●語ることのできる映画を、１０本持とう。

最初の映画は、「ラースと、その彼女」。
主人公は、ＩＴ企業で働く「むっちゃまじめな男」。
モテない、彼女いない、ぼくとつ、オタッキー・・・(´・ω・)ｶﾜｲｿｽ
舞台は、アメリカの寒々しい片田舎――
ある日、主人公の家に届いた段ボール箱。
そこに入っていたのはラブ・ドール！！　( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ
ドールを連れた主人公は、家族に紹介しました。
「彼女ができました。名前は、ビアンカです」
おいおい、いったいどんな展開になるんだーーーって感じです。
それにしても、語る中谷さんの描写の絶妙さ。
観ていないのに、頭に情景が浮かんできます！ヾ(*´∀｀*)ﾉｷｬｯｷｬ
それに、心理描写。
やっぱ観るところが違うなー、ユニークだなー　((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ

――物語は続きます。
この事態に、批判的なお兄さん。
理解を示す兄嫁。
しかし、主人公のひたむきさに打たれて、意外な展開に。
美容院は、ビアンカの髪を切るように。
洋服店の主人は、お似合いの服ををみてあげるように。
最初は戸惑っていた村の人たちが、どんどん優しくなっていく――(´∇｀)
その後は、観てのお楽しみ〜〜　＜(_ _)＞

●１００本観れば１本、一生ものの映画に出会える。

さて、この映画、中谷さんは「パルコパート３」で観たんですって。
売店で、ポップコーンを買おうと思って立ち寄ると、
そこには、なんと、ビアンカ！！　ﾟ(∀) ﾟ ｴｯ?
ビアンカと遭遇した中谷さんの打ち明け話が、笑えます！(　＾∀＾)ｹﾞﾗｹﾞﾗ

中谷さんの言葉です。
「期待していないのに、おもしろい映画がいい。
だから、映画はたくさん観ないといけない。
たとえ、外れても、文句を言わない。
たくさん観ているうちに勘も鍛えられるから。
１００のうち、９９が外れでもＯＫ。
残りの１つを一生語ることができるから。」
うーん、なるほどーー　(^^)／
私も１日１本、はちょっと無理ですが、
１週間に３本は観るようにします！！（コツコミに感想書きます！）
「ラースと、その彼女」のサイトは、下記の通りです。(´∇｀●)
いきなりビアンカ・・・かなり衝撃的です・・・　(^_^;)

●世の中、許せない人ばかり。許せたら、誰でもモテモテ。

次の映画は、山本周五郎原作の「冷や飯とおさんとちゃん」。
“すっごいいい女”の「おさん」には、たった一つ欠点があります。
それは・・・
エッチの最中に、前の男の名前を言うこと！！　Σ(ﾟДﾟ；)ｱﾗﾏｯ
当然、それが原因でケンカになります。。。
それが、しこりになって、別れてしまいます。。。
でも、いい女・おさんには次々に男たちが群がる。
中谷さんが「おさん」を観たのは、学生時代なのだそうです。
その時、観ながら、
「自分が相手の男だったら、どんなリアクションするかな？」
と思ったそうです。

「今なら、聞き流すね。
顔色も変えない。
間違いメールみたいなものだから。
愛する人のウソのほころびを平気で見逃す、
つっついたりしない。
この映画のテーマは、許すということ。
モテる男は、許せる男。
人間、許せたら、モテモテだって（笑）」
しかし、映画のなかの男たちは、やはり・・・許せない。(´・д・｀)
あなたが、おさんを愛した男だったら、どうしますか？？
学生時代の中谷さんは、どう思ったんだろう！？　(￣ー+￣)ｷﾗｰﾝ
聞くのを、忘れていました。。。次回、恐る恐る聞いてみます。(ﾟＡﾟ;)
この映画、気になった方は、下のＵＲＬでご覧いただけますよ！(´∇｀●)

●許せる男は、ルパンに学ぼう。

「許す」をテーマとした映画をもう一つ。
それは、「ルパン三世」。
私も「カリオストロの城」は観たことがありますよ。(^^)／

「ルパンは、かっこいい。
不二子ちゃんの『ごめんね、ルパン』で全部許している。
騙されまくっているのに、許せるルパンはかっこいい。
それに、次元と次元と五右衛門。
この二人がルパンを許している。彼らもかっこいい。
悪役は、許さない人。受けた仕打ちを絶対に許さない人。
ヒーローは許す人ということだね。」
なるほどーーー　(^^)
悪役は許さない人って、すっごくよくわかります。
実際に、そういう人いますものねー　(´・ω・｀)
そっか、許せばいいんだな、と深く納得。(^_^)v
でも、この許すって、一朝一夕にはできないですよね。
だから、映画を観続けるんですね。
人間としての器を大きくするために、
もっともっと、映画を観ましょう！＼(^o^)／

●出来事を解釈し直すことで、許せるようになる。

「冷や飯とおさんとちゃん」からもう１編、「ちゃん」のお話を。
主人公・重吉は、火鉢づくりの名人。
暮れの押し迫った時期、とある縁から、知人の職人が訪ねてきた。
気前よく振る舞った重吉であったが、その客人はこそ泥であった・・・
すっかり蓄えを持ち逃げされた重吉一家。
ふつうなら、そこでケンカになるが・・・
おかみさんの言葉は、「いいじゃないの」。
「あんたが、もし、よそ様でこれをやったら、私は悲しいよ。
でも、盗られる側だったから、よかったじゃないか」
うーーん、人情話。
私、こういう話に弱いんです。涙ぼろぼろ・・・｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡

ここで、中谷さんのコメント。
「奥さんは、許した。
結局、許すことで、自分がハッピーになる。
騙されたときにムッとすると、運気が下がる。
騙されたときに、顔色を変えないのがモテる男。
騙されたことで、厄払いできたと解釈すればいい。
もう関わり合わずに済むとね。
そう解釈し直すんだ。
我慢じゃない。」 なるほどーーーーー
許すって、こういうことだったんですね、解釈し直す！！(^^)／
起こった出来事も、解釈次第ということですね！＼(^o^)／
映画って、ホントにいいですね！！(´∇｀●)

●顔色を変えない男になるには、やっぱり映画。

今、ここで「顔色を変えない」というお話がありました。
これについて、さっきも出てきたルパンがまたもや登場。

「ルパンや００７のかっこよさは、
大爆発起きても、顔色変えないところ。
カーチェイスでも、騙し、騙されでも、
顔色を変えない。
そこに、かすかな微笑みがあると、最高。
必死さが出てしまうと、コメディになる、
悪役になる、下っ端になる。
淡々としているのが、クール。」
これも、なるほどですね〜〜〜　(^^)／
たしかに、ヒーローには、余裕があります。
どんなにすごい修羅場でも、ニヤリと笑っている！
私なんか、すぐにパニクってしまいますから、
ヒーローにはほど遠いですが、世の男性陣には、
ぜひ、クールなヒーローであって欲しいですね。(´∇｀●)
そのためには「００７」シリーズや「ルパン」が一番です！

●プロセスなしで、一気に展開する力を映画で獲得！

お次は、「モンパルナスの灯」！
このフランス映画、私も大好きです！！　ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!
画家・モジリアニの晩年を描いたこの作品、いいですよー　(^^)／
中谷さんは、こう指摘。

「美術学校で、デッサン中。
モデルでなく、相手の顔を描いている。
次の瞬間、もう肩組んで歩いている。
その間のプロセスいっさいなし。
ここが、アメリカ映画との違い。
家に、戻る。
次の瞬間、もう鞄持って出てくるんだ。
当然、その間の説明なし。
このスピード感が大事。
００７の最新作「慰めの報酬」、
自分を見張っているスパイがいる。
次のシーンはベッドの中。
これが、ジェームス・ボンドのかっこいいところ。
やはり、プロセスは一切なし。
ガッツポーズもないし、チクショーもない。
修羅場をくぐっていると、顔色を変えなくなる。
いつも、かすかに微笑んでいる。」
プロセスを一足飛びにする――これがポイントですね。
このスピード感を得るためには、やはり映画ですね！(´∇｀●)

最後に、中谷さん、お願いします！
「映画は、スクリーン上でなく、心の中に存在する。
話が、じっさいの物語と違うって怒らないでね。
ぼくの心の中にある、映画なので（笑）。
きれいな景色は、自分の心がつくる。
それを風情というんだね。
それぞれの心に、それぞれの映画が生き続ければ、
それでいいんだよ。」
わーーー、今までも、映画は好きでしたけど、
このお話を聴いて、もっともっと観ようと、決意しました。＼(^o^)／
皆さんもごいっしょに映画、観まくりましょう！！！(´∇｀●