月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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月刊・中谷彰宏118「消費者から、生産者になろう。」――快楽以上の楽しみを見つける仕事術

どうすれば、「自己肯定感」は高まるのでしょうか?
答えは、自分で考えた「工夫」が結果につながった体験の積み重ねること。
ビジネスにしても、ダイエットにしても同様。
試行錯誤した結果、目的を達成したとき、私たちは自信がつけるものです。
だから、成功者は、世の中の「工夫」を観察して、取り入れようとします。
レストランで食事をするときも、コンサートに行くときも、
そこで実施されている「工夫」に注意を払います。
「工夫」に欠けるサービスを受けても、それは学びの機会。
「自分だったこうする」という工夫ポイントをつねに考える。
これが「消費者」ではない、「生産者」という生き方。
自己肯定感を高める日常作法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪
□メンタルが弱く、打たれ弱い方。
□その場の快楽を求めがちな方。
□ついクレームを言ってしまう方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ118 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
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ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「快楽は終えたら急降下する。『楽しみ』は持続する。」(中谷彰宏)
「快楽」と「楽しみ」、一見似ているこの2つの言葉。
でも、中谷さんによれば、これらは似て非なるもの。
「食欲、性欲――快楽は、欲望に根差している。
だから、満たされた瞬間、急降下してしまう。
でも、『楽しみ』には反動がない。持続する。」
楽しみは、内側からじわじわと湧き出てくるもので、途切れることがありません。
快楽志向で生きるか、愉しみ志向で生きるか。
このあたりに、人生の充足度が表れそうですね。

○「屈辱体験で、チャレンジ精神がつちかわれる。」(中谷彰宏)
チャレンジ精神が旺盛な人とそうでない人がいます。
両者の違いは、何が原因なのでしょうか?
それは「屈辱体験」の量だと、中谷さんはおっしゃいます。
「敗北を体験できるのが、受験の醍醐味。
宙ぶらりんの状態を若いうちに経験できる。だから、受験は大事。」
不合格、失恋、リストラ――こんな屈辱体験が、
私たちの精神を鍛え、打たれ強くしてくれるのですね。

○「成長を目指す人は、本物にふれる。」(中谷彰宏)
成長を目指す人にとって、一番危険なのが「慢心」。
おごり高ぶった途端、成長は止まってしまいます。
仲間内で「うまい」という程度に満足してしまえば、
それ以上、レベルが上がることはありません。
「お山の大将」で終えてしまうのは、こういうタイプです。
「成長を目指す人は、本物にふれる。」と中谷さん。
スタジアムで超一流のプレーを観る。美術館で超一流の作品にふれる。
こんな本物体験が、あなたの「当たり前」を向上させてくれるのです。

○「女性の最大の敵は、男性の趣味。」(中谷彰宏)
対女性で、とかく不利な立場に置かれる男性諸氏。
なぜ、不利になるのかといえば、性欲という引け目があるから。
逆に言えば、性欲に勝る世界を持っていれば、
女性に対して、負い目を感じることがなくなるといえます。
性欲に勝るもの、それは「趣味」への没頭。
「いま模型作りに夢中なので、相手をしてあげられないんだ」
「いま映画に没頭しているので、相手をしてあげられないんだ」
ふしぎなもので、こういう男性に、女性は惹かれるものです。
女性を追うのではなく、趣味の世界を追いましょう。

○「乗り越えるというところが、成功者の本領発揮。」(中谷彰宏)
成功者は勇敢です。ふつうの人ができないようなチャレンジをします。
こう聞くと、「自分は元々臆病だから――」と諦める方もいるでしょう。
でも、こういう人ほど、勇者になれると中谷さん。
「成功者は、心では怖いと怯えているのに、それでも戦える人。 一流の経営者は、怖がりながら、それでも経営に挑んでいる。
一つ恐怖を乗り越えたときに、新しい景色が広がってくる。」
臆病な人が、乗り越えてきた蓄積が「勇気」といえそうです。
勇気とは、臆病な人に与えられた天賦の才なのですね。

○「消費活動ではなく、生産活動。」(中谷彰宏)
体験を「快楽」で終わらせてしまう人は「消費者」。
体験を「学び」に昇華させられる人は「生産者」と中谷さん。
おいしい料理を堪能したら、自分でも料理してみる。
お店のサービスを検証して、自分のビジネスに応用してみる。
「消費活動ではなく、生産活動。
何かを生み出そうという気持ちをつねに持つことで、
より踏み込んだ視点を持つことができる。」と中谷さん。
生み出そうという意欲が、日常を生産的なものにしてくれるのですね。

○「結果より、工夫に自己肯定感がみえてくる。」(中谷彰宏)
たまたまうまくいった――こんな「棚ボタ体験」は、
自己肯定感をけっして高めてくれません。
自己肯定感とは、努力が報われたときに高まるものだからです。
だから、自己肯定感を高めたいのなら、努力の種をたくさん蒔くこと。
具体的には、仕事や日常生活で、さまざまな工夫をこらしてみる。
だから、自己肯定感の高い人たちは、世の中の「工夫」を観察します。
よい「工夫」は取り入れ、工夫のないところには工夫を考えてみる。
「クレームを言うのは消費者。生産者は、クレームを言わない。」と中谷さん。
「自分だったこうする」ポイントを見つけるのが、生産者なのですね。


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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美