」という時代も過去のものになりそうです。
「タクシーの車内は、茶室。一期一会の世界。
客としてもてなされるためには、笑顔でタクシーを待とう。」と中谷さん。
これからの接客は、主客対応のリスペクト関係が土台。
サービスしてくれる人たちには、笑顔で接しましょう。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美
健康的な食べ物を食べているのに、毎日運動しているのに、元気がない。
その理由は、「精神ハツラツ行動」が乏しいからかもしれません。
健康食を食べるのなら、料理から手がけることで、もっと美味しくなる。
ストーリーだけではなく、筋を捨てて映画を観れば、もっと味わえる。
言葉ではなく、阿吽の呼吸でコミュニケーションすれば、もっと伝わる。
正しさにこだわるより、自分の好き嫌いで行動すれば、もっと元気になる。
「わかっている」ことに安住せずに、「わからない」ことを探求する。
こうした「異質」との接触が、私たちの魂をみずみずしくしてくれるのです。
魂レベルの健康法、中谷さんから伺いました。
★こんな方にお奨めです♪
□中谷さんのように映画を観たい方。
□中谷さんのように料理をしたい方。
□無理なくダイエットしたい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
以前の月ナカで、中谷さんはこうおっしゃっていまいた。
「1回目は筋を追う。2回目は演出や製作者の意図と技を観る。」
このときは、とても感銘を受けましたが、さらに進化していました。
「僕は、もう1回目から筋を捨てることができる。
僕が熱く語った、そのシーンはなかった。」と中谷さん。
映画を観るというより、映画に陶酔しているかのようですね。
中谷さんの域に達するために、やっぱり映画をたくさん観ること。
量稽古が、私たちの感性に磨きをかけてくれるのです。
健康にばかり意識が行っている姿は、決してかっこいいものではありません。
毎朝、血圧を計っているロックミュージシャンは様になりませんし、
早寝早起きする文豪は、ちょっとイメージと違います。
でも、これらは私たちに刷り込まれたステレオタイプなのかもしれません。
「不健康だと活躍できない。だから、一流は健康意識が高い。
だから、アスリートは健康オタクの年上女性と結婚する。」と中谷さん。
健康意識の高い人とつきあうことで、活躍寿命が伸びるのですね。
苦味というのは、子供にはわからない味覚の一つです。
サンマのワタを味わえるのも、大人ならではの楽しみといえます。
「味覚も仕事も、最初は、甘さから入る。
それが苦味も味わえるようになると面白い。
恋愛も苦さを味わえるようになれば、一流。」と中谷さん。
味覚とは違い、仕事や恋愛には経験という肥やしが不可欠です。
たくさんトライして、人生を味わい尽くしましょう。
ダイエットの大敵は「食べ過ぎ」。
どうして食べすぎてしまうかといえば、「出される」からです。
出されたものは平らげるのも、マナーのひとつです。
これを防ぐためには、自分で食べる量を調整するしかありません。
そう、自分で料理するのです。
「料理とは工夫。ひとり言を言いながら、料理しよう。」と中谷さん。
中谷さんは、一人二役になって、会話しながら料理するそうです。
そのおしゃべりも、食べすぎ防止にもつながりそうですね。
「話せばわかる」と言いますが、本当でしょうか。
理路整然と論理を並べられても、納得できないことはよくあります。
まくしたてられるように感じられたら、聞く耳も持てなくなるものです。
「しゃべらないほうが、感情が伝わる。」と中谷さん。
欧米的なディベート重視の昨今、言葉に頼りがちな人が増えています。
でも、本当に心が通い合うのは「阿吽の呼吸」、
言葉を介さないコミュニケーションなのかもしれませんね。
好きな食べ物、好きなチーム、好きなタレント。
どれだけ論理を積み上げられても、好きなものは好き。
いくら理詰めされようとも、論破されようとも微動しないのがファン心理。
「好き好きは、正しい正しくないより上位概念。
『機嫌ようやっているのやから、やらしてやりいな』の精神。
嫌いだと思う人は、関わらなくていい。」と中谷さん。
価値軸が確立していれば、他人の声でブレることはないのですね。
わかりやすいこと。すでに、わかっていること。
年をとると、こうしたことに対する執着心が強まるようです。
その一方で、「わからないもの」に対する適応力を失っていきます。
「わかってしまうと、つまらない。成長がない。
わからないものを、大事にしよう。」と中谷さん。
「わかる」に安住しないで冒険に出る。
これが、人生を活力あふれたものにしてくれるのですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美