○「営業は、仕事の基本。」(中谷彰宏)
「営業に向いている人なんていない。」と中谷さん。
しゃべりがへたな人は、へたな人なりの営業スタイル。
オドオドしやすい人は、オドオドしやすい人なりの営業スタイル。
十人十色――誰でも、自分流のスタイルを築けるのです。
営業は、仕事の基本。
営業職未経験のキャリアは、「画竜点睛を欠く」なのです。
○「超一流のクリエイターは、超一流の営業マン。」(中谷彰宏)
電通では、新入社員は全員営業職に就くそうです。
営業の仕事を通じて、社会やビジネスを体得できるからです。
超一流のクリエイターになるために不可欠なのが、営業。
あの佐藤可士和さんも、「すごい営業マン」と中谷さん。
営業を通じて、人は仕事に筋金が入るのでしょう。
営業センスのない人に、創造的な仕事はできないのですね。
○「やる気がある人は、『やる気』という言葉を使わない。」(中谷彰宏)
「やる気が出ない。どうやったら、やる気になれますか?」
「やる気になったら、始めたいと思います……」
やる気という言葉を多用するは、やる気がない人です。
やる気がある人は、やる気という言葉を使いません。
なぜなら、それが「ふつうの状態」だからです。
「やる気」を意識しているあたりで、すでにやる気がないのです。
「やる気」という言葉を使わないようにしましょう。
○「やる気は、おしゃれじゃない。」(中谷彰宏)
ルパン三世は、やる気満々でしょうか?
ゴルゴ13は、いつもやる気でしょうか?
ヒーローたちに、「やる気」は似合いませんね(笑)。
やる気というと、むりやり発奮して、鉢巻きしている感じ。
そういうテンションは長続きしません。おしゃれじゃありません。
おしゃれに生きるためには、やる気は必要ないのです。
○「始めれば、やる気は出てくる。」(中谷彰宏)
やる気を出す方法は、簡単です。
それは「始める」こと。
始めてみる。
そして、やればやるほど、やる気になるから不思議です。
自分の心がやる気状態になるのを待つのではなく、とにかく始める。
これが、自分の中からやる気を引き出す一番の方法なのです。
面倒に思っても、仕事のファイルを開いてみる。
まずは、こんなことから始めてみませんか。
○「やる気ないけどやっている人が、やる気がある人。」(中谷彰宏)
始めれば、やる気がわいてくる。
でも、ここで誰もが直面するのが、「始める」という壁。
簡単に言いますが、「始める」のもなかなかハードルが高いものです。
では、どうすればこの壁を突破できるでしょうか?
それには、ルーティンワーク。
毎日のスケジュールの中に組み込んでしまうのです。
習慣は、最強の武器。上手に活用しましょう。
○「工夫しながら、反復しよう。」(中谷彰宏)
超一流の人たちは「反復が大事」と口を揃えます。
でも、私たち一般人は、「反復は退屈」と思ってしまいます。
「反復と言っても、まったく同じ動作を繰り返すわけじゃない。」と中谷さん。
徐々に改善していく。やり方に磨きをかける。
こういう小さな創意工夫を加えながら反復するのです。
すると、気づいた時には、たいへんな高みに立っている。
それが、反復の威力なのです。