○「忙しければ、お金は貯まる。」(中谷彰宏))
資産運用から節約術まで、お金に関するノウハウはさまざま。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「一生懸命、仕事をするだけでいい。
仕事で忙しければ、自然とお金は貯まる。」
入るお金を増やし、出るお金を減らす。
これがお金持ちになるための王道。
それはダイエットについても同じです。
食べる量を減らして、運動する量を増やす。
何かを成すには、裏技や抜け道はないのです。
○「パート2を想定して、仕事しよう。」(中谷彰宏)
9年目の今年、「月ナカ」は100作を迎えます。
8年前にスタートしたとき、中谷さんは、
「1000までやろう。」とおっしゃっていました(笑)。
単発でめいっぱいの企画をするのではなく、
続編を想定した企画を立てる。
これが中谷さん流。
シリーズ化を想定することで、無駄な力の抜けた企画になる。
まさに、継続は力なり。
走り続けられるスタイルを考えるところから始めましょう。
○「裏設定して、テンションを高めよう。」(中谷彰宏)
裏設定――今回、初めて耳にした言葉です。
意味は、与えられた設定に加えて、
自分で勝手に決めた設定を行うこと。
たとえば、営業マンなら、物を売るのが表設定。
これに加えて、世界に平和をもたらす使者である。
そんな勝手な設定をしてみる。これが裏設定。
裏設定とは意味づけ。
新しい意味づけをすることで、活動に深みが出てきます。
あなたの仕事には、どんな裏設定ができるでしょうか。
○「高等遊民は、自分の美学と闘っている。」(中谷彰宏)
高等遊民というと、昔の作家を思い浮かべます。
悠々と旅をしたり、恋愛したりしながら、小説を書く。
そんなイメージです。
誰もがうらやむ高等遊民ですが、
中谷さんはこうおっしゃいます。
「高等遊民はニートとは違う。
彼らは、自分の美学と闘っている。」
社会と闘う生き方もあれば、自分と闘う生き方もある。
高等遊民に憧れた中谷さんならではの言葉ですね。
○「善悪で語る人は、詐欺に遭う。」(中谷彰宏)
以前、詐欺に遭う人は疑い深いと聞いたことがあります。
「疑い深いのになぜ?」と思いましたが、その人の言うには、
疑い深いからこそ、つい陥ってしまう盲点があるというのです。
疑い深いのに、学歴が高い人だけは信用する。
疑い深いのに、年収の高い人だけは信用する。
そういう尺度、言いかえれば善悪がある人ほど、
ピットフォールに落ちてしまう。
善悪でなく、自分の直観で生きる。
これが振り回されないで生きる方法なのです。
○「『棚ぼた』は、後で請求書が来る。」(中谷彰宏)
「ローリスク・ハイリターンはナンセンス。」と中谷さん。
ローリスク・ハイリターン、それは「棚ぼた」。
棚から落ちてきたぼた餅は、無料ではなく、
後から請求書が届くのです。
ハイリスクはハイリターン。ローリスクはローリターン。
シンプルな因果関係が支配しているのが実社会。
ローリスクと思っているのは、リスクが見えてないだけのこと。
「見えないリスク」を見出す眼を養いましょう。
○「反復性がないものは、実力ではない。」(中谷彰宏)
商品のコピーを見て、「そんなの、俺にもできる」。
そう思い上がる人は少なくありません。
でも、その人に尋ねてみたいことが2つあります。
1つは、あなたにクライアントは仕事を頼むでしょうか?
もう1つは、同レベルのコピーを何度も再現できるでしょうか?
「実力とは、反復性。」と中谷さん。
実力を培うには、大量の仕事をこなすこと。
1度だけのまぐれ当たりでは、仕事とはいえないのです。