月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

落とした本に、ヒントあり。

中谷流「運命」覚醒術。

別冊・中谷彰宏182「落として開いた本には、メッセージがある。」――『運命の元カレ』『ワンダーランド駅で』

歳をとるにつれ、自分のパターンに自覚的になります。
「なんで、いつもこのパターンを繰り返すのかな…」
これに気づいた人は、新しいパターンへの飛躍のチャンス。
「落として、開いた本は、読まずに閉じちゃだめだよ。
そこにメッセージがあるから」と古本屋のご主人。
これは、映画「ワンダーランド駅で」のワンシーン。
こんなふうに自分の「運命」を見つけ出せるようになる。
これが中谷さんの言う、自分の価値軸の確立なのかも。
価値軸の確立に役立つ、2本の映画をご紹介します。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏182

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ182 価格:1,700円(税込)

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○「B級映画をじっくり観ると、勉強になる。」(中谷彰宏)

映画「運命の元カレ」の主人公アリーは、恋にさまようOL。
雑誌で「20人以上体験していると生涯独身」と知り、驚愕。
数え上げてみれば、現段階で19人。あと1人で……
そんな矢先、朝起きると、嫌いな上司が隣で寝ている……
「20人」になってしまったからには、戦略変更。
元カレのなかから、結婚相手を見つけようと決意したアリー、
向かいに住むミュージシャン・コリンと「捜索」を開始――

○「知らない役者だから、リアリティがある。」(中谷彰宏)

あれ、この俳優さん、不倫で活動停止していたような……
この人のお父さんって、たしかあの俳優さんだったはず……
映画やドラマを観ていると、ついそんなことが頭をめぐって、
ウィキペディアで調べたりすることがよくあります。
「知らない役者だから、リアリティがある。」と中谷さん。
アニメのほうが集中できるのは、これが理由かもしれません。
B級映画だから、映画に集中できるのですね。

○「落とした本には、メッセージがある。」(中谷彰宏)

2本目の映画は「ワンダーランド駅で」。
主人公エリンは29歳の美人看護師。でも、どこか暗い影が。
本好きのエリン、ある日、古本屋で物色中。
「落として開いた本は、読まずに閉じちゃだめだよ。
そこに、メッセージがあるから」と古本屋のご主人。
一方のアランは35歳の配管工。弟との二人暮らし。
「アランとエリン、これはアダムとイブ。」と中谷さん。
二人には、どんなメッセージがもたらされるのでしょうか。

○「周囲に大勢いるほど、孤独感が深まる。」(中谷彰宏)

エリンの大の苦手は、満員電車。
混雑もさることながら、そこで感じる孤独感が深刻です。
また、お母さんが勝手に出した、新聞の恋人募集広告。
群がってきた64人もの男性たちにも感じる孤独感。
「周囲に人が大勢いるほど、孤独を感じる。」と中谷さん。
満員電車の混雑から抜け出すと、海辺のワンダーランド駅。
群がり来る男たちから抜け出したところに、運命の人。
取り巻く混雑と雑踏から、早く抜け出しましょう。

○「無限の選択肢を考えるのが、男の役目。」(中谷彰宏)

「『じゃあ、そろそろ帰るね』は、必ずあるセリフ。
そこで『送っていきましょうか』は、いかにもありがち。
『ホテル行きましょう』はおっさん。
その間の無限の選択肢を考えるのが、男の役目。
その選択肢を教えてくれるのが、映画。
人生のキャパシティが問われる瞬間。」と中谷さん。
「そろそろ帰るね」へのアランのリアクションは如何に?

○「出会いは関係ない。どう続けていくか。」(中谷彰宏)

「出会いは関係ない。どう続けていくかよ」
看護師仲間からのひと言は、エリンに深く響きました。
「1回関係したいのと、続けてつきあっていく。
求められるものがぜんぜん違う。難易度が違う。」と中谷さん。
いい仕事に就いても、いい異性に出会っても長続きしない。
そういう人は「ゴール」の設定が間違っているのかもしれません。

○「近道を選ぼうとするのは、仕事の発想。」(中谷彰宏)

アラン「人は、時々こうやって静かに海を眺める時間が必要なんだ」
エリン「こんなきれいな海は見たことがない」
アラン「誰と行くかだよ」
「最短コースで、すべてクリアしようとするのが男。
迷う楽しみ。回り道をどれだけ楽しめるか。
不便、わかりにくさ、そして面倒臭さを楽しむ。
最短コースでは、楽しみは得られない。」と中谷さん。
日常から離れ、静かな時間を送ることで見えてくる。
その時間をいっしょに送れる人が運命の人なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美