○「うろえたえないのが、経営者。」(中谷彰宏)
経営者というと、「自分とは関係ない」。
そう思っている人はいませんか?
経営者ではなくても、「経営者的生き方」は、
あなたの人生をより豊かで充実したものにしてくれます。
経営者にとっていちばん大事なのは「うろたえないこと」。
動揺しやすい経営者の元では社員は安心して働けません。
そのためには、日ごろからの鍛錬が不可欠です。
うろたえない不動心は練習で獲得できるのです。
○「しくみで、解決しよう。」(中谷彰宏)
「コスト意識を高めよう」と100回言っても、
そうかんたんに改まりません。
口を酸っぱくして言い続けるより、しくみで解決。
堀江貴文さん経営のライブドアでは、
ボールペン1本から決済が必要だったといいます。
しくみにしてしまえば、スローガンは必要なくなります。
これは会社のみならず、家庭や自分に対しても有効です。
「こういうときはこうする」とルール化することで、
日常生活はとてもスムーズになっていくのです。
○「ピンチに高ぶるのが、経営者。」(中谷彰宏)
「ピンチはチャンス」といいますが、
これを実感しているのが経営者です。
私の知人は、東日本大震災のとき、
「会社がつぶれる」と一瞬頭によぎりましたが、
直後、「これはチャンスだ」と高ぶったそうです。
これも日常の思考トレーニングのたまもの。
ピンチをチャンスに解釈し直し、パワーを獲得する。
その修練こそが、月ナカの醍醐味です。
○「つらいことがあったときは、詰め込む。」(中谷彰宏)
つらいことがあったとき、みなさんはどうしますか?
「ひとりでいたい」と籠もる。
「しばらく静かにしていたい」と逃避する。
そんなときこそ、中谷さんは詰め込みます。
つらさを超える忙しさをつくることによって、
「つらさ」は、もはやつらいものではなくなります。
つらいときこそ、仕事。
つらいときこそ、仕事に打ち込むチャンスなのです。
○「緊張している人は、応援される。」(中谷彰宏)
緊張すると、言い間違えたり、かんだりします。
本人は必死でしょうが、見る人を和ませてくれます。
「緊張してはいけない」と焦るより、
緊張している自分を有効活用してみてはいかがでしょうか。
「緊張は、芸風。人は失敗体験で愛される。」と中谷さん。
緊張して、こんなへまをやらかした。
こういうエピソードこそが、じつは宝の山。
緊張しての失敗体験をストックしておきましょう。
○「職業より、生き方。」(中谷彰宏)
中谷さんといえば、世界一本を書いている作家です。
誰もが中谷さんといえば「作家」を思い浮かべるでしょう。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「作家の意識はない。職業はダンディズム。」
職業はその人の一面でしかありません。
その人全体を語るには、その人の生き方。
職業で自分を語れれば「一流」といえます。
でも、「超一流」は生き方で語るのですね。
○「うろたえないのが、ダンディズム。」(中谷彰宏)
面倒臭いことを淡々とこなす。
目先の損得には右往左往しない。
自分の美学に基づきストイックに生きる。
それがダンディズム。
自分の軸を持った人は、動揺しません。
動揺するのは、自分の軸を持たない人たちです。
美学を中心に据えている人はどっしりしています。
月ナカ学習で、自分の美学を磨き上げましょう。