○「同じ習慣を持つ人同士が、友達になる。」(中谷彰宏)
子供の時は、「近所」というだけで友達になれました。
でも、大人になるとそういうわけにもいきません。
何かしらの共通点がなければ、気が合うようにはなれません。
「同じ習慣を持つ人同士が、友達になる。」と中谷さん。
毎朝、奥さんとラジオ体操に参加している。
日曜日に、子供とキャッチボールする習慣がある。
村上春樹の小説を愛読している。
こういった習慣でつながるのが、大人の友情。
新しい人間関係は、習慣を変えることで始まるのです。
○「機嫌がいいと思われる習慣を、身につけよう。」(中谷彰宏)
ジョギング習慣がある人は、健康のためというより、
そうすることで機嫌がよくなるから走るといいます。
泳ぐ習慣のある人は、泳がないとイライラしてしまいます。
やらないと気持ち悪くなるのが習慣。
効果絶大の習慣ですが、なかには機嫌を悪くする習慣もあるので要注意。
たとえば、ファストフードでの食事。
脂っこくて糖分たっぷりの食事は、コンディションに悪影響。
同じく、タバコや大量のお酒も機嫌を悪くしている可能性大。
上機嫌で毎日を過ごすためには、習慣を見直すことなんですね。
○「依存症は、連鎖する。」(中谷彰宏)
アルコール依存症、買い物依存症、薬物依存症、セックス依存症……
「依存症」とよばれるものは、一人一つではなく、
一人でいくつも抱え持つもののようです。
つまり、悪癖に陥らない人はほとんど依存症がないのに対し、
陥りやすい人は、いくつも抱え込んでしまう……
さらに怖いことには、人間関係でも連鎖するということです。
「依存症友達」とでもいうような人間関係ができてしまうのです。
自分がどんな習慣を持っているかで、交友関係が決まるのです。
○「新しい習慣は、1週間で定着する。」(中谷彰宏)
新しい習慣を定着させることは、たいへんなことです。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「新しい習慣は、1週間で定着する。
定着しない人は、そこまでやっていない。」
たしかにそうなんですね。
ついいろいろと言い訳をつくって、中断してしまう。
中断すれば、またそこから1週間続けなければ定着しない。
早寝早起き習慣を身につけるためには、どんなにつらくても、
死にものぐるいで1週間続けることが大事なんですね。
○「毎日できなければ、仕事にならない。」(中谷彰宏)
よく、「好きなことを仕事にしよう」といわれます。
でも、中谷さんは、それには難色を示しています。
「物書きは夜型というイメージがあるけど、
コンスタントにできなければ、職業にできない。」
たまたまやる気になったときだけがんばる。
――そんな人に、仕事を依頼する人はいません。
仕事は「毎日しっかり確実にできること」にして、
「好きなこと」は、自分の能力開発にあてる。
そういう区分けがよさそうに思いました。
○「20代は徹夜仕事。30代以降は十分な睡眠。」(中谷彰宏)
「28歳までに徹夜仕事でキャパを広げる。
そして、30代以降は、十分な睡眠をとる。」と中谷さん。
若いときは無理がききます。
そういうときに、自分の「限界」を知っておくと、
それが、30代以降で「段取り」を組む材料になるのです。
「ああ、もう20代を終わってしまった・・・」という人は、
無理してキャパを大きくしようとするより、
いまのキャパで、どれだけ工夫できるか考えるのが得策。
まずは、十分な睡眠時間を確保して、残りの時間を組み立てる。
睡眠時間を操作しても、できることは限られています。
いかに、集中できる自分を作れるかが勝負なのです。
○「朝に強いと、選択肢が広がる。」(中谷彰宏)
朝が弱い人は、だらだらと夜更かししているものです。
だらだらとお酒を飲んだり、だらだらとしゃべっていたり――
そこでつきあうのが「夜更かし仲間」。夜更かしする人で、
仕事や恋愛がうまくいっている人はどれだけいるでしょうか。
「朝に強いと、選択肢が広がる。
出会う人が変わるから、チャンスがつかめる。」と中谷さん。
一日にメリハリのある人は朝型です。
自分が朝型になることで、成功者と友達になれるのです。