月刊・中谷彰宏136「みんながグチる間に、勉強する人が生き残る。」――コツコツ成長する仕事術
プロの投資家は、情報を先取りして、資金をドンと投下。
素人が群がってきて、相場が上がったら、さっと売り抜ける。
これをみて「そんな稼ぎ方は、ずるい」と思った方。
あるいは、「俺もそんなふうにしてみたい」と思った方。
どちらも、お金の本質が見えていないかもしれません。
プロ投資家には、彼らなりの苦難や辛酸、刻苦勉励があるのです。
決して、楽して儲けている――わけではないのです。
上っ面だけみて、うらやましがったり、真似したりするのではなく、
自分にとって最高のリターンが得られる「投資」を手がけましょう。
株や仮想通貨などより、よっぽどリターンがいいのが勉強。
勉強ほど、確実で利回りのいい投資対象はありません。
豊かな生活を手に入れる勉強投資法、中谷さんから伺いました。
★こんな方にお奨めです♪
□会社や仕事に不満のある方。
□楽して儲けようとしている方。
□苦労体験が多い方。
別冊・中谷彰宏136「リスペクトしながら、リラックスしよう。」――最後に残る恋愛術
若い。かわいい。スタイルがいい。だから、モテる。
外見でモテるのは、若さの特権。
そのまま、若さで勝負し続ければ、無限地獄に陥ります。
そんな状況になってしまう前に、戦略転換が必要です。
「できる男は、外の世界での戦いでヘトヘトになっている。
だから、リラックスさせてあげられる女性に安らぐ。
リラックスとリスペクトが、若さに勝てる戦略になる。」と中谷さん。
追いかけられる立場から、追う立場へ――立場が変われば、
戦略も変わってきます。積極的に、転換していきたいものです。
「有難い存在」になる方法、中谷さんから教わりました。
★こんな方にお奨めです♪
□いつまでも魅力的な女性でありたい方。
□好きな人の前だと、緊張してしまう方。
□リスペクトを習得したい方。
○「10万円の仕事を、15万円分やる人が成功する。」(中谷彰宏)
「コスパを追求すると、貧しくなる。」と中谷さん。」
「10万円」の仕事を「8万円」の労力で納品できたら、」
一見、コスパがいい――ということになります。」
ところが、その人には、つぎの仕事は来ません……。」
一方、同じ仕事を「15万円」のエネルギーで仕上げる人がいます。」
満足したクライアントは、また仕事を依頼してきます。」
次々と仕事が舞い込み、ギャラも高騰していくという好循環。」
まず、損から入る――これが、成功者の仕事の流儀なのです。」
」
○「センスは後天的な才能。失敗体験で磨かれる。」(中谷彰宏)
学生のとき、私たちは「要約」を勉強しました。」
あらすじや著者が言いたいことを、簡潔にまとめるという作業です。」
ところが、社会人になると、その能力だけでは通用しません。」
そこで求められるのが「センス」。」
どこに光を当てるかという価値軸が問われるのです。」
「センスは後天的な才能。失敗体験で磨かれる。」と中谷さん。」
トライして、失敗して、そこから学習する。」
その蓄積が、私たちのセンスを磨き上げてくれるのです。」
○「ルールは、常に変わる。」(中谷彰宏)
昨日までの花形職業が、気づいたら低迷した業界になっている。
そんな現象が、最近よく見られるようになりました。
親世代の価値観をそのまま引き継いでしまうと、
こういうときに、時代の渦に巻き込まれてしまいかねません。
「ルールは、常に変わる。そう認識しておかなければ、
カモにされる。」と中谷さん。
ルールの変化に怒ったり嘆いたりするのではなく、先取りする。
勉強は、ルールの変化を先取りするためにあるのです。
○「書いていないルールに気づけるのが、大人。」(中谷彰宏)
空気を読むことも大事ですが、それより大切なのがルールに気づくこと。
そのお店のルール、そのグループのルール、その家のルール。
そうしたものは、たいてい明文化されていません。
「書いていないルールに気づけるのが、大人。
瞬間的に、ルールに気づけるのが生きる力。
『聞いていないし』では通用しない。」と中谷さん。
ルールに機敏に反応できるセンサーが、社交力なのですね。
○「自己資金は、すべて勉強に投下しよう。」(中谷彰宏)
「仮想通貨で儲かった」という話をよく耳にします。
「今から参入しよう」という方もいらっしゃるかもしれません。
「お金でお金を儲けるには、元手が必要。
1000万円投下できるのなら、FXでも、仮想通貨でもやればいい。」
中谷さんの言葉は逆説。投資を勧めているわけではありません。
投資のリターンより、圧倒的にリターンがいいのが勉強。
すべて勉強に投下する人が、結局、お金を得ているのです。
○「苦労体験を、お金に替えよう。」(中谷彰宏)
お金持ちになりたい人が、一番陥ってはならないのが、
それは「楽して儲けたい」という「貧者の発想」。
「楽して儲けようとするから、永遠に貧しい。」
貧しい考え方だから、カモにされる。
一番お金になるのは、苦労体験。」と中谷さん。
家庭環境での苦労、受験勉強での苦労、サラリーマン時代の苦労。
こうした苦労をコンテンツ化して発信してみましょう。
それを学ぼうとする人たちから「授業料」がもたらされるはずです。
○「汗水たらしている人が、結局稼いでいる。」(中谷彰宏)
「投資は、持っている人が勝つようにできている。」と中谷さん。
こんなカラクリに「ずるい!」と怒ってはなりません。
そういう現実があることを踏まえて、行動すればいいからです。
猛勉強して、「カラクリ」を逆手に取る。
猛烈に仕事をして、「カラクリ」の主宰者になる。
あるいは、自分にはその資格はないからと、本業に精を出す。
三者三様、いずれも、汗水たらして働いている人たちです。
楽して儲かることはありません。
汗水たらして働く人が、豊かになっているのが現実なのです。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美
○「正論は、すべてだめ。」(中谷彰宏)
わかっていることを、上から目線で言われる。
それが正論であればあるほど、腹が立つものです。
「わかっていることを言うのは、気持ちが通じていないということ。
正論は、すべてだめ。中谷本には、正論は書かない。」と中谷さん。
しくじった相手に対して、正論を振りかざし、居丈高な態度をとる。
言っている内容というより、その自分に酔った態度や、
冷たい人間性のほうが、よっぽど問題ということなのですね。
○「リラックスさせられる女性が、モテる。」(中谷彰宏)
若い男性は、女性を追いかける立場。だから、自分を磨きます。
ところが、女性は自分をそれほど磨かなくてもモテる。
ところが、30代にも差しかかったあたりで攻守交代。
だんだん外見的魅力が失われ、日々、新人たちに脅かされる……
そんな苦境を挽回できる切り札が「リラックス」戦術。
「熟年になったらリラックスしたい。
モテモテの人には、リラックスで攻略しよう。」と中谷さん。
ホッとできる存在になることで、魅力を高めていきましょう。
○「リスペクトが足りないから、緊張する。」(中谷彰宏)
リラックスとともに、大事なのが「リスペクト」。
リラックスとリスペクトを与えてくれる女性に、男性はコロリ(笑)。
でも、中途半端なリスペクトだと逆効果。
「緊張している子は疲れる。変なことを言ったら、
捨てられるのではないかと不安なのは、リスペクトが足りないから。
心底リスペクトできていれば、緊張しない。」と中谷さん。
リスペクトとは、相手を信じ切るという覚悟なのですね。
○「たくさんトライして、一発を狙おう。」(中谷彰宏)
「一発」は、緻密な戦略と計画的な実行の結果に生まれる
――じっさいは、そういうものではないようです。
「とにかくたくさんキャラクターを作ること。
これが、キャラクタービジネスの必勝法。
どれだけ外した商品を持っているかが勝負。
僕も今、下積み。一発を狙い続けている。」と中谷さん。
大成功は、膨大なトライのなかから生まれるのですね。
○「花嫁修業で、差をつけよう。」(中谷彰宏)
「花嫁修業」という言葉は、もはや死語の代表格。
ところが、男性の心を射止めるには、最強の習い事のようです。
「ボタンを手際よく縫いつける姿で、男はコロリ。
お裁縫にしても、料理にしても、最初からできたわけじゃない。
それは、勉強と練習を積んだ結果。」と中谷さん。
成長し続ける男性は、成長し続ける女性にリラックスします。
「花嫁修業」を通じて、いつまでも魅力を高めていきたいですね。
○「リスペクトの心構えは、親から教わる。」(中谷彰宏)
「お追従」とリスペクト、一見似ていますが、じつは真逆。
お追従は、へりくだって、おもねって、相手に合わせる態度。
その根底には、相手への信頼も、思慕の気持ちも希薄です。
一方、リスペクトは心底本気。純粋そのものの感情。
「リスペクトは、子供の頃、両親から教わる。
お父さんがお母さんに、お母さんがお父さんにとる態度で、
子供は、リスペクトというものを体得していく。」と中谷さん。
もし、親からそれを習得できなかったとしても、ご心配なく。
リスペクトは、学んで向上できる能力でもあるからです。
○「リスペクトする人から、リスペクトを学ぼう。」(中谷彰宏)
リスペクトを親から学べなかった人は、どうすればいいのでしょうか?
「リスペクトする人から、リスペクトを学ぼう。」と中谷さん。
これと決めた師匠にすべてを委ね、すべてを吸収しようという決意。
「英会話はこの人、ダンスはこの人とジャンル分けしていては、
リスペクトではない。この人と決めた先生から、
すべてを学ぼうという覚悟が、リスペクト。」と中谷さん。
技術や知識というレベルでなく、全人格を習得する。
リスペクトの技法や心得も、師匠から学ぶのが王道なのですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美