月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

正解がないから、成長できる。

職人に生まれ変わる、

中谷流「哲学」仕事術。

月刊・中谷彰宏146「正解がないことを、考え続けよう。」――職人的に働く仕事術

仕事がつらい。会社の人間関係がうまくいかない。
悩みの原因は「哲学」が足りないせいかもしれません。
部下に好かれたい。すぐに「正解」を知りたい。
ほかを出し抜いてでも、自分の成績を上げたい。
こういう邪念が、ブーメランとなって襲ってきているのです。
「サラリーマン的ではなく、職人的に働こう。」と中谷さん。
「職人」として会社に関わることで、今ある悩みは雲散霧消。
そのためには、哲学を学び、自分の哲学を確立すること。
職人的に働くための哲学学習法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□毎日、会社に行くのがつらい方。
□哲学を、自分の人生に活かしたい方。
□ジコチューという自覚のある方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】月刊・中谷彰宏146

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ146 価格:1,700円(税込)

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自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】月ナカ146 価格:5,000円(税・送料込)

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○「リーダーは、好かれない。」(中谷彰宏)

好かれようとすることほど、リスキーなことはありません。
好かれようとする先生や上司は、むしろ軽蔑されます。
好かれようとする男性は、女性から好かれないものです。
「リーダーは、好かれない。好かれたら危ない。
人気のあるリーダーの元で事故は起こる。」と中谷さん。
部下に好かれようとするあまり、チェックが甘くなる。
それが大きな事故につながっているという現実があります。
好かれようという気持ちを持たないのが「職人」なのです。

○「未来の社員のために、働こう。」(中谷彰宏)

「今だけ、カネだけ、自分だけ」
最近読んだ本で見つけた、印象的な言葉です。
「仕事は、何のためにするのかを考えてみよう。
年収とか地位ではなく、たとえば創業者の想い。
そして、これから入ってくる社員の想いに思いを馳せてみる。
彼らのために働けば、自分自信が伸びていく。」と中谷さん。
自分のために働いていては、成長は望めないのですね。

○「時給ではなく、職人として働こう。」(中谷彰宏)

上司から認められたい、部下から好かれたい。
周囲との関係の上で、はじめて「自分」というものがいる。
これは、サラリーマンの宿業なのかもしれません。
でも、こうした「時給」労働に身を任せていると、
「職人」としての働き方をすることができません。
「時給ではなく、職人として働こう。」と中谷さん。
仕事と自分という世界に磨きをかけ続ける。
これが「職人」という働き方なのです。

○「哲学も美学も、見えないものを見る学問。」(中谷彰宏)

「美学」は、哲学ジャンルに位置づけられているそうです。 フランス語で美学を「エステティック」といいますが、
「esthetique」――この語感、何かに似ていませんか? 
そう、「ethics=倫理」です。
「哲学も、美学も、ともに見えないものをみる学問。
倫理社会と美術は一つのことだったんだよ。」と中谷さん。
見えないものを見られる感性を磨いていきたいですね。

○「僕は、思想を革命している。」(中谷彰宏)

「中谷彰宏は作家じゃない。思想家だ」
作家の鷲田小彌太先生は、こうおっしゃったそうです。
私たちが接しているのは、中谷思想。
中谷さんの考え方、物の見方を学んでいます。
鷲田先生のおっしゃるとおり、作品という次元を超えています。
「象牙の塔にこもっていると、秘伝になってしまう。
僕は、一般の人が実践につなげられるような、
思想の革命をしていきたい。」と中谷さん。
思想革命の最前線にふれられるのが、月ナカなのです。

○「哲学とは、正解のないことを探求する学問。」(中谷彰宏)

たとえば、安楽死。安楽死をめぐる議論には答えがありません。
森鴎外は「高瀬舟」で、安楽死について問題提起しました。
小説をはじめとした文学は、解のない問題を考える教材ともいえます。
「正解がないことを考えていくのが、哲学。マンガは哲学全集。
梶原一騎のマンガやスラムダンク、バガボンドで、
人間はいかに生きるべきかを、僕たちは考えた。」と中谷さん。
物語にふれることは、いかに生きるかを考えることなのですね。

○「捨てずに、封印しよう。」(中谷彰宏)

捨てることで、新しいものが入ってくるスペースが生まれる。
これはこれまで何度となく、中谷さんがおっしゃってきたことです。
今回はさらに「封印」という手法をご紹介いただきました。
「すぐに正解を得ようとするのではなく、いったん封印しておく。
すると、あれはいったい何だったのかね?――と問題が見えてくる。
捨ててしまっては見えてこない。頭の片隅に、封印しておこう。」
一目散に正解を求めるのではなく、いったん留保してみる。
封印することで、考え続ける哲学思考を身につけたいですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美