月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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月刊・中谷彰宏121「悪条件から、最高の仕事を作ろう。」――野性力を目覚めさせる仕事術

「この仕事が一段落したら、ダンスを習えるんだけどなあ」
「これだけじゃ、おいしいお好み焼きなんて作れないよ」
「静かな書斎があれば、小説でも書くんだけど……」
中谷さんに言わせれば、こんな発言は、すべて言い訳。
ありあわせでなんとかするのがプロフェッショナルだからです。
時間がない、材料が届いていない、人手が足りない。
環境が整うのを待つうちに、チャンスは過ぎ去ってしまいます。
「ありあわせ」で、今すぐ始めれば、おのずと道は開けるものです。
今すぐ始めるためのマインドセット、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□グズグズしていて始められない方。
□嫌われるのを怖れている方。
□今すぐ始めたいことがある方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ121 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「嫌われる覚悟で、自由が得られる。」(中谷彰宏)
あなたの自由を束縛するものは何ですか。
上司や仕事のノルマ、それとも奥さんの締めつけでしょうか(笑)。
こういう外部要因に原因を求めているうちは、何も解決しません。
自由を奪っているのは、じつは「嫌われたくない」というエゴだからです。
誰からも嫌われたくない。誰からも好かれたい。
こんなすけべ心が、結果的に、あなたの自由度を低くしているのです。
一次会で帰る。SNSをやめてみる。虚礼を廃止する。
嫌われる覚悟が、しがらみから解放してくれるのですね。

○「賛否両論ある人が、モテる。」(中谷彰宏)
「嫌われたくない『いい人』が、いちばんモテない。
嫌われることを怖れない賛否両論ある人がモテる。」と中谷さん。
賛否両論ある人とは、言い換えれば、軸がある人ということ。
その価値観を嫌悪する人もいれば、熱狂する人もいます。
一方で、軸のない人は、嫌われもしませんし、愛されもしません。
あなたが、もし本気で愛されたいと思うのなら、
あえて好かれようとしないポーズをとるのも手です。
これには相当の勇気が必要ですが、こうして振り切ったとき、
あなたの存在感=魅力は、間違いなく高まるのです。

○「友達かどうかを考えないのが友達。」(中谷彰宏)
SNSの友達申請機能について、中谷さんはこうおっしゃいました。
「これがもし、親友申請だったらどうする(笑)」
たしかに、相手を親友として認めるかどうかは微妙な問題。
もし断ったりしたら、人によっては、
「あなたにとって、私って何なの?」と迫ってきかねません。
「友達かどうかを考えないのが友達。
定義している時点で、友達として終わっている。」と中谷さん。
SNS疲れの原因は、このあたりにありそうですね。

○「1%の可能性からなんとかするのが野性力」(中谷彰宏)
可能性が1%と言われたら、ふつうの人ならさじを投げてしまうでしょう。
でも、絶体絶命のピンチを切り抜けてしまう人もいます。
物語の主人公になる人は、そんな「野性力」あふれる人です。
野性力とは、「気迫」と言い換えてもいいかもしれません。
そんな気迫あふれる状態に、自分を維持するためには、
嫌われることを怖れるために、つまらない気をつかわないこと。
そんなことで消耗していては、野性力は身につきません。
科学度外視で、目的に対してまっしぐらになれる心身、
これこそが、人工知能に打ち勝つ、人間最大の資産なのですから。

○「条件を整えるのが科学。ありあわせでやるのが呪術。」(中谷彰宏)
料理が上手い人とは、ありあわせの材料を上手に活用できる人。
冷蔵庫の残り物を上手に使って、おいしい料理を作ります。
その点、時々思い立って始めるお父さん料理は、その対極(笑)。
「あれが足りない、これがないというなかでどこまで作り上げるか。
粋な料理は、ありあわせ。それが演出。
千利休の茶の湯は、演出の芸術。」と中谷さん。
足りないところは工夫や智恵で補う。
工夫や智恵で昇華される世界が、芸術というものなのでしょうね。

○「すべての条件が整うことはないと覚悟するのが、プロ意識。」(中谷彰宏)
アポロ11号の艦内で、イグニッションキーが壊れてしまった。
そんな絶体絶命の状況で、艦長は冷静に、ボールペンで代用した――
このエピソードに、プロフェッショナルの意識が見て取れます。
プロ意識に欠けた人なら、即座に絶望してしまうことでしょう。
その点、そうかんたんに諦めないのがプロフェッショナル。
最後に最後まで、知恵を絞り、目の前の苦境を打開する。
そんな呪術的気迫をもって望めば、道は開かれるものです。
不測の事態は必ず起こる。思いがけない展開になる。
こんな覚悟を、事前にどれだけ持っておくかが問われているのです。

○「しくじっても、想定内であると演出しよう。」(中谷彰宏)
フィギュアスケートでは、演技のように転ぶ練習をするといいます。
しくじりと思われる動作も、あらかじめ折り込んでしまうのです。
これはなにも、審判の目をごまかすためというわけではありません。
一度しくじっても、そこから挽回して、最後の最後まで全力を尽くす。
そのために、必要な段階だからです。
しくじりは、いつ何時訪れるかわかりません。
そんなときも、平然とリカバリーして演技に戻る。
そんなメンタル力は、しくじりの想定からつちかわれるのです。


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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美