○「嫌なことではなく、好きなことでガマン強くなろう。」(中谷彰宏)
好きなことなら、誰でもガマン強くなれます。
お気に入りのゲームなら、不眠不休、絶食状態で取り組める。
好きなクルマに乗るためなら、衣食住は最底辺でOK。
そんな人はイキイキとガマンしています。
ガマン強いことは、人生においてとても重要ですが、
せっかくなら、好きなことで磨いていきたいですね。
嫌なことにガマンしていると、心が病んでしまいます。
好きなことで、忍耐力を高めましょう。
○「『その先』が見えれば、つらくなくなる。」(中谷彰宏)
いちばんつらいことは、先が見えないこと。
いつ終えるかしれない仕事をやらされる苦痛……
いつ好転するかわからない夫婦関係……
「その先」が展望できれば、そんな苦痛は緩和されるのに……
でも、「その先」を見せて欲しいというのは、虫が良すぎます。
「その先」は、そう簡単には見えません。
鍛錬して、はじめて見えるようになるものなのです。
幸せな未来を思い描く。
――この能力を磨くために、私たちは学び続けるのです。
○「『新種のプレイ』だと思えば、楽しめる。」(中谷彰宏)
苦痛な通勤電車の楽しみ方をご紹介します。
もし、同乗者がいたら、私はこんな遊びをしています。
車内吊り広告の一つを題材にしてクイズを出し合うのです。
どちらかが1分間、広告を凝視してから、目を逸らす。
そしてもう一人が、その広告に関するクイズを出すのです。
「××墓園の最寄り駅は?」とか、そんな感じです。
これ、けっこう楽しいですよ。
つらい状況をゲームにする。これも一つの「プレイ」化ですね。
○「貢いでいる人の顔は、誇らしげ。」(中谷彰宏)
ホステスやホストに貢ぐ人たちの顔は誇らしげです。
政治家やお相撲さんのタニマチも誇らしげです。
子供に振りまわされるお母さんの顔も誇らしげです。
そうなのです、貢ぐことは、喜びなのですね。
ちなみに、当店店長は鉄道に貢いでいます。
「また新幹線が伸びるんだよね。参った参った。」
なんて半笑いを浮かべながら、遠方まで乗りに行く。
貢げる対象を持つことで、人生にうるおいができるのですね。
○「環境ではなく、解釈を変えよう。」(中谷彰宏)
会社の人間関係で行き詰まった時、あなたはどうしますか?
1.転職して、解決しよう。
2.解決して、成長しよう。
「1」、つまり環境を変えることで「解決」していると、
いずれ「追試」があります。同じような状況がふたたび現れるのです。
逃げずに「2」、つまり勉強して単位を取ってしまいましょう。
目の前に起こった困難は「解釈」し直すことで、成長できます。
神様から、どんな出題をされているのかを考えてみる。
そんな習慣が、「進級」を約束してくれるのです。
○「『不都合な真実』を楽しもう。」(中谷彰宏)
大枚はたいて、キャバ嬢に気を遣いまくっている自分。
中間管理職としての評価を得るために、部下のご機嫌をとる自分。
そんな「不都合な真実」にどう向き合いますか?
答えは「そんな自分を笑い飛ばそう」です。
人生は不条理、理不尽の上に成り立っています。
理不尽を嘆いたり、すべてに合理性を求めるのではなく、
「なにやってんだ、俺」と笑い飛ばすことも重要。
それが男の器を大きくしてくれるのでしょうね。
○「ねばならないと思うから、うまくいかない。」(中谷彰宏)
寝なくちゃいけないと思うから、寝られない。
緊張してはいけないと思うから、緊張してしまう。
人の心理というのは裏腹なものです。
逆に、「寝なくてOK」と思えば、眠れてしまう。
「緊張してOK」と思えば、緊張はほぐれるものです。
「『たたなければ』と思うと、たたない。
『たたなくて結構』と思えば、たつ。」
男性の皆さんにはこういう真理もあるとのことです(笑)。