仕事で、自分を認めてもらうのは至難の業。
でも、「受けいれられる」ところから始めると、道は開けます。
○黙って話を聴く。
○全力疾走する。
○黙々と取り組む。
仕事の基礎体力のつけ方、中谷さんから教わりました。
★こんな方に、有効です♪
□つい安直な道を探してしまう方。
□新しいコミュニティにスムーズに入りたい方。
□存在、実力、人間性を認められたい方。
●「すこし離れたところで、黙って話を聞こう。」(中谷彰宏)
好感をもたれる簡単な方法、それは、
すこし離れたところで、黙って話を聞くこと。
逆を考えればわかりやすいですね。
出しゃばってきて、べらべらしゃべる――こういう人は嫌われます。
でも、初対面だと、自分を知ってもらわなければと力んでしまい、
どうしても、出しゃばり自己PRに陥りがち。
そういう時は、中谷さんのこの言葉を思い出しましょう。
●「トレーニング、練習、稽古で、自分を磨こう。」(中谷彰宏)
「トレーニングは、基礎体力を培うもの。
練習は、スキルを磨くもの。
稽古は、精神力を高めるもの。」
中谷さんの整理は明快です。
整理することで、今、自分がどんな鍛錬をしているのかわかります。
ちなみに、「月ナカ」を聴くことは、稽古だそうです。
●「力量は、歩くスピードに出る。」(中谷彰宏)
できる人は、歩くのが速い。
電話も、メールも短くてシンプル。つまり、速い。
資料の取り出し、片付けも速い。
できる人は何においても「速い」のです。
すべてを「速く」することで、「できる」ようになる。
これが、中谷さんの教えの基本原理の一つです。
●「銃を抜くように、名刺を出そう。」(中谷彰宏)
相手より先に名刺を出しましょう。
鞄の中を「どこだ、どこだ」とまさぐっていたり、
財布からしわくちゃの名刺を出したりしているうちに、
あなたは、撃たれていることでしょう。
ビジネスは戦争。
戦場においては、一刻も早く銃を抜く。
そのためには、ふだんからの手入れと練習が肝腎です。
●「学校と社会の差は、桁外れに大きい。」(中谷彰宏)
「学生気分が抜けない」という言葉があります。
これは例えるなら、一般道から高速道路に入ったのに、
まだ40キロくらいで走っているようなものです。
グイグイ追い抜かれていきますし、
何よりも、追突されそうで危険です。
与えられる側から、与える側への転換に気づかないと、
高速走行できないまま、年月は進みます。残酷……
●「全力疾走しよう。」(中谷彰宏)
簡単に好感を持たれる方法をもう一つ。
それは、全力疾走。
ミスがあっても、スピードが遅くても、
全力疾走する人に、人は共感し、賛辞を送ります。
何はともあれ、全力疾走。
ヘルメットが飛ぶくらいスイングして、
一塁ベースまで全力疾走し、ヘッドスライディング。
これが大きな声援を生むのです。
●「お黙々とやっていると、見えてくる。目移りした瞬間、見えなくなる。」(中谷彰宏)
仕事のスピードに関する勘違いに、並行処理があります。
入力しながら、別のモニターで情報収集――
一見効率が上がっていそうですが、じつは低レベルな効率化。
目の前の仕事に黙々と取り組むのが、じつは近道。
低レベルの効率化を図るより、黙々仕事なのですね。
●「積み重ねてきた年月をリスペクトしよう。」(中谷彰宏)
上段者は、こうした積み重ねた年月を知っています。
だから、「継続」や「積み重ね」という時間をリスペクトできます。
しかし、下段者には、その価値がわかりません。
相手が積み重ねてきた努力、つまり年月をリスペクトすること、
これには、する側にも、それなりの鍛錬が必要なのです。
●「才能は自分のためのものではない。人を幸せにするためのもの。」(中谷彰宏)
「才能を磨くのは、何のため?」と聞かれれば、
たいていの人は、自分が幸せになるため、と答えるでしょう。
でも、中谷さんはこう言います。
「才能は、人を幸せにするためのもの。」
天から授かった才能を、人のために使うのが王道。
自分のために使おうと思っているうちは、才能は開花しません。
人を幸せにするために、才能を発揮しましょう。