月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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月刊・中谷彰宏143「芸術品が、見る人を選ぶ。」――美意識を磨く美学道

これまで、仏像を観るることは何度かありましたが、
正直なところ、よくわかりませんでした…(笑)。
でも今回の中谷さんのお話で、全体像が一気に理解できました。
こういう話をもっと早い時期に聴いておきたかった
――心からそう思える内容です。
芸術作品を鑑賞するためには、やっぱり知識が必要。
仏教、仏像、そして時代についての知識識が、
芸術作品を鑑賞する目を養ってくれます。
すると不思議なもので、そういう目を持った人には、
芸術作品のほうから声をかけてくるようになるのです。
作品から声がかかる、教養の習得法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□仏教の手ほどきを受けたい方。
□芸術の鑑賞法を体得したい方。
□早寝早起きしたい方。


ゲスト:奈良巧さん(編集者)

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ143 価格:1,700円(税込)
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ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「早寝すれば、罪悪感がなくなる。」(中谷彰宏)
寝起きのストレスの1つは、「寝不足ではないか」という不安。
寝不足だと、その日のパフォーマンスに悪影響を与えてしまう……
寝不足だと、心身のコンディションを悪化させてしまう……
そんな不安が、罪悪感となって、私たちを苦しめるのです。
「早寝したんだから、早起きしてもいいじゃん――となる。
早寝すれば、罪悪感がなくなる。自由になる。」と中谷さん。
早寝することで、翌日の自由を安心して享受できるのです。

○「翌朝の楽しみを、準備しておこう。」(中谷彰宏)
堀江貴文さんは、深酒しないためのコツとして、
帰らなければならない用事――たとえば、出張マッサージを
あらかじめ予約しておくとおっしゃっていました。
中谷さんもこうおっしゃいます。
「あした起きたら、これをやりたいというものを用意する。
翌朝の楽しみを、セットしておけば、すっと起きられる。」
起きたら、この映画を観よう。おいしいコーヒーを飲もう。
こんなお楽しみを、前夜のうちにセットしておきましょう。

○「お能は、物語の原点。」(中谷彰宏)
お能は、一度観にいったことがありますが、
よくわからずに、あくびを噛み殺していました…(笑)。
「外国人は言葉がわからないぶん、お能を音楽のように観る。
日本人は、台詞を理解しようとするから眠くなる。」と中谷さん。
なるほど、お能は「音楽」として向き合うものなのですね。
ちなみにお能は、主人公の悩みを「異界」の人が、
解消するのが形式なのだそうです(知りませんでした)。
こういう知識があらかじめあれば、眠気も吹き飛びますね。

○「異界に接すると、生きるエネルギーがわいてくる。」(中谷彰宏)
お馴染みの人たちの中に身を置けば、心やすまるものです。
疲れた時には、そういう人間関係はかけがいのないもの。
でも、そういう環境にずっといると、気力がしぼむかもしれません。
「異界に接すると、生きるエネルギーがわいてくる。」と中谷さん。
ホラー映画、ジェットコースター、そして変人(笑)。
なぜか、そういう「怖い」ものに接すると、元気になれます。
あえて「異界」に接してみることで、転換点を迎えましょう。

○「芸術的価値がわかれば、信仰が目覚めてくる。」(中谷彰宏)
以前、鳴門市にある大塚国際美術館に行きました。
ここは、世界の名画、それもレプリカばかりが展示されています。
古代から現代まで、名だたる巨匠の作品の数々には度肝を抜かれました。
西洋を中心としたラインナップなので、キリスト教的世界がメイン。
絵画を観ているうちに、なんとなくキリスト教が身近に感じられました。
「芸術的価値がわかれば、信仰が目覚めてくる。」と中谷さん。
絵画を通じて、宗教心や信仰心に開眼できるのですね。

○「芸術品が、観る人を選ぶ。」(中谷彰宏)
バブル時代の話です。
ある大金持ちの社長が、世界的な知名度を持つ名画を購入して、
「死んだら棺桶に入れてくれ」と言って、大顰蹙を買いました。
結局、非難轟々で、名画は一命(?)を取りとめました。
「芸術品が、観る人を選ぶ。」と中谷さん。
芸術家が精魂傾けた作品には、命が宿っています。
その命をリスペクトできる人が、芸術から愛されるのですね。

○「愛とリスペクトで、仏像に接しよう。」(中谷彰宏)
みうらじゅんさんの仏像愛からは、多くのことを学ばせられます。
みうらさんのお爺さんの趣味である仏像めぐりが発端になって、
少年期から、「月刊住職」を愛読し、ついには僧侶学校に入学。
「みうらじゅんさんは、仏像に愛とリスペクトがある。
愛とリスペクトで、仏像に接しよう。」と中谷さん。
仏像、お好み焼き、編み物――なんであろうと、
愛とリスペクトの対象を持った人が、精神的に豊かなのですね。


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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美