月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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月刊・中谷彰宏90「固定観念のちゃぶ台を、ひっくり返そう。」――曖昧に強くなる生き方術

成功の秘訣、忍耐力。我慢ではありません。
忍耐力とは「待つ」力。
言い換えれば、「曖昧」に耐える力です。
白黒つけたくなるのをぐっとこらえて、チャンスが訪れるのを待つ。
気に入らない相手を「悪」として決めつけたくなる。
そこをぐっとこらえて、相手のよいところに注目して上手に折り合う。
「こんな仕事に未来はない」と放り出したくなる。
そこをぐっとこらえて、もうひと工夫しようと気持ちを切り替える。
仕事ができる人は、元来せっかちなものです。
でも、その衝動に身を任せていては成功できません。
せっかちというアクセルと忍耐力というブレーキ。
この2つで、安全な高速走行がもたらされるのです。
成功者の忍耐力、中谷さんから伺いました。

★こんな方に有効です!

□話が面白くない方。
□忍耐力に欠けている方。
□まっとうに評価されないと思っている方。

ゲスト:久瑠あさ美さん(メンタルトレーナー)


ゲスト:奈良巧さん(編集者)

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】月ナカ90 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


【CD版】月ナカ90 価格:5,000円(税・送料込)

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○「楽しそうに、しゃべろう。」(中谷彰宏)
月ナカの収録に立ち会っていて、毎回印象に残るのは、
それは中谷さんが、楽しそうにしゃべっていること。
心の底から会話を楽しんでいる。
そのエネルギーを浴びるだけで、私も元気になります。
「蹴散らすように話そう。」と中谷さん。
会話がヒートアップしてくると、話をさえぎったり、
スルーしたり、ということがよくありますが、
じつは、こここそが聴き応えポイント。
サッカーでのボールの奪い合いのようで、
どんなゴールが決まるのか、わくわくしてきます。

○「うまい話より、熱い話をしよう。」(中谷彰宏)
うまく話しても、伝わらない。
理路整然と話しても、理解してもらえない。
伝わる、わかってもらう、そんな話をするためには、
「熱」が必要です。
話す内容に対する熱――それは愛情。
愛情があってこそ、話にエネルギーがもたらされます。
会話とは、そのエネルギーのやりとり。
熱を込められる話に、エネルギーを集中させましょう。

○「『正しい』にこだわるのは、やめよう。」(中谷彰宏)
親の「正しい」と子供の「正しい」は違います。
社長の「正しい」と社員の「正しい」も違います。
彼の「正しい」と彼女の「正しい」も違います。
「正しい」はそれぞれの立場でまったく異なるもの。
「正しい」にこだわっていると、ケンカばかり。
「正しい」を叫んだり、ぶつけるのは大人げありません。
相手の「正しい」を受け止め、抱きしめる。
それが私たちが身につけたい大きな度量なのですね。

○「勉強とは、固定観念をひっくり返すこと。」(中谷彰宏)
店長の歴史講義でとても印象深い話、それは、
英雄とは、じつはたいへん緻密で周到であったということ。
坂本龍馬や西郷隆盛といった英雄たちは、一見、
細かいことを気に頓着しないで、豪放磊落。
そんな印象を持っていますが、それは歴史を勉強すると、
それが間違いであったことがわかってくるようです。
英雄=細かいことを気にしない豪放磊落な人物
こういう固定観念が勉強によってくつがえされたいい例です。
勉強の醍醐味は、こんな「ちゃぶ台返し」にあるのですね。

○「その人の努力は、本人にしかわからない。」(中谷彰宏)
がんばった姿を褒めてもらいたい。
相手は、奥さんだったり、師匠だったり、親だったり。
努力を評価してもらえれば、
もっとがんばろうという気持ちになります。
でも、評価してもらえなければ、やる気がしぼんでしまう。
私たちの多くは、こんな感じです。
でも、努力を褒めてもらえるのは子供のうち。
大人になったら、そう簡単に褒めてもらうことはありません。
自分の努力は、誰にもわからない。自分のみぞ知る。
そういう達観が、あなたの努力を持続させるのです。

○「絶体絶命でも、希望を与えられるのがリーダー。」(中谷彰宏)
リーダーというと、周囲をあおり、引っ張っていく。
そんなイメージがありますが、じつはこれも固定観念。
「絶体絶命でも、希望を与えられるのがリーダー」
中谷さんはそうおっしゃいます。
既存の固定観念がひっくり返るのはこういう瞬間です。
弁舌が上手くなくても、人をまとめるのがうまくなくても、
どんな苦境においても、「明るい未来」が描ける。
それがリーダーの資質なのです。

○「曖昧さを支えるのが、自分軸。」(中谷彰宏)
子供は「正義の味方」と「悪者」で白黒つけたがります。
でも、世の中はそんなシンプルにできていません。
大人になるにしたがって、そういう複雑な現実を知っていきます。
そう、世の中とは「曖昧」なのです。
曖昧な世の中を白黒付けようとするのは、あまりにも愚か。
白黒付けてスッキリしたいところですが、そこは忍耐。
自分という軸を持っている人は、曖昧さに耐えられます。
即座に白黒つけたくなるのを辛抱して、待つことができます。
その曖昧さに耐えるうちに、自分軸がつくられていくのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美