○「10万円の仕事を、15万円分やる人が成功する。」(中谷彰宏)
「コスパを追求すると、貧しくなる。」と中谷さん。」
「10万円」の仕事を「8万円」の労力で納品できたら、」
一見、コスパがいい――ということになります。」
ところが、その人には、つぎの仕事は来ません……。」
一方、同じ仕事を「15万円」のエネルギーで仕上げる人がいます。」
満足したクライアントは、また仕事を依頼してきます。」
次々と仕事が舞い込み、ギャラも高騰していくという好循環。」
まず、損から入る――これが、成功者の仕事の流儀なのです。」
」
○「センスは後天的な才能。失敗体験で磨かれる。」(中谷彰宏)
学生のとき、私たちは「要約」を勉強しました。」
あらすじや著者が言いたいことを、簡潔にまとめるという作業です。」
ところが、社会人になると、その能力だけでは通用しません。」
そこで求められるのが「センス」。」
どこに光を当てるかという価値軸が問われるのです。」
「センスは後天的な才能。失敗体験で磨かれる。」と中谷さん。」
トライして、失敗して、そこから学習する。」
その蓄積が、私たちのセンスを磨き上げてくれるのです。」
○「ルールは、常に変わる。」(中谷彰宏)
昨日までの花形職業が、気づいたら低迷した業界になっている。
そんな現象が、最近よく見られるようになりました。
親世代の価値観をそのまま引き継いでしまうと、
こういうときに、時代の渦に巻き込まれてしまいかねません。
「ルールは、常に変わる。そう認識しておかなければ、
カモにされる。」と中谷さん。
ルールの変化に怒ったり嘆いたりするのではなく、先取りする。
勉強は、ルールの変化を先取りするためにあるのです。
○「書いていないルールに気づけるのが、大人。」(中谷彰宏)
空気を読むことも大事ですが、それより大切なのがルールに気づくこと。
そのお店のルール、そのグループのルール、その家のルール。
そうしたものは、たいてい明文化されていません。
「書いていないルールに気づけるのが、大人。
瞬間的に、ルールに気づけるのが生きる力。
『聞いていないし』では通用しない。」と中谷さん。
ルールに機敏に反応できるセンサーが、社交力なのですね。
○「自己資金は、すべて勉強に投下しよう。」(中谷彰宏)
「仮想通貨で儲かった」という話をよく耳にします。
「今から参入しよう」という方もいらっしゃるかもしれません。
「お金でお金を儲けるには、元手が必要。
1000万円投下できるのなら、FXでも、仮想通貨でもやればいい。」
中谷さんの言葉は逆説。投資を勧めているわけではありません。
投資のリターンより、圧倒的にリターンがいいのが勉強。
すべて勉強に投下する人が、結局、お金を得ているのです。
○「苦労体験を、お金に替えよう。」(中谷彰宏)
お金持ちになりたい人が、一番陥ってはならないのが、
それは「楽して儲けたい」という「貧者の発想」。
「楽して儲けようとするから、永遠に貧しい。」
貧しい考え方だから、カモにされる。
一番お金になるのは、苦労体験。」と中谷さん。
家庭環境での苦労、受験勉強での苦労、サラリーマン時代の苦労。
こうした苦労をコンテンツ化して発信してみましょう。
それを学ぼうとする人たちから「授業料」がもたらされるはずです。
○「汗水たらしている人が、結局稼いでいる。」(中谷彰宏)
「投資は、持っている人が勝つようにできている。」と中谷さん。
こんなカラクリに「ずるい!」と怒ってはなりません。
そういう現実があることを踏まえて、行動すればいいからです。
猛勉強して、「カラクリ」を逆手に取る。
猛烈に仕事をして、「カラクリ」の主宰者になる。
あるいは、自分にはその資格はないからと、本業に精を出す。
三者三様、いずれも、汗水たらして働いている人たちです。
楽して儲かることはありません。
汗水たらして働く人が、豊かになっているのが現実なのです。