○「余裕がないから、物が見つからない。」(中谷彰宏)
書類が見つからない。締め切りに間に合わない。
こういう人たちに共通するのは、余裕のなさ。
余裕のある人は、時間の使い方が違います。
待ち合わせの場所には、1時間前に到着する。
1時間早く出勤して、残業はしない。
同じ時間でも、前にもってくるか後ろにもってくるかで大違い。
前倒しすることで得られるのが「勢い」です。
前倒しすることで、得られるのが勢いなのです。
○「お金持ちは、毎日、財布をチェックする。」(中谷彰宏)
改札で、残高不足。あわててチャージ…
財布をひっくり返して、「持ち合わせがなくて…」。
こういう人たちは、たいてい貧乏です。
「大事なのは、財布の中の循環。」と中谷さん。
財布が領収証でいつもパンパンになっているようではダメ。
日々のチェックがお金の循環をうながすのです。
財布の状態は、貧富のバロメーター。
お金持ちは、毎日財布をメンテナンスしているのです。
○「イライラしていると、時間が奪われる。」(中谷彰宏)
ムッとしやすい人。イライラしやすい人。
怒りっぽい人は、つねに無駄にエネルギーを費やしています。
脳が必要のないことに使用されている分、
マナーや身の回りのことに無頓着になってしまいます。
当然、人間関係や仕事にも悪影響が出てきます。
時間がない人が考えるべきなのは時間術ではなくメンタル術。
時間を奪っているのは、あなたのメンタルだったのです。
○「気力とは、1つのことを最後までやりきる力。」(中谷彰宏)
「本を書き始める人は無数にいる。
でも、書き終える人はほとんどいない。」と中谷さん。
では、書き終えられる人は、何が違うのでしょうか。
それは気力。
毎日コツコツ積み上げていく、継続性のある集中力です。
急に思い立って3日間猛烈にがんばる人はたくさんいます。
でも、300日、3000日、3万日となると話は別。
気力とは、一時的に奮起することではなく、
毎日コツコツ積み重ねる粘り強さをいうのです。
○「徹夜は、自己満足。」(中谷彰宏)
「昨日も徹夜してさあ」と徹夜自慢。
本人はがんばっていることを誇っているのでしょうが、
恥をさらしているだけであることに気づいていません。
一流は徹夜仕事をしません。
段取りを緻密に考え、毎日コツコツと積み上げていきます。
徹夜自慢する人は、自分の無計画さが、
お客様や上司、同僚をハラハラさせたり、
仕事の質を下げていることがわかっていません。
自分一人だけ満足していて、周囲はみんな不満。
徹夜自慢する人は、鈍感な人なのです。
○「先手を取ると、時間が短縮できる。」(中谷彰宏)
「待ち合わせ時間に早く行くのは損」
そう思っている人がいます。
待つ時間が無駄というのが、彼らの言い分です。
当然、一流の人はそういう考え方をしません。
遅れそうになったときの心労。
万が一、遅刻したときの信用失墜。
慌ててタクシーをつかったりしたときの支出。
リスクの計算ができる人には、いつも余裕があります。
不測の事態を想定することで、余裕はもたらされるのです。
○「丁寧語をつかうと、余裕が生まれる。」(中谷彰宏)
中谷さんに似合う言葉は「余裕」です。
「いっぱいいっぱい」「パツンパツン」という言葉は似合いません。
人生でイニシアティブをとっている人たちに共通するのが余裕。
「汚い言葉をつかうと、余裕がなくなる。」と中谷さん。
言葉づかいは、心のありようそのもの。
余裕のある人は、丁寧な言葉づかいをします。
余裕のない人は、乱暴な言葉づかいをします。
丁寧語をつかうことで、心に余裕が生まれてくるのです。