月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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月刊・中谷彰宏117「役立つより、役立ち感を持とう。」――働きやすさより働きがいを持つ仕事術
別冊・中谷彰宏117「人にはわからない面白さを知ろう。」――怖さを乗り越える生き方術


月刊・中谷彰宏117「役立つより、役立ち感を持とう。」――働きやすさより働きがいを持つ仕事術
幸不幸に、数値化できるようなモノサシはありません。
目の前の現象をどうとらえるか、私たちの「解釈」次第です。
同じ状況に出くわしても、それをラッキーととらえられるか、
それとも、アンラッキーであるととらえてしまうか。
ここに「ラッキー感度」が表れます。
では、どうしたらラッキー感度を高めることができるのでしょうか?
それは、すべてをラッキーとして解釈してしまう「物語力」を磨くこと。
映画や小説から、数多くの「物語」を仕入れておく。
いま問われている「神様のテスト」は何なのかつねに考える。
そうすれば、苦境も見せ場。苦笑いしながら向き合うことができます。
すべての状況に感謝できるマインドセット術、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□つい愚痴っぽくなってしまう方。
□自分は、不幸であると思っている方。
□苦境を、学びの機会にしたい方。


別冊・中谷彰宏117「人にはわからない面白さを知ろう。」――怖さを乗り越える生き方術
恐怖心にしても、不安感にしても、しょせん自分の心が生み出したもの。
自分が生み出したものなら、自分で消し去ることもできるはず。
そのために有効なのが「独り言」。
つらくなったら、趣味や気晴らしに没頭し、思う存分独り言。
こうすることで、恐怖心は、頭の中から取り除かれていきます。
そう、頭脳という限られたスペースを、他のもので埋めてしまうのです。
でも、それは、言うほど簡単ではありません。
あなたの頭を占領した恐怖心は、なかなか立ち退いてくれないからです。
上手に気持ちを切り替える方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□怖いものがある方。
□不安感で、頭がいっぱいになってしまう方。
□趣味の持ち方がわからない方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

月ナカ生活117パック

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○「働きやすさより、働き甲斐。」(中谷彰宏)
いまの若者は、「働きやすさ」を志向しているそうです。
「ブラック企業」というのは、働きにくい職場を指すのかもしれません。
でも、ひと昔前は違いました。
私たちの年代以上は、働きやすさより「働き甲斐」を求めたものです。
給料が少なかろうと、休みもほとんどなく徹夜続きであろうと、
上司のパワハラに遭おうと、仕事に「やり甲斐」を求めたのです。
これも時代の流れですから、しかたがないのでしょうが、
「働きやすさ」を求めると、不平不満が出やすくなるから困ったもの。
結局、「働かない」というところまで行ってしまいかねません。
「働きやすさより、働き甲斐。」と中谷さん。
働き甲斐を追求すれば、仕事のつらさなんて吹き飛んでしまうのです。

○「幸福感は、夢中度で決まる。」(中谷彰宏)
仕事、恋愛、趣味――何かに夢中になることは、
私たちに、幸福感を与えてくれます。
夢中になる対象がない人生ほど、空虚なものはありません。
そして、この「夢中力」は、子供のときに決まるそうです。
「『早くしなさい』は、クリエイティビティの敵。
子供がボーッとしているのは想像している瞬間。邪魔しない。」
ボーッとしていたり、没頭していたりするときに、
「夢中力」がつちかわれているのですね。
ボーっとする時間、没頭する時間をたいせつにしましょう。

○「好きなことは、天職ではない。」(中谷彰宏)
「好きを仕事にしよう」とよく言われますが、中谷さんは違います。
「好きなことは、天職じゃない。20代は、頼まれたら何でもやってみる。
『意外に嫌いじゃない』ことが天職になる。」
面白いもので、人は、やりたくないことをやるときには、
その仕事に「やり甲斐」を見出そうという心理が働くそうです。
つまり、やりたくない仕事や働きにくい環境のほうが、
「働き甲斐」が見つかるというのです。
給料が悪い、感謝されない、そんなブラック仕事が、
あなたの可能性を開花させてくれるかもしれません。

○「働き甲斐とは、役立ち感。」(中谷彰宏)
では、働きがいとは、どんなときに得られるのでしょうか。
それは、誰かの役に立ったときです。
たとえば、カラオケ。
うまくないのなら、真っ先に歌いましょう。
「下手な人が最初に歌うと、あとが楽。
歌唱力という能力のなさが、役立ち感を生んでいる。」と中谷さん。
「能力=役立つ」という図式は必ずしも成立しないのです。
「能力のなさ」を役立てる方法に、チャンスがありそうです。

○「期待感が強いから、不幸だと思ってしまう。」(中谷彰宏)
「奇跡」についてどんな考えをお持ちですか?
「すべてが奇跡」あるいは「奇跡なんて一つもない」
――こういうスタンスの方は、幸せであると中谷さん。
「奇跡はある。でも、私の周りにはない……」と考える人は不幸です。
「今はないけれど、いつか奇跡がやってくる」、
そういう期待感が、日常を暗いものにしてしまうからです。
そんな期待を持つよりも、日常に「意味」を見つけ出しましょう。
すべてに「意味」を感じられる人は、すべてが奇跡となります。
すべてを自己責任で解釈する人は、奇跡なんてないと考えます。
ともに、運不運に振り回されていないところが幸せなのですね。

○「習慣にすれば、淡々とこなせる。」(中谷彰宏)
部屋の掃除にしても、領収証の整理にしても、
「やる気」を出して、一気にまとめて片付けようとすると、
なかなかやる気になれないものです。
「モチベーションを上げなくてもできるのが習慣。
意欲はあるけど、必死ではないのが習慣。」と中谷さん。
ジョギングでも、掃除でも、日記でも、早起きでも、
「奮起」しないで、日常生活に盛り込んでしまう。それが習慣。
いったん習慣にしてしまえば、やらないのはかえって気持ち悪い。
「やる気」より「習慣」のほうがエネルギー効率がずっといいのです。

