月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

「月ナカ生活」トップ
月刊・中谷彰宏104「ムダな準備をした人が、一番多く手に入れる。」――役割を自分で見つける仕事術

パーティが苦手…。宴会が苦手…。合コンが苦手…。
こんな方は「係」が見つけられていないことが理由かもしれません。
お皿を片付ける係、注文をまとめる係、買い出しに行く係――
ワイワイやる集まりに必要な「係」は、おいしいポジションです。
ちなみに、中谷さんは料理をお皿に取り分ける「取り分け係」。
会食での「自分はこの係」とあらかじめ決めておけば、
手持ちぶさたになって、浮いてしまうこともありません。
会食を楽しむためには、まずは自分の「係」を決めることから。
「係」の発見法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□会食が苦手な方。
□リーダーシップが苦手な方。
□幹事を務めている方。

ゲスト:久瑠あさ美さん(メンタルトレーナー)


ゲスト:奈良巧さん(編集者)

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ104 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


【CD版】月ナカ104 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!


○「『お客さん』では、楽しくない。」(中谷彰宏)
おもてなしに慣れていない人がやってしまいがちなミス。
それは、ゲストを「お客さん」扱いしてしまうこと。
たとえば、ホームパーティ。
ゲストは、慣れない場で手持ちぶさたです。
「何か手伝うこと、ありますか?」
これに対して、
「いえ、そちらで、ゆっくりしていてください」
では、かわいそう。役割をふってあげましょう。
じっとしているより、動いているほうが気持ちは弾みます。
お客さんをスタッフにしてあげるのが、本当のおもてなしなのです。

○「準備が多い人ほど、反省が多い。」(中谷彰宏)
「英雄とは、敵の倍の戦力を一箇所に集中できる人」
歴史好きの友人は、よくそう言います。
緻密に段取りを組んで、周到に準備する。
これが英雄の仕事なのです。
でも、英雄はチマチマしたことをやらないもの。
そんなふうに誤解している人が少なくありません。
でも、現実は、成功と失敗の分かれ目は準備次第。
だから、一流は本番でのプレーではなく、準備を反省します。
そして、次回、どんな準備をすればいいのかを工夫するのです。

○「リズム感があれば、乗り切れる。」(中谷彰宏)
「イチニサンシ、ニニサンシ」
中谷さんは、このリズムで、階段を上るそうです。
階段を上がるというのは、うんざりする作業ですが、
そこにリズムを持ち込むことによって、気分は変わります。
コピーとりや入力作業にも、リズムを持ち込んでみる。
早起きにしても、満員電車での通勤にもリズムを持ち込めば、
苦痛は減ってくるどころか楽しくなってきます。
リズムの基本は、規則正しい生活。
「淡々コツコツ」のルーティン生活で、ストレスのない毎日を!

○「当番ではなく、係。」(中谷彰宏)
「当番」と「係」は、一見よく似ています。
でも、じっさいは、似て非なるもの。真逆と言っていいかもしれません。
当番は「上」から割り当てられる「義務」であるのに対し、
係はみずから率先して獲得した「権利」だからです。
すべての仕事は「当番」にも、「係」にもすることができます。
それはひとえに、自分の仕事に対する向き合い方次第。
意欲的な人にとっては「係」になるのに対し、
意欲に欠ける人にとっては「当番」になってしまいます。
仕事を「係」として取り組めるようになれば、もはや一流の境地。
一流は、仕事を「係」化する手法を体得しているのです。

○「ワイワイを演出するのが、リーダーの仕事。」(中谷彰宏)
リーダーというと、方向性を示して、グイグイ引っ張る人。
そんなイメージを持っている人が多いでしょう。
でも、中谷さんの定義はちょっと違います。それは、
「役を振る人。ワイワイを演出する人」。
リーダーとは、みんなが楽しむための旗振り役なのです。
だから、リーダーだから偉い、偉いからリーダーとはなりません。
「場を盛りあげる」ことが得意な人がリーダー「係」なのです。

○「自分の『係』を見つけよう。」(中谷彰宏)
すぐれたリーダーがいれば、自分の役割は与えてもらえます。
でも、なかなかそれだけのリーダーはいないものです。
与えられるのを待っていては、チャンスを逃してしまいます。
では、どうしたらいいでしょうか?
自分で、自分の「係」を見つけるのです。
係を見つけるために大事なことは、視野の広さ。
今どんな仕事が必要で、どこに人が足りないのかを察知して、そこに駆け込む。
一流のサッカー選手は、そんな視野を持っています。
フィールド全体を見渡せる視野は、豊富なケーススタディから。
中谷さんから学んでいきましょう。

○「面倒くさいことに、深い楽しみはある。」(中谷彰宏)
「面倒くさいから、やりたくない」――これでは、子供です。
成熟した大人は、面倒くさいことのなかに「味わい」を見出します。
精緻な鉄道模型のジオラマ作り。すべての離島をめぐる旅。
簡単にできない、すぐには終わらない。
ときには理不尽で、とても面倒くさいことだからこそ、
私たちは、そこに意義を見出そうとするものです。
これは、趣味のみならず、仕事や恋愛にも応用できます。
面倒くさいことのなかに意味を見出す力は、
自分の人生の意味を見出す力にもなるのです。


**

月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美