○「部が、ブランドになる。」(中谷彰宏)
どの部に入っているかは、学生時代のアイデンティティ。
その人の印象を決める最も重要な要素です。
これは社会人になっても同じ。
何部に入っているかが、その人の印象なのです。
私の知人男性は生け花をやっています。
彼を語るとき「あの生け花の人」となります。
カレー部、ラジオ体操部から、全力疾走部まで。
「部」で作り上げるのがブランドなのですね。
○「部を作って、部長になろう。」(中谷彰宏)
私は高校時代、軽音楽部の部長でした。
でも、自分で部を作ったわけではありません。
その点、中谷さんはさすが。高校時代から違っていました。
休眠状態の空手部を再生して、部長に就任。
自分で部を作って部長になるというのは、
たとえるなら、オリンピックで新種目を作って、
その競技で優勝するようなもの。
ナンバーワン戦略としては最強ですね。
○「フィクサーに、なろう。」(中谷彰宏)
面倒がる人が多いですが、幹事は最もおいしい仕事。
幹事、それはフィクサー。
最も大きな権限を持ち、場の流れをつくり出す。
もくろみがあるのなら、幹事にならない手はありません。
中谷さんは学生時代「席替え部」部長でした。
席替えを仕切る者が、学生生活の醍醐味を味わえるからです。
生徒会をジャック(?)したのも同じ理由。
面倒くさい役職を受け持つことで、
はかりしれない恩恵を受けることができるのです。
○「顔を大きく、撮ろう。」(中谷彰宏)
写真が上手かどうか。
それは、顔を大きく撮れるかどうか。
へたな人は、頭から足下まで全身を撮ろうとします。
こうなると、顔は小さくなってしまい、イキイキ感は失われます。
画像から顔がはみ出すくらいの勢いで撮影してみましょう。
そうすれば、思わぬ接近に相手の表情もほころびます。
一方、遠くから撮影すると無表情になりがち。
写真は、異常接近して、表情を大きく撮りましょう。
○「女性は自分に過大評価。男は過小評価。」(中谷彰宏)
中谷さんの話を聴いていると、
やっぱり男女の差はある――そう確信させられます。
自分に対する評価の甘さ辛さも男女差があると中谷さん。
これは見方を変えると、女性は被害者意識が強く、
男性のほうが自分の責任として背負い、責任転嫁しない。
そう読み解くこともできます。
「だから、女は人のせいばかりにするんだ」
こう怒る男性もいらっしゃるかと思いますが、これも性差。
その違いを受け止めながら、うまくやっていく。
それが中谷門下生の心得ですね。
○「気にしているから、ネガティブに向かっていく。」(中谷彰宏)
たとえば、長期出張。
心配になって、いろいろと薬を持って行くと、
それが必要となるシーンが出てくる。
こんな話はよく聞きます。
「うまくいかないんじゃないか」「しくじるんじゃないか」
そんな不安な気持ちが、誤作動を引き起こしてしまう。
ネガティブな方向に潜在意識が働いてしまっているのです。
これは、準備することで不安をしずめていくこととは別もの。
気にしているなと思ったら、深呼吸して吐き出しましょう。
○「好きなことをやれば、自己嫌悪にならない。」(中谷彰宏)
自己嫌悪って、どんな時に生まれるのでしょうか。
おそらく、自分がこうしなければと思っていることができない。
こうしてはならないと思っていることをやってしまった。
そんな時ではないでしょうか。
こういう気持ちは、嫌なことをやっているときに生じやすいもの。
ダイエット中、つい間食してしまった。
こんな時は、自己嫌悪に陥るものです。
時にはこうした「嫌なこと」も乗り越えなければなりませんが、
あまり自分に課してしまうと、
自己嫌悪が自己不信になってしまいます。
嫌なことを好きなことに変えていく。それが工夫なのですね。