月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

「冒険」を「日常」に。

弾む心を取り戻す、中谷流・感動冒険術。

月刊・中谷彰宏165「散歩のように、冒険しよう。」――恋と革命に生きる感動術

生き抜くために、次から次へと男性を渡り歩いた山田順子。
仏教の危機を「冒険」で救おうとした大谷光瑞と河口慧海。
白瀬矗に始まる「探検」の精神は、西堀榮三郎、植村直己へ。
「文明人とは、道を探検する能力のある人。保護は、衰退を生む。
つらくならないためには、安楽にならないこと。
出し切ることで、エネルギーがみなぎってくる。
感動は、自分の限界を超えたところにある。」と中谷さん。
内向きになってしまった。そんなときこそ「冒険」。
弾む心と行動力を取り戻す方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□若い頃の勢いを取り戻したい方。
□「冒険」を「日常」にしたい方。
□エネルギー枯渇に悩んでいる方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏165

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ165 価格:1,700円(税込)

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自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ165 価格:5,000円(税・送料込)

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○「僕は、革命家になりたかった。」(中谷彰宏)

「サイボーグ009、ルパン三世、そして革命家に憧れた。
革命家は、根性がある。たとえば、伊藤野枝。」と中谷さん。
「伊藤野枝」ときいて、ピンとくる方は少ないでしょう。
伊藤野枝は明治生まれでありながら、結婚制度を否定し、
夫・辻潤を捨てて、アナーキスト・大杉栄との関係を結んだ女傑。
最後は、大杉とともに、憲兵に殺害されました。享年28。
時代の空気を超えた自由な生き方、今こそ体得したいですね。

○「『流浪の魂の持ち主』と評した竹久夢二。」(中谷彰宏)

「芸術を離れた所に、彼女の人生はない」と徳田秋声。
「流浪の魂の持ち主」と評したのは竹久夢二。
その名は、山田順子(ゆきこ)。明治時代の作家です。
その名は創作活動よりも、スキャンダルともいえる恋愛で知られています。
東大卒の弁護士の夫は、借金まみれで離縁。
その後、出版社社長の愛人になり、著作を刊行。
さらには、徳田秋声、竹久夢二とも恋仲になるなど、じつに自由奔放。
でも見方を変えれば、根性ある典型的な明治の女傑。見習いたいですね。

○「文明人とは、道を探検する能力のある人。」(中谷彰宏)

明治初期の日本は、未開の地。探検の対象となる場所でした。
探検される国から、探検する国への転換、これが明治の真価といえます。
「探検とは、未知に出会うために時空を移動すること。
冒険には、3つのGがある。ゴールド、グローリー、ゴスペル。
つまり、富と名声と信仰。」と中谷さん。
ここでいう「信仰」は信念、価値軸と言い換えてもいいでしょう。
未知に出会い、成長する。それが「冒険」なのですね。

○「明治人はむちゃくちゃ。ロマンチストだけどリアリスト。」(中谷彰宏)

日本人冒険家の嚆矢・大谷光瑞は、浄土真宗の僧侶でした。
江戸幕府によって、仏教は手厚く保護されていましたが、
明治政府は神道を国境とし、仏教を排撃しました。いわゆる廃仏毀釈です。
この危機感から、大谷光瑞は、仏教の本質をあらためて探るべく、
中央アジアの仏教遺跡調査のために「大谷探検隊」を派遣しました。
「明治人はむちゃくちゃ。ロマンチストだけどリアリスト。と中谷さん。
明治人の「冒険」精神、混迷の時代の指標となりますね。

○「つらくならないためには、安楽にならないこと。」(中谷彰宏)

学生時代の怠惰な生活から、新入社員の生活への切り替えは至難の業。
それなら、いっそのこと、怠惰にならないほうが、まだましです。
「つらくならないためには、安楽にならないこと。
河口慧海は、大谷光瑞の制止と援助を断って、こう言った。
『これが、私の修行でございます』。
受験校では、チャレンジと継続が当たり前。
とくにがんばっていない。それが当たり前。」と中谷さん。
高いレベルの偉人の生き方を見て、我が身を律したいですね。

○「甘さを知ることで、成長できる。」(中谷彰宏)

「探検家・白瀬矗は、千島調査でレベルの違う寒さを知った。
甘かったことを知ることで、スタートラインに立てる。」と中谷さん。
大隈重信に頼み込んで、お金を工面して、いざ南極探検。
しかし、もう一歩のところで、外国勢に先を越されてしました。
「冒険家はリアリスト。白瀬は、納得できないが、引き返した。
帰国後は、講演会で、ひたすら借金返済の日々。
だけど、その志は西堀榮三郎、そして植村直己に引き継がれた。」
一代では叶わぬ想いが「志」となって、後進に受け継がれるのですね。

○「『冒険家じゃありません。しいていえば旅行』と續さん。」(中谷彰宏)

女性探検家・續素美代さんは、1967年熊本生まれ。
元来大人しくて人見知り。趣味は着物という女性でした。
初めての海外旅行で、隣の席に乗り合わせたドイツ人。
語学が苦手なので「イエス」を繰り返すうちに、「山登り」を承諾。
気づいたら、エベレストに登る羽目になっていました。
「スキーと徒歩で南極点踏破。日本女性では初。
感動は、自分の限界を超えたところにある。」と中谷さん。
流れに身を任せることも、「冒険」なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美