○「捨てれば、意欲がわいてくる。」(中谷彰宏)
若くて、何事にも意欲的な時期は、手を広げようとするものです。
その時の「成功体験」が捨てられず、いつまでも手を広げる人がいますが、
これは逆効果。意欲は、どんどん失われていってしまいます。
「持ち物や執着を減らせば、意欲がわいてくる。
皿洗いでも、アイロン掛けでも、何でもいいから一点突破。
一つあるだけで、意欲的になれる。」と中谷さん。
散漫にならないで、対象を絞り込んで集中する。
これが、いつまでも意欲的に生きるためのコツなのですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美




○「暗い人ほど、面白い。」(中谷彰宏)
勉強ができる、スポーツができる。こういう尺度より、
「面白い」ことが、こんにちもっとも重視されるようになりました。
「面白い人」とが、一番の褒め言葉といってもいいでしょう。
そこで、「面白い人」になろうと、むりして明るく振る舞うのは逆効果。
「面白さは楽さ。明るい人には、落差がない。」と中谷さん。
ふだん、ウジウジ、くよくよしているような人ほど、
かえって、周りの人のおかしみを誘うものです。
あなたのウジウジ、くよくよは「芸」になるのです。

○「最高の麻酔は、想像力。」(中谷彰宏)
怖がりの人は、気持ちの切り替えが苦手な人。
怖いことに意識が集中してしまい、他に気を紛らわせられないのです。
最近、よく言われる「コーピング」とは、いってみれば気晴らし。
鬱々としてきたら、この曲を聴く、河川敷を走る、コーヒーを豆から淹れる
――こういった「気晴らし」が、メンタルの健康に効果的といわれています。
恐怖心においても、これは同様。
「注射が怖い」「飛行機が怖い」というときには、別のことを考えてみる。
友人が「エッチなことを考えると、眠気がなくなる」と言っていましたが、
こんな「想像力」が、恐怖心克服のテクニックになるのですね。

○「仕事も恋愛も、一瞬の幸せのためにある。」(中谷彰宏)
「幸せ」というのは、一瞬の出来事。あたかも1枚の絵のようです。
そして、その一瞬の感動は、その前段階での長い「下積み」によって、
つくられると言ってもいいでしょう。
2分間のアトラクションのために、2時間並ぶ。
ひと夏、肉体労働して貯めたお金で、1週間放浪する。
そういう意味では、嫌なことや怖いことというのは「下積み」。
人生を味わい深いものにしてくれるための「調味料」と言えそうです。
だから、なくそうとするのは、あまりにももったいない。
むしろ、恐怖心は、味わい尽くすべきなのです。

○「執着を捨てれば、生き残ることができる。」(中谷彰宏)
生き残り戦略は、動物たちの世界において顕著です。
太古の昔、恐竜たちは、強くなって生き残ろうとしました。
巨大化し、攻撃力を磨きましたが、それが災いして滅びました。
一方、私たちの先祖である哺乳類は、「知力」で生き残ってきました。
「頭脳」が「肉体」に勝利したといえるかもしれません。
これに加えてもう一つ、ゾウガメの戦略をみてみましょう。
ゾウガメはできるだけ動かないことで、餌を必要としないようにしました。
分厚い甲羅で身を守り、エネルギー消耗の大きい脳を小さくしました。
エネルギー絞り込みに徹したゾウガメ戦略、学ぶべきことは多そうです。

○「趣味があれば、乗り越えられる。」(中谷彰宏)
恐怖心にしても、不安感にしても、自分の頭が生み出したもの。
生み出せたのだから、自分の頭次第で、なくすこともできるはず。
趣味――好きなことは、そのためにあると言ってもいいでしょう。
緑色の金魚をつくるために一生を捧げる人。
鉄道の全駅に降り立とうとする人。
石に情熱を傾け、銘石を求めて旅する人。
こういう求道者たちに、恐怖心や不安感は無縁です。
そんなことに気持ちを捉えられている時間がないのです。

○「怖くなったら、しがみつこう。」(中谷彰宏)
今回のトークで紹介された恐怖克服法から3つご紹介します。
1.もっと怖がっている人を激励する。
たしかに、自分より怖がっている人がいると、落ち着きますね。
自分より怖がっている人を見つける余裕があればの話ですが。
2.しがみつく。
子供は怖くなると、親にしがみつきます。
大人になると、さすがにやりにくいものですが、
手を握るというのも、同様の効果がありそうですね。
3.歌をうたう。
歌をうたうと、恐怖心が頭から駆逐されます。
兵士がよく歌って行進するのは、そういう理由からでしょうか。
いずれにせよ、頭の中にどっかり座った恐怖心や不安感を、
何か別のものに取り替えることがポイントのようですね。

○「独り言で、心をメンテしよう。」(中谷彰宏)
オリンピックをはじめ、スポーツをみていると、
何かつぶやいている選手の多いことに気づかされます。
自分を励ます言葉、気の緩みを自戒する言葉、
こんな言葉を、自分に語りかけているのでしょうか。
中谷さんも、「独り言」をよく言うとおっしゃいます。
「独り言を言うことで、心のメンテができる。
心が整理されて、集中力が高まる。瞑想みたいなもの。」
独り言を言うと、周囲の目をはばかってしまいますが、
せめて、一人でいるときには、思いっ切り独り言。
心の健康には、頭の中の「言葉」を解放することなのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美