月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

「正解」にこだわるから、継続できない。

臨機応変力を高める、中谷流「解体」覚悟術。

月刊・中谷彰宏147「没頭し、解体することで、新しいものが生まれる。」――正しさに引きずられない成長術

なぜ、継続できないのでしょうか?――中谷さんはこう答えます。

「まじめな人ほど継続しない。1回でも休んだらポッキリ折れてしまう。

いい加減な人は、来たり来なかったりしながら、だらだら継続する。

正しさや正解から離れることが、結果として覚悟になっていく。」

「正しさ」や「正解」は至上の価値。多くの人はそう思っているでしょう。

でも、それらに執着することで、失うものは少なくないのです。

継続、柔軟性、覚悟――こういった特質が損なわれてしまうからです。

正しさや正解を超越した価値軸の作り方、中谷さんから伺いました。


★こんな方にお奨めです♪


□継続しない方。

□正しさにこだわる頑固な方。

□柔軟な対応が苦手な方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

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○「覚悟とは、正解から離れること。」(中谷彰宏)

「正解」とは無条件でグッド。そう思っている人は少なくありません。

でも中谷さんは、その「常識」に疑義を呈されます。

「覚悟とは、仏道修行。覚悟とは、正解から離れること。

僕はその時点での最高解を、本に書いているけど、

その次の本では、前の本の反論を書き始めている。」と中谷さん。

永遠に到達できない「正解」。でも、それを求め続けること。

それが修行であり、覚悟というものなのですね。

○「真面目な人が、三日坊主になる。」(中谷彰宏)

継続は力なり。継続は、真面目な人だからできること。

これも、中谷さんに言わせれば、誤解の一つ。

「真面目な人は、一度休むと、ポッキリと折れてしまう。

いい加減な人は、来たり来なかったりで、だらだら継続する。

真面目な人ほど三日坊主になる。不真面目は人は継続する。」

これはとてもわかります。私自身、実体験あります(苦笑)。

力まず、リラックスして取り組む。これが継続のコツですね。

○「成り行き任せだと、運命の仕事に出会える。」(中谷彰宏)

黒澤明監督は「自分は、映画の素人」だとおっしゃっていたそうです。

本職は画家。映画はたまたま携わった仕事に過ぎないというのです。

手塚治虫さんも、宝塚歌劇団に恋い焦がれるお医者さんでしたが、

成り行きで、漫画家への道を進むようになりました。

「雑誌をやりたい。編集者命。イメージを固めすぎるとだめ。

むしろ、成り行き任せのほうが、運命の仕事に出会える。」と中谷さん。

セルフイメージに束縛されないようにしたいですね。

○「見破られたら、段取りではない。」(中谷彰宏)

しっかり段取りして、それを遂行することに喜びを感じる男性。

一方、思いがけないアクシデントやサプライズに心動く女性。

「段取り見え見えもいやだけど、段取りが悪いのもいやが女性。

手品師のように、相手の女性に、そのカードを引かせよう。

段取り力とは、先回りする力。完璧なダンドリを作って捨てていく。

見破られたら、段取りではない。」と中谷さん。

段取り力も正解から離れる力。覚悟が問われますね。

○「『グッドじゃなかったけど、よかったね』が臨機応変力。」(中谷彰宏)

月ナカのジャケット撮影は、驚くほど成り行き任せです。

でも、中谷さんの中にある構想を、奈良さんが上手に絵にしていく。

その過程は、お二方の力量が如実に出ていると、毎回驚かされます。

ただ時々、天候などの思いがけないアクシデントが起こります。

「成り行き任せでも、グッドなものはできる。

でも、その上のグレートに必要なのが臨機応変力。」と中谷さん。

状況次第で、手を加えていくことでグレートの域に達するのですね。

○「地図を広げて、全体像を把握しよう。」(中谷彰宏)

中谷さんは、新学期にもらった教科書を一気に通読したそうです。

そうすることで、今後1年間の学習内容の全体像を把握できます。

学習でも仕事でも、部分だけやっていると力が入りません。

全体像を把握することで、今やっていることの意味がわかり、

打ち込めたという体験は、誰にでもあるところでしょう。

「戦国武将の軍議は、まず地図を広げることから始まる。

受験校は、3ヶ月で一巡して、全体像を把握させる。」

全体像を把握することで、覚悟と段取りが手に入るのですね。

○「取捨選択しないという覚悟を持とう。」(中谷彰宏)

「ものをつくる覚悟」は4段階に分かれると、中谷さん。

1.「訪問の覚悟」で、未知との遭遇を果たす。

2.「没頭の覚悟」で、手当たり次第に網羅する。

3.「解体の覚悟」で、細分化してスクラップする。

4.「再構築の覚悟」で、自分の価値軸で整理し直す。

重要なのが「没頭」。これがないと「選択」してしまうからです。

ネット情報をあてにして行動するようでは、クリエイティブとは程遠い。

コスパを意識することが、創造性の最大の敵なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美