月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

バッハは1000曲、中谷さんは1000冊。

中「音楽の父」に学ぶ、超大量仕事術。

月刊・中谷彰宏183「音楽を聴く人に、神様は味方する。」――『バッハ』

音楽の父・バッハ。その生涯での作曲数は1000曲以上。
そんなバッハの言葉を、かいつまんでご紹介しましょう。
「音楽は、日常の生活で溜まった澱みや埃を取り除く。
私の流儀とは、たえまない仕事、分析、反省」
「心を動かさなければ音楽ではない。
他の人が見えないものを見えるようにしている」
どこかで聞いたことのある言葉だと思いませんか。
そう、音楽を本に置き換えれば、中谷さんの言葉そのもの。
バッハの仕事術は、そのまま中谷さんの仕事術だったのです。
超大量仕事術、バッハを通じてお話しいただきました。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏183

【データ版】月ナカ183 価格:1,700円(税込)

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○「バッハは、ロック。既成概念を乗り越えている。」(中谷彰宏)

ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、18世紀ドイツの音楽家。
教科書でも「音楽の父」として、いかめしい肖像でお馴染みです。
「バッハは、バロックを完成させ、終わらせた人。
めちゃくちゃ斬新。めちゃくちゃ仕事している。
バッハは、ロック。既成概念を乗り越えている。」と中谷さん。
そんなバッハですが、存命中は売れなかったそうです。
まだ時代が、バッハに追いついていなかったのですね。

○「ルターを知れば、バッハがわかる。」(中谷彰宏)

宗教改革といえば、マルティン・ルター。
ルターの生まれたのは、鉄鉱石産出で有名なザクセン地方。
この地で生まれた活版印刷が、宗教改革の原動力となりました。
それまでキリスト教といえば、教会の専権事項でした。
ところが、ドイツ語訳聖書が活版印刷で大量に刷られると、
家庭のテーブルで、父親が語り聞かせるものになりました。
「バッハは、ルター派の音楽家に生を受けた。
ルターを知れば、バッハがわかる。」と中谷さん。
教養を深めることで、音楽はより楽しめるのですね。

○「バッハは小川ではない。大海だ。」(中谷彰宏)

バッハ(Bach)は、日本語訳すれば「小川」だそうです。
「バッハは、小川ではない。大海だ」
これは、ベートーヴェンの言葉だとされています。
先に中谷さんもおっしゃったように、バッハの功績は、
バロック音楽の多種多様な流派や様式の集大成。
つまり「小川」を「大海」へとまとめあげたのです。
バッハから多大の影響を受けたのがベートーヴェン。
リスペクトの連鎖が、新しい音楽を生み出すのですね。

○「転々としてきたバッハは、ライプツィヒで27年過ごした。」(中谷彰宏)

背中にはパイプオルガン。右手に楽譜。
左手の裏返しポケットは、お金がないことを表現しています。
これは、ライプツィヒのトマス教会にあるバッハ像。
バッハは、ここで27年間、音楽活動に明け暮れました。
「マタイ受難曲」などの名曲は、ここで創られました。
ライプツィヒは、芸術の街。バッハの発見者・メンデルスゾーン、
ゲーテ、ワーグナー、シューマン、そして森鴎外に滝廉太郎。
土地特有のスピリットが、芸術家を引き寄せるのですね。

○「日常の生活で溜まった澱みや埃を取り除くのが、音楽。」(中谷彰宏)

中谷さん引用のバッハの言葉をご紹介しましょう。
「音楽は、翻訳がいらない。魂が魂に話しかけている。
音楽の目的は、神の栄光と癒やしである。
音楽は、日常の生活で溜まった澱みや埃を取り除く。
私の流儀とは、たえまない仕事、分析、反省」
バッハの仕事術は、そのまま中谷さんの仕事術だったのです。
バッハを聴きながら、中谷本を読んでみませんか。

○「バッハは、音楽という言葉で、神と対話した宗教家。」(中谷彰宏)

バッハの言葉は、さらに続きます。
「私は楽譜通り演奏しているだけ。神がそれを音楽にしてくれる。
信心の次に大事なものはハーモニー。
音楽があるところに、神は慈悲深くいらっしゃる。
心を動かさなければ、音楽ではない。
他の人が見えないものを、見えるようにしている。
予想することは重要ではない。ただ我々は方舟をつくるのみ」
「バッハは、音楽という言葉で、神と対話した宗教家。」
神様の声を楽曲にしたのが、バッハの音楽なのですね。

○「曲名を質問しないで、風景を思い浮かべよう。」(中谷彰宏)

「僕が鼻歌を歌っていたら、一緒に風景を思い浮かべて欲しい。
なんていう曲かと尋ねなくていい。一緒に歌って欲しい。
鳥の鳴き声や川のせせらぎ、滝の音に、曲名はない。」と中谷さん。
展覧会でも、絵よりも、解説ばかり見ている人がいます。
音楽にしても、絵画にしても、文字情報ばかりに目が行く。
これは現代人にありがちな行動といえるでしょう。
情報を頭に入れる前に、耳でしっかり味わいたいですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美