月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

「月ナカ生活」トップ > 月刊・中谷彰宏27「詩のある人に、なろう。」――志が見つかる自分発見術

以前から、中谷さんの本は好きでよく読んでいましたので、こうして間近でお話を伺うことができて、とてもハッピーです。

さて、今回のテーマは、「詩のこころ」。
詩なんていうと、ちょっと中谷さんぽくないって思う方もいると思います。
でも、今回のトークでは、詩人・中谷彰宏が全開です。

本編の一部を無料試聴いただけます。

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月刊・中谷彰宏27

詩について語れば、どうしても歌に触れざるを得ません。
ではここで、中谷さん歌いまくりのカラオケ談義をお聴きになってみてください。

いかがでしたか?
中谷さん、歌うまいですよねーー
そのうち、「月ナカ」でカラオケをテーマでやってみようかしら。

続いては、唱歌「鯉のぼり」についてのレクチャーです。
これには、感動と驚きで鳥肌が立ちました。
ぜひ、こちらを聴いてみてください。

これが、作家の感性なんですね。
このあたり、本ではあまり見ることができないので貴重です。

さて、中谷さんといえば「書」。
見事な字を書かれますよね。
この書、叔父様がもともと師匠をされていて、中谷さんの高校時代の書の先生も、その叔父様に師事していたというのだから、なるほどですねー

「革命家になろうと思っていたから、隷書体を習った」
こんな発言も飛び出して、びっくり!
熱き血潮に燃えていた青年・中谷彰宏に触れることができました。

「ぼくの書は、完璧なコピーを目指した。
オリジナルではなく、徹底的にまねる。
押さえつけられて、押さえつけられて、
爆発するところに芸術がある。」

これ、わかります。
私も美術をかじる一人として、これは実感できます。
中谷さんの骨太の書の原点は、ここにあったのですね。

さて、次に紹介するのは、高校時代の中谷さんが作った答辞。
「3年間で一番嬉しかったこと、君と出会ったこと。
一番楽しかったこと、君といろんな話をしたこと。
一番悲しかったこと、君と離ればなれになること。」

ジーンと来ませんか?
私は感動しました。
ぜひ、声に出して読んでみてください。
――どうですか?
来ますよねーー

さて、この答辞、当時恋をしていた彼女に戻ってきてもらうことを祈願して、中谷さんはこの答辞を書いたんですって(笑)。
でも、反応したのは、水野君ただ一人。
「中谷ーーー、お前、オレの心わかってくれてるなー(号泣)」
このあたり大爆笑のエピソードでした。

「ぼくは、話をする時は、絵にして話をしている。
読んだり聞いたりしている時も、絵にしている。」
ここから始まるお話は、かなりすごいです。
私がいろいろ言うよりも、この部分お聞きいただきましょう。

どうしたか?
私はゾクゾク来ました。

「海を見たことがない子供。
群馬県のように海のない地域で、それも入院している子供。
死線をさまよう病床で、生まれ変わったら、
海に行きたい、外国に行きたいと歌う。
宇宙観、死生観までたどり着いている。」
唱歌を聴いて、ここまで想像を広げられる人ってすごいです。
このお話を聴いてから、歌の聴き方、詩の読み方がすっかり変わりました。

詩って、子供にはわからない世界ですよね。
年を取るとともに、詩の良さがしだいにわかってくる。
まだ、わからないというのなら、このトークをお聴きになって、
ぜひ、詩の世界に触れてみてください。
あなたの日常をじわりじわりと、より豊かなものにしてくれるはずです。

詩のある人生、それは志のある人生。
大きな夢、目標を胸に秘めるには、今こそ詩です。
詩のある人に、なろう。

――今回のトークは、作家・中谷彰宏の琴線に触れることができますよ。
そして、このトークをお聴きになったら、ぜひ、私宛で感想をください。
詩について語り合いましょう! 

●今号のトピックのご紹介

・詩は、声に出して意味がわかる。
・コピーする技術を、身につけよう。

ふつうなら、「オリジナリティを出そう」となるところですが、中谷さんは違います。
徹底的にコピーできる人の方が、その後、花開くと言います。
「守・破・離」という言葉がありますが、まずは基本からですよね。

・話し方は、先生のミックスジュース。

講演・セミナーでの中谷さん、いくつかパターンがあるなと思っていたら、
じつは、浪人時代、通っていた駿台予備校の先生のパターンをモノマネしていたんです。
「今日は、どの先生にしようかな?」って決めているんですって!
あなたも話し方にバリエーションを持ってみてはいかがでしょうか?
その一つは、当然、中谷さんですね。
ちなみに、中谷さんは、東大文U(経済学部)を第一志望にしていたんですって。

・詩には、もうひとつの意味がある。

詩は、たくさんの情景・情念がコンパクトにまとめられたもの。
コンパクトにできているところが、詩のすごさと言ってもいいでしょう。
表面的に語られている言葉の裏にある意味を受け止めることができるようになれば、あなたも「詩的」な人になれます。
その向こうにある真実を読みとるトレーニングをしてみませんか?

・絵日記を、描こう。

中谷さんは、何でも「絵」で理解すると言います。
頭の中に情景を浮かべられるように語り、読み、書くのです。
絵日記は小学生のものというのが一般的ですが、
大人こそ、絵日記を書いて、ビジュアルで語る、考える、伝えることが大事なんです。
絵日記、最初はメモ程度でいいと思いますので、始めてみませんか?
(ちなみに、私は美大出なので、メモ用紙に絵日記らしきものは日常的に書いてきました)

・童謡の意味は、大人にしかわからない。
・同じタイトルの曲には、つながりがある。

ここのお話は感動ものです。
ぜひ、中谷さんの語りをお聴きになってください。
作家・中谷彰宏の真髄に迫ることができます。

・作者の想いは、B面に隠れている。
・2番目の歌詞に、本質がある。
・心に残るコピーは、平仮名で書かれている。

ここでは、中谷さんの洞察力が際立っています。
「歌の1番は、クライアント受けしなければいけない。
だから、おもしろくない。
3番は、1番のリフレイン。
作者の思いは、2番に込められている。
『千の風になって』も2番がいいでしょ。」

・人生の基本は、モノマネにある。

モノマネされる人って、人気者ですよね。
中谷さんも、小堺一機さんにモノマネされたそうです。
それが、
「明日も、そんなにきれいなの?」
――なんですって(笑)。
「ぼく、そんなこと、言わないのにね(笑)。
でも、言っているかな。」
相手の特徴を上手にすくい上げることができるのは、まさに感性。
話し方、表情、仕草から、相手を理解するのはいい方法ですねー

・人は、声で覚えている。
・英文和訳で、日本語を学ぼう。

詩を、身にまとうことができれば、日々の暮らしが変わるんだなって思いました。
詩があれば、コミュニケーション、話し方、気遣い、洞察――すべてに生かすことができます。
でも、この「詩」のセンスって、やはり若い人には難しい。
あるていど人生経験を積んでからでなければ、心にジーンと伝わってこないように思います。

でも、詩のない人生は、「理」だけの人生。20代の延長線上でしかありません。
30代後半あたりから、「詩」を必要としてくるのかな、とその年代の私は思いました。