○「稼ぐ人は、あたふたしない。」(中谷彰宏)
稼ぐ人は、あたふたしません。
あたふたするのは、準備不足だからです。
準備しないで、本番に臨むのが潔い――
そんな勘違いをしている人もいます。
中谷さんがおっしゃる「場合分け」とはシミュレーション。
こういう場合は、こうする。こうなったら、こうする。
想定することで、不測の事態は激減します。
稼ぐ人のメンタル力は、想像力から生まれるのです。
○「揉まれると、発想力が鍛えられる。」(中谷彰宏)
稼ぐ人は、経験値の高い人。
人や社会に揉まれた経験が多い人は、稼いでいます。
なぜ、経験値が収入につながるのでしょうか?
答は、発想力。
稼ぐということは、奪い取ることではありません。
社会に価値を与え、その見返りを得ることです。
その原資になるのがアイディア。そう、発想です。
発想力を鍛えることが、稼ぐ力を向上させるのです。
○「仕事の本質は、コツコツ作業。」(中谷彰宏)
コツコツした作業を嫌う人がいます。
小さな作業の繰り返しに、意味を見出せない人がいます。
「面倒くさい仕事を俺にやらせるな」と怒る人もいます。
「仕事の本質は、コツコツ作業。」と中谷さん。
ドラマで描かれるプレゼンシーンなんて、
仕事人生で、そうそうあるものではありません。
仕事の日常は、地道なコツコツ仕事。
地道な作業の積み重ねが、偉業となっていくのです。
○「稼げない人は、制約を無視する。」(中谷彰宏)
仕事にはさまざまな制約が存在します
締め切り、予算、人員。当然、クライアントの意向。
稼げない人はこうした制約を無視します。
映画や小説では、よく「型破り」の主人公が出てきます。
でも、実社会でそんなことをしていたら、即戦力外。
実際のビジネス社会では、要求されたことにきちんと応える。
こうした関係で成り立っているからです。
独りよがりなスタンドプレーは、自滅を招くだけなのです。
○「反復回数が、面白さを生む。」(中谷彰宏)
いろんな種類を試すよりも、ひとつのことを深めていく。
感性をたいせつにする人は、こういう行動をとります。
食べ物でも、映画や小説でも、人間関係でも。
あれもこれもと試していいのは、若いうち。
大人は、深めていく味わいを求めるようになります。
繰り返しやっても飽きがこない。
何度も何度も繰り返せるのが、相性の良さ。
反復のなかにこそ、人生の味わいが凝縮されているのです。
○「安くて反復できる世界を持とう。」(中谷彰宏)
自分の世界が確立できていないと、高級志向に走るものです。
「高かろう、良かろう」というわけです。
でも、高価なものでは反復体験することは困難。
習熟する機会はおのずと限定されてきますから。
安くて反復できる世界を楽しむのが、経験値志向な生き方。
寿司よりも、カレーライス。
時計のコレクションよりも、耳かきのコレクション。
単価の安いものなら、反復することができます。
反復できる趣味を通じて、深い世界に到達しましょう。
○「反省を、全身で表現しよう。」(中谷彰宏)
上司からの小言。お客様からのクレーム。
その応対ぶりに、人間力が如実に出ます。
下段者は、自分の人間性が否定されたかのように反発します。
これでは、上司やお客様の溜飲は下がりません。
小言やクレームはさらに炎上していくだけ。
その点、上段者は違います。
彼らは過剰に低姿勢。
ひたすら恐縮し、ときには土下座もしかねないほど。
相手が罪悪感を持つほど、ひたすら頭を下げる。
これこそ人間力。稼げる力とはこういうことなのです。