○「集中力は、体力。」(中谷彰宏)
「創作力の原動力は恐怖。自分が衰えていくという恐怖」
これは、アルマーニの言葉。
40代にもなると、体力の衰えを実感するようになります。
残された時間を意識するのも、この年代からです。
それを見越してコツコツと努力してきた方はきっと少数派。
体力の衰えを感じて、慌てている方も少なくないでしょう。
今からでも遅くはありません。
体を鍛えて、集中力を高めれば、時間密度も高まります。
体を鍛えることは、時間を獲得することにもなるのですね。
○「体を動かすと、集中できる。」(中谷彰宏)
ノーベル賞受賞の山中先生は、研究に行き詰まると走るそうです。
世界記憶力選手権の強豪たちも、毎日走るのだそうです。
「二流校は受験になると体育をやらない。受験校は続ける。
それは、体を動かすと集中できることを知っているから。
歩くことが面倒になると、すべてが面倒になる。
老化は足からくる。足腰を重点的に鍛えよう。」と中谷さん。
階段を見つけたら、飛びつくように昇っていきましょう。
○「メモすることで、頭が整理される。」(中谷彰宏)
集中力を高めるもう一つの方法、それはメモをとること。
スマホのメモ帳ではなく、紙に手書きでメモをするのです。
「板書で、ワーキングメモリーが鍛えられる。
速く、まとめて書く練習は集中力を高めてくれる。
メモすることで、頭が整理される。」と中谷さん。
中谷さんは、30分間の録画番組を見ながら、
A4用紙1枚分のメモをとるそうです。もはや「取材」ですね。
これくらい前のめりになれば、おのずと集中できます。
紙とペンを手元に置く習慣を身につけたいですね。
○「手足は、露出した脳。」(中谷彰宏)
集中力を高める3つの習慣、それは、
1.歩く、または走る。
2.す速くメモをとる。
3.本を読む(月ナカ16参照)。
脳だけを鍛えても、集中力は高まりません。
中谷さんが「手足は、露出した脳。」とおっしゃるように、
頭脳とともに、手足を動かすことで脳の能力は高まるのです。
体を動かして、脳を鍛えましょう。
○「手書きのメモで、信用される。」(中谷彰宏)
「『いまの言葉、メモしていいですか』と言ってメモすると
、
相手との関係が一気に縮まる」と、友人のインタビュアー。
たしかに、自分の言葉をメモされるということは、
自尊心をくすぐられますね。リスペクトの行動そのものです。
「お医者さんでも、ブライダル・コーディネーターでも、
その場でさっと書くことができる人は一流。」と中谷さん。
プリント資料を用意していても、あえて手書きにしてみる。
そうすることで、リスペクトの関係になれるのですね。
○「ポケットに、何本もペンを入れよう。」(中谷彰宏)
最近では、筆箱やペンケースを持ち歩く人も減りました。
スマホのカレンダーやメモ帳で用が足りるからでしょう。
でも、手書きをするなら、筆記用具は必須。特にペン。
「ポケットに、何本もペンを入れておこう。
紙はどこにでもある。きれいな紙だと構えてしまう。
喫茶店のナプキンや箸袋でいい。」と中谷さん。
ちなみに、中谷さんは、枕元に鉛筆を置いておくそうです。
夜中に浮かんだアイディアを暗闇の中で書き留めるためです。
ペンだとインクが出ないことがあるから鉛筆とのこと。
アイディアに対する、中谷さんの執念が伺えますね。
○「美術館に行って、運動しよう。」(中谷彰宏)
運動がたいせつなことであるとはわかってはいても、
なかなか積極的になれない人は少なくありません。
そんな人に「運動しなさい」と言っても、かえって逆効果。
中谷さんは、つぎのようにアドバイスします。
「美術館は、運動量がすごい。行くだけで、運動になる。」と中谷さん。
美術館、博物館、映画館、写真を撮りながらの街歩き。
結果的に運動になる、楽しいことを生活に盛り込みたいですね。