日々レベルアップしているはずなのに、なぜか限界を感じてしまう……
そんな方は、ひょっとしたらアップデートできていないのかも。
テクノロジー、ビジネス、そして社会――急激な変化に取り巻かれるなか、
自分一人がレベルアップしているだけでは、とうてい追いつけません。
時代の行く末を展望しながら変わり続ける。それが「アップデート」。
でも、20代の成功体験に執着している30代もいれば、
30代の成功体験にこだわっている40代も少なくありません。
そんな空回りを防ぐために、私たちはどうしたらいいでしょうか?
年齢に応じたアップデート術、中谷さんから伺いました。
★こんな方にお奨めです♪
□上司の無茶振りに困っている方。
□「誇り」を持てるビジネスをしたい方。
□40代以降の「自分の価値」を高めたい方。
「ピンチはチャンス」とはよく言われますが、
じっさい「ピンチ」とはどのようなものでしょうか?
命が危険にさらされるようなピンチなんて、そうはありません。
現実によくあるピンチとは「無茶振り」。急に振られる仕事です。
上士からの無茶振り、クライアントからの無茶振り。
これがピンチの正体なのです。無茶ぶりがチャンスなのです。
無茶振りが来たら、チャンス到来と腕まくりしましょう。
では、どうしたらチャンスをものにできるのでしょうか?
それは「準備」をすること。入念かつ周到な準備。
これがチャンスを掴めるかどうかを決定づけます。
「運に『事前に言ってくださいね』は通用しない。
この日のために、1年前から準備できる人にとっては、
『よし、来た!』と動ける。」と中谷さん。
準備をしていない人にとっては「無茶振り」ですが、
想定して準備をしてきた人にとっては「チャンス」なのですね。
値段は高いよりも安いほうがいい。難しいより簡単なほうがいい。
そう考えるのが大多数なのでしょう。でも、それでは物足りない。
そう考える人が増えてきています。では、彼らは何を求めているのでしょうか。
それは「リスペクト」。
「まず2時間、芸術について語り合う。それから採寸。
老舗は、合格しなければ、売ってくれない。数の時代から、誇りの時代。
高くて、めんどくさいから、リスペクトが生まれる。」と中谷さん。
コスパ人生を送るか、リスペクト人生を送るか、今問われています。
「優柔不断」が、嫌われるのはなぜでしょうか?
「正解を探しているから、決められない。消去法ではなく直感。
神様を信じている人は、直感で決められる。」と中谷さん。
優柔不断とは、正解志向。そう、哲学志向とは真逆のスタンス。
100点を目指して、合格点をとって、それでよしとするか、
それとも、一生問いを立て続ける人生を選択するか。
自分の直感を信じることは、哲学的に生きることなのですね。
「20代は素直さ。かわいげで差がつく。30代は能力。
40代になると、信用で差がつく。信用とは、安心感。
早寝する人は信用がある。」と中谷さん。
「信用」という言葉が重くのしかかるのは、40代になってから。
若い頃は、失敗を恐れずにチャレンジすることがたいせつですが、
40代ともなると、いかに失敗を防ぐかが問われるようになります。
縁の下の力持ち、そんな安定感のある存在になりたいですね。
へたに挨拶すると、不審者として通報されかねない昨今、
さっと、さわやかに挨拶できる人は減少傾向にあるようです。
「挨拶すれば、ミスったときの許される。
挨拶は万引き防止策。挨拶した人に悪いことはできなくなる。
挨拶すれば、テンションが上がる。」と中谷さん。
さらには、こういう時代だからこそ、挨拶できる人の希少価値も高い。
挨拶できる人が、チャンスを掴める時代になったのですね。
それが正しいと思っていたことが、じつはそうではなかった。
そんなとき、あなたはどう反応するでしょうか?
1.そうとは認めない(また無視する)。
2.「そうだったのか!」と驚く。
「ずっと逆をやっていたという驚きが、学びになる。
そこでワンステージ上がることができる。」と中谷さん。
自分のあやまちに気づいたときの対処に、余裕が表れるのですね。
「あー、逆だった!」と奈良さんのように素直に驚きたいですね。
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