月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

「言霊」で「最高の時」にする。

最悪の時を転換する、中谷流・アドリブ術。

別冊・中谷彰宏174「最悪の時が、最高の時に変わる。」――『ローマの休日』『アポロ13』

因縁だからの「アポロ13号」。飛び立った途端、トラブル続出…
このままでは、宇宙の藻屑と消えてしまいかねない乗組員たち。
そんな絶体絶命の大ピンチ。あなたならどうしますか? 
がんじがらめの王女様、宮殿から脱出しての「ローマの休日」。
そんな非日常から、「日常」への帰還。あなたならどうしますか?
その「瞬間」への集中力と当意即妙なリアクション。
言葉の力で運命を変える方法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□メンタルが弱い方。
□当意即妙なりアクションを学びたい方。
□ピンチでも余裕でいたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏174

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ174 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ174 価格:5,000円(税・送料込)

最高45%引き! 特典たっぷり! 定期受講に便利!

○「『ローマの休日』は、すべての人が観ておかないといけない。」(中谷彰宏)

「ローマの休日」の主演は、オードリー・ヘップバーン。
「マイ・フェア・レディ」に続いてのご紹介です。
宮殿を抜け出した王女様が深夜に出会ったイケメン男。
グレゴリー・ペック扮する新聞記者は、とくダネに盛り上がる――
ちなみに、奈良さんのお父様は新聞記者でした。
赴任先の秋田で、当地の「お姫様」たるお母様と出会いました。
「ローマの休日」に込める奈良さんの思いも、印象的でした。

○「観直すと、見落としに気づける。」(中谷彰宏)

スペイン広場で「ローマの休日」を楽しむアン