10月9日(水)正午まで データ版:3800円/CD版7800円
人手より、職人になろう.
――学び続けるヒーローになる生き方塾。
善と悪を分けないことで、ストレスは消える。
――寛大になれる生活術。
※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。
(300円分のポイントバック付き)
「才能がない」と諦めている場合ではないようなご時世です。
急速に進む遺伝子研究で、新たな発見が相次いでいるからです。
音楽、数学、運動のみならず、仕事の才能、さらには恋愛の才能までも、
「オフ」になっているスイッチを「オン」にすることで開花する。
そんなことが、まことしやかに語られるようになってきたのです。
では、どうしたら遺伝子スイッチを「オン」にできるのでしょうか?
それは勉強と生活習慣。
学び続け、よき生活習慣を保つことが、才能を花開かせるのです。
遺伝子スイッチをオンにする方法、中谷さんに伺いました。
★こんな方にお奨めです♪
□新しい人生を送りたい方。
□新たな才能を開花させたい方。
□成長し続けていきたい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
ヒーローとヒール。じつは、ヒールのほうが「成功者」。
お金持ちで、女性に囲まれていて、名誉も持っているからです。
それでも私たちはなぜ、ヒーローに憧れるのでしょうか。
「ヒーローに、感謝、報奨、賞賛はもたらされない。
ヒーローに、見返りはない。ヒーローであることが、ヒーローのメリット。
職人であることが、職人のメリット。ヒーローは、職人。」と中谷さん。
ヒーローに「職人」を見い出すから、私たちはリスペクトするのですね。
職人として生きましょう!
人手不足が深刻化。どこでも採用に苦労しています。
人材不足なのは、その職場に魅力がないからかもしれません。
昨今、賃金だけでは、有能な人を引きつけられなくなっています。
有能な人にとって、いちばん魅力的な職場は「成長できる職場」。
「成長が基準。成長したい人は、成長できるところに行く。
社長自身が勉強する。そうすれば、自然と人は集まる。」と中谷さん。
賃金よりも成長。成長できる職場をつくりましょう。
「選ぶ」と「決める」。
一見似た行動のようですが、じつは似て非なるもの。
「与えられた選択肢の中から消去法で選ぶ。これはだめ。
自分で決めていくことが大事。」と中谷さん。
選ぶのは、消極的な態度。一方の「決める」は前のめりです。
選ばされたとなると、後悔がつきものですが、
決めたこととなると、後悔することはありません。
前のめり人生を送れるかどうかは「覚悟」に表れるのですね。
「職人」かどうかを決めるのは、その人の職業意識。
特定の仕事に就いているということを意味するわけではありません。
「見返りにこだわるのが『人手』。そのうちAIに使われる。
仕事を通じて、成長を楽しめるのが『職人』。」と中谷さん。
苦役の対価として報酬を得るだけでは「サラリーマン」人生。
たとえサラリーマンでも、志を持っていれば、それは「職人」。
「成長」を最優先することで「職人」になれるのですね。
能力の開花は、遺伝子スイッチの状態で決まる。
近年の医学の進歩は、これまでの常識を覆しそうです。
「老化も遺伝子スイッチのオン・オフで決まる。
オフになっているスイッチをオンにするには経験量。
特にお父さんの経験、行動でスイッチが決まる。」と中谷さん。
先日のNHKスペシャル。これから子作りしようという男性たちが、
いい精子にしようと、一生懸命運動していたのが印象的でした。
勉強と生活習慣。中谷さんの思想が注目されるわけですね。
スポーツの世界で、根性論が排除されてきているように、
「頭脳」の世界でも、新しい知見が得られています。
「走ると、記憶力がよくなる。受験校は、部活をやめない。
哲学者が散歩するのは、健康のためではない。」と中谷さん。
頭脳のパフォーマンに大きな影響を与えるのは、習慣だったのです。
自分のパフォーマンスを高める方法を追求することが、
プロフェッショナルにとって、道を極めるということなのですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美
健康を気にしているようでは、仕事に生きているといえない。
こんな考え方が、少し前までの日本社会の主流でした。
時は流れ、こんにち不健康自慢、徹夜自慢はイタい感じになりました。
自己管理、時間管理の不行き届きを自ら晒しているようなものだからです。
「40歳が人生の境目。足腰から衰えは訪れる。
階段を見たら、飛びつこう。正しい深呼吸をしよう。」と中谷さん。
ふだんの生活のなかで、どれだけトレーニングできるかが勝負。
人生100年時代の健康法、中谷さんから伺いました。
★こんな方にお奨めです♪
□いつもごきげんでいたい方。
□正しい深呼吸を習得したい方。
□ずっと健康でいたい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
『LIFE SHIFT』によれば、今40歳くらいの人は、平気寿命は95歳。
「人生100年」は、にわかに現実味を帯びてきました。
ところが、これまでの人生モデルは、80年人生を想定したもの。
「80年戦略」で、今後をやりすごすことの困難さが叫ばれています。
「60歳までしがみついたら、それからは無理。
30代と40代以降は、違う人生。人生の境目は、40歳。」と中谷さん。
長寿化とともに重要になったのが、年齢に応じたアップデート。
勉強し続けて、新たな自分に脱皮し続けていきましょう。
「健康に気遣っているようでは、一流とはいえない」
ひと昔前の男性は、そんな考え方をしていました。
時代は変わり、今やそういう価値観はもはやブラック思想。
「健康診断には、忙しくて行けないではアウト。
健康管理は、時間管理。」と中谷さん。
健康をないがしろにする人は、時間をないがしろにする人。
そういう認識が、働き方をアップデートしていくのでしょうね。
だいぶ前の月ナカで、中谷さんがこうおっしゃいました。
「階段を見つけたら、飛びついている。
『イチニサンシ、ニニサンシ』とぐいぐい昇る。」
これを聴いてから、私も階段を苦にしなくなりました。
「循環器の問題は、足腰の問題。走るまではいかなくてもいい。
老化は下半身から。歩こう。階段を昇ろう。」と中谷さん。
階段を見つけたら、飛びつきましょう。
諸悪の根源とされる、メタボリックシンドローム。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「体脂肪率をむやみに下げると、リスクに見舞われる。
免疫力が下がる。もう一つはメンタル。不機嫌になる。」
健康的な数値を達成するために、ストイックになりすぎると、
かえって心の健康を損ねてしまう。そんなことはままあります。
自分の「機嫌」を最優先して、健康を考えてみましょう。
怒りが、健康に害をなすことは、よく知られています。
心疾患などの血管に、怒りは悪影響を与えるようです。
「暗いニュースを見ると、腰が痛くなる。腰痛は、メンタルの問題。
ニュースを見るより絵を観よう。展覧会に行こう。」と中谷さん。
怒りを誘発してしまう要因を遠ざけることが、いちばんの健康法。
感情に火をつけるより、感性を研ぎ澄ます。
心身一如。心のありようが、健康を決めるのですね。
世の中、嫌なことには、どうしても遭遇してしまうものです。
でも、その時に、私たちの日頃の修行の成果が試されます。
「怒りは、正義感から生まれる。
やり返していては、悪意の感染を増幅するだけ。
嫌なことを感謝に切り替えるのが、感じのいい人。」と中谷さん。
正義感を「怒り」に落としてしまうのではなく「平和」に高める。
こんな切り替えができる人が、真の平和主義者なのですね。
道徳というと「正義感」のあるなしで語られがちです。
正義か否かという判断で、悪を裁くというイメージがあります。
でも、これについて、中谷さんは、つぎのように戒めます。
「他者に向かっているのは、道徳心ではない。
あれやったけど、あれでよかったのかなあ。
自分の行動を自問するのが道徳心。
魔女狩りには、クリエイティビティがない。」
悪と決めつけ断罪するのは、道徳心の欠如した行動なのです。
それぞれの事情を斟酌するのが、寛容の精神なのですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美