○「ピンチの時こそ、半笑い。」(中谷彰宏)
ピンチの時に、その人の度量が表れます。
オタオタ、オロオロ。顔が引きつっている。
これではリーダーはつとまりませんしモテません。
こんな時こそ、半笑い。
ブルース・ウィリスのように半笑いを浮かべれば、
目の前のピンチを「見せ場」に昇格させることができます。
でも、ピンチが来てからでは間に合いません。
ふだんから半笑いを練習しておきましょう。
修羅場の半笑いは、ふだんの鍛錬の賜なのです。
○「逆境は、修行のチャンス。」(中谷彰宏)
人生への向き合い方は、逆境への向き合い方。
夫とのケンカは、男心の理解と話し方上達の修行。
締め切り間際の修羅場は、時間術上達のための修行。
給料前の極貧生活は、金銭術上達のための修行。
目の前のピンチから何を学ぶか。
こういう発想をする人は、ぐんぐん成長していきます。
○「理想が高いと、ポッキリ折れる。」(中谷彰宏)
理想を高く持ち、努力することはすばらしいことです。
でも、こういう資質に恵まれた人にも死角があります。
それは、ポッキリ折れやすいところ。
せっかくの努力も「折れて」しまっては元も子もありません。
淡々コツコツ努力する。時には休んだりしながら。
高い理想を掲げながらも、小刻みな到達点を設定しておく。
こんな「しなやか」な生き方が、理想を現実にさせるのですね。
○「大人は、思った通りにならない。」(中谷彰宏)
この言葉を聞いて、とても励まされました。
「思い通りにならないことが多くなってきたのは、何が原因?」
最近、そんな実感を持っていたからです。
思った通りにならないときこそ、その人の力量が表れます。
辛抱して乗り切る。打開策を編み出す。諦めて他の道を選択する。
こんな対策を見つけ出すことが大人の醍醐味なのでしょうね。
そう考えると、何でも思い通りになる人生(あるのかな?)とは、
学びに乏しい人生だということになります。
思い通りにならない人生から学び尽くしましょう。
○「ふところに飛び込めば、追いかけられない。」(中谷彰宏)
いわゆる「かまってちゃん」はいつも愛情を求めています。
そういう人から追いかけられると、たいへん消耗します。
だからといって逃げていると、いっそう追いかけてくる。
絡まれたり、時には嫌がらせを受けることもあるから手に負えません。
そんな困った人への対処法として効果的なのが、ふところに飛び込むこと。
「私はあなたにちゃんと向き合っていますよ。」
という姿勢をとると、かまってちゃんは落ち着きます。
追いかけられたら、いったん立ち止まって立ち向かう。
こんなテクニックも、快適に生きていく上では必要ですね。
○「肯定すれば、関係は好転する。」(中谷彰宏)
年月のなかで冷えていってしまうのが夫婦仲。
馴れてくると、思いやりが薄らぐのも無理もありません。
相手の非をならし、欠点ばかりあげつらう。
そんなふうになってしまうと、溝は深まるばかり。
「ああ、今そんな感じだなあ…」と思われた方、
今すぐに、相手を肯定しましょう。すべて受け入れてみる。
肯定の態度が相手を和ませ、関係は好転し始めます。
肯定することで、関係を手入れしましょう。
○「ガツンとやられる人が、愛されている。」(中谷彰宏)
採用面接で、面接官が邪険な態度をとったら、それは合格。
そんな法則(?)があるそうです。
「それは逆では?」と思いましたが、考えてみれば納得です。
不合格にする人の神経を逆撫でして、恨まれてはたまりません。
これは、日常の人間関係でも同じです。
関心のない人にガツンとやって恨まれてはばかばかしい。
信頼し愛情を注げる人だからこそ、真剣に向き合える。
タフなコミュニケーションを受け入れられるのも度量ですね。