9月4日(水)正午まで データ版:3800円/CD版7800円
無茶ぶりに、チャンスあり。
――信用が積み上がる、中谷流・直感行動術。
ひとり相撲だから、無になれる。
――中谷流・「王朝貴族」行動術。
※「備考欄」で、ご希望をお知らせください。
(300円分のポイントバック付き)
日々レベルアップしているはずなのに、なぜか限界を感じてしまう……
そんな方は、ひょっとしたらアップデートできていないのかも。
テクノロジー、ビジネス、そして社会――急激な変化に取り巻かれるなか、
自分一人がレベルアップしているだけでは、とうてい追いつけません。
時代の行く末を展望しながら変わり続ける。それが「アップデート」。
でも、20代の成功体験に執着している30代もいれば、
30代の成功体験にこだわっている40代も少なくありません。
そんな空回りを防ぐために、私たちはどうしたらいいでしょうか?
年齢に応じたアップデート術、中谷さんから伺いました。
★こんな方にお奨めです♪
□上司の無茶振りに困っている方。
□「誇り」を持てるビジネスをしたい方。
□40代以降の「自分の価値」を高めたい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
「ピンチはチャンス」とはよく言われますが、
じっさい「ピンチ」とはどのようなものでしょうか?
命が危険にさらされるようなピンチなんて、そうはありません。
現実によくあるピンチとは「無茶振り」。急に振られる仕事です。
上士からの無茶振り、クライアントからの無茶振り。
これがピンチの正体なのです。無茶ぶりがチャンスなのです。
無茶振りが来たら、チャンス到来と腕まくりしましょう。
では、どうしたらチャンスをものにできるのでしょうか?
それは「準備」をすること。入念かつ周到な準備。
これがチャンスを掴めるかどうかを決定づけます。
「運に『事前に言ってくださいね』は通用しない。
この日のために、1年前から準備できる人にとっては、
『よし、来た!』と動ける。」と中谷さん。
準備をしていない人にとっては「無茶振り」ですが、
想定して準備をしてきた人にとっては「チャンス」なのですね。
値段は高いよりも安いほうがいい。難しいより簡単なほうがいい。
そう考えるのが大多数なのでしょう。でも、それでは物足りない。
そう考える人が増えてきています。では、彼らは何を求めているのでしょうか。
それは「リスペクト」。
「まず2時間、芸術について語り合う。それから採寸。
老舗は、合格しなければ、売ってくれない。数の時代から、誇りの時代。
高くて、めんどくさいから、リスペクトが生まれる。」と中谷さん。
コスパ人生を送るか、リスペクト人生を送るか、今問われています。
「優柔不断」が、嫌われるのはなぜでしょうか?
「正解を探しているから、決められない。消去法ではなく直感。
神様を信じている人は、直感で決められる。」と中谷さん。
優柔不断とは、正解志向。そう、哲学志向とは真逆のスタンス。
100点を目指して、合格点をとって、それでよしとするか、
それとも、一生問いを立て続ける人生を選択するか。
自分の直感を信じることは、哲学的に生きることなのですね。
「20代は素直さ。かわいげで差がつく。30代は能力。
40代になると、信用で差がつく。信用とは、安心感。
早寝する人は信用がある。」と中谷さん。
「信用」という言葉が重くのしかかるのは、40代になってから。
若い頃は、失敗を恐れずにチャレンジすることがたいせつですが、
40代ともなると、いかに失敗を防ぐかが問われるようになります。
縁の下の力持ち、そんな安定感のある存在になりたいですね。
へたに挨拶すると、不審者として通報されかねない昨今、
さっと、さわやかに挨拶できる人は減少傾向にあるようです。
「挨拶すれば、ミスったときの許される。
挨拶は万引き防止策。挨拶した人に悪いことはできなくなる。
挨拶すれば、テンションが上がる。」と中谷さん。
さらには、こういう時代だからこそ、挨拶できる人の希少価値も高い。
挨拶できる人が、チャンスを掴める時代になったのですね。
それが正しいと思っていたことが、じつはそうではなかった。
そんなとき、あなたはどう反応するでしょうか?
1.そうとは認めない(また無視する)。
2.「そうだったのか!」と驚く。
「ずっと逆をやっていたという驚きが、学びになる。
そこでワンステージ上がることができる。」と中谷さん。
自分のあやまちに気づいたときの対処に、余裕が表れるのですね。
「あー、逆だった!」と奈良さんのように素直に驚きたいですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美
思春期の子供、パートナーとの関係、会社の人間関係――
人との関係で、人は悩み、苦しみます。
直面した問題に真っ向から挑むことも大切なことですが、
何度も玉砕していると、メンタルがまいってしまいます。
そんなときこそ、取り組み方を変えてみましょう。
「学校には行かなくてはならない」を「学校は行っても行かなくてもいい」。
「夫婦はいつも一緒にいるもの」を「夫婦はべつに一緒にいる必要はない」。
「世の中の当たり前」からいったん離れてみると、解決策が見えてくる。
常識から離れて、足場を確立する方法、中谷さんから教わりました。
★こんな方にお奨めです♪
□子供の不登校に悩んでいる方。
□会社や家庭に居場所がない方。
□パートナーとの距離感に悩んでいる方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
まじめな人ほど、良くも悪くも「前例」に従順です。
まじめに学校に通っていた人は、会社にもまじめに通います。
でも「まじめ」だけだと、どこかで行き詰まってしまいます。
「学校や会社に取り込まれると、つまらない。
学校や会社を『絶対』にしないことで、消耗しない。
自分が主であるという意識を持とう。」と中谷さん。
「会社と対等」という意識が、自分を救うのですね。
「子育ては妻の役割」という認識はだいぶ薄らぎましたが、
進んで、子育てに参加しようという男性はまだ少数派のようです。
「植物でも、子供でも、一から育てることで、変化がわかる。
変化を踏まえることで、完成がイメージできる。
一から、育ててみよう。」と中谷さん。
手間がかかる幼少期を、奥さんに任せっぱなしにしておきながら、
高校生の子供に、進路を示したところで耳を傾けてもらえません。
赤ちゃんのときからの人間関係が、信頼につながるのですから。
いじめを苦にして自殺する子供があとをたちません。
自殺した子供たちは、学校でのいじめもつらいことだったでしょうが、
それとともに、学校に行かないことで、親を悲しませたくない。
そんな板挟みで、みずから命を断ってしまったというケースもあるようです。
「親が自分で教育するという覚悟。みんなと違ってもいいという覚悟。
親の覚悟が、子供のストレスを緩和する。
子供に『学校は、行っても行かなくてもいいよ』と言おう。」と中谷さん。
親の覚悟が、子供の心を軽やかなものにするのです。
あるとき、修行僧が趙州和尚に問いかけました。
「犬には仏性があるでしょうか、それともないでしょうか?」
和尚は、「無」と答えました。(趙州狗子「無門関」より)
「禅の公案には「正解」がない。だから考え続けなければならない。
お寺に石段が多いのは、無になるため。
ランダムな石段を登っているうちにしんどくなってくる。
必死にのぼるうちに思考を忘れる。これが無の境地。」と中谷さん。
つらいものだったお寺の石段をのぼってみたくなりますね。
「期待」と「失望」は表裏一体。
期待すればするほど、失望も大きいものです。
大恋愛の末のゴールイン。ようやく、夢の結婚生活が始まる!
――と思いきや、結婚生活は思ったような甘美なものではなく…
こういう話はよく耳にします。
「お見合い結婚ほど離婚率が低い。大恋愛は離婚しやすい。
期待値が低いと、長続きする。」と中谷さん。
諦めの境地で向き合うことで、かえって幸せに気づけるのかもしれませんね。
恋愛をしていると、相手を美化してしまうものです。
これを「結晶作用」というのだそうです。
和歌の世界は、この結晶作用そのもの。
顔も見たこともない相手に恋い焦がれる日々。
ああでもない、こうでもない。ああしたらどう思われるか。
こんなことなら会わなければよかった――
「ひとりですったもんだしているのが、王朝の人びと。
所帯じみている女性は好まれず、夫婦は別居の通い婚。
現代の価値観とはまったく違うのが和歌の精神世界。」
中谷さんの解説を聴いたら、あらためて和歌にふれたくなりました。
いつもいっしょにいたい。それが愛情のあかしだから。
じつは、この考え方は、大きな勘違いなのかもしれません。
「時間の長さが、愛情の量ではない。ずっと一緒だからきつい。
顔を合わせていなくても、心の拠り所にはなれる。
別行動だから、ドキドキできるし、安心もできる。」と中谷さん。
牽牛と織姫、ロミオとジュリエット。めったに会えないから燃え上がる。
長続きする恋愛の要諦は「ふだんは別行動」なのかもしれませんね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美