○「たたき上げは、サバイバル術に詳しい。」(中谷彰宏)
波瀾万丈の人生でのし上がった人を「たたき上げ」と言います。
彼らにしても、最初から人生経験が豊富だったわけではありません。
勉強しながら、経験しながら、サバイバル術を体得したのです。
どのダンボールが寝心地がいいか。
どんな植物なら食べられるか。
このシーンでは、どんなセリフがかっこいいか。
月ナカ/別ナカで語られるのは、まさにサバイバル知識。
サバイバル術が、骨太の人生をもたらすのです。
○「心配を、準備に置き換えよう。」(中谷彰宏)
プロフェッショナルは、むやみに心配したりしません。
彼らは心配することに時間を費やすより、
日々の練習やメンタルコンディションを整える方に、
意識を向けています。
心配をいくらしたところで、心配はなくなりません。
でも、心配を減らす方法はあります。
それは「準備」を念入りにすることなのです。
プロフェッショナルたちの姿から学ぶべきことは、
「準備」に対する心構えと行動なのです。
○「不安は、責任を背負えないから生まれる。」(中谷彰宏)
「失敗するんじゃないかという不安をなくすには、
そうならないように準備するか、謝れる覚悟しかない。」
中谷さんのこの言葉は、とても示唆に富んでいます。
いずれにしても、自分が責任を背負うこと。
責任転嫁したり、言い訳を考えたりしているかぎり、
不安が消えることはありません。
「腹を括る」という言葉がありますが、まさにこれ。
不安とは、覚悟できない弱い心の表れなのです。
○「アクションを起こした瞬間、不安は消える。」(中谷彰宏)
「やってみたら、意外とたいしたことなかった。」
そんな経験は、誰しもお持ちのことでしょう。
達人たちは、こういう経験をたくさん積んでいます。
だから、「じゃあ、やってみようか」と軽くトライするのです。
「アクションの前に不安がある。
アクションの後に不安がない。」と中谷さん。
不安がよぎったら、即座に行動に移してみる。
最初は勇気がいりますが、だんだん慣れてきます。
勇気の場数を踏むことが、不安解消にいちばん効果があるのです。
○「不安と期待は、裏返し。」(中谷彰宏)
「期待」という言葉は、ポジティブな意味で使われます。
でも、この「期待」、じつはなかなかのくせ者です。
期待するから、がっかりする。
へんな期待をしなければ、がっかり度はだいぶ減ります。
期待するから、不安になる。
期待しなければ、うまくいかなければと不安になりません。
「期待」をしないことで、喜びの多い人生になるのですね。
○「遅れてくる人は、さみしがりや。」(中谷彰宏)
本人に自覚がなくても、潜在意識というものがあります。
いつも遅刻してくる人も、単純に時間を守るのが苦手
というわけではないのです。
遅刻する人は、さみしがりや。
遅れても待っていてくれる存在に、安心を求める。
遅れても許してくれる存在に、依存する。
遅刻の背景には、そういう意識が働いているのです。
行動の背景にある「心」を洞察することが、大事ですね。
○「愛が薄れると、出会えなくなる。」(中谷彰宏)
昔の夫婦は、あまり会話がありませんでした。
夫は無口で、食事中も新聞を読んでいるだけ。
妻も、井戸端会議では、主婦仲間とおしゃべりしますが、
家の中では、そんなにおしゃべりをしませんでした。
それでも、家の中はしっかりと運営されていました。
これが「阿吽の呼吸」というものなのでしょう。
言葉よりも、二人の間のテレパシー。
これを体得するためには、お互いをよく知ること。
男女のコミュニケーションは、ぜひ、別ナカで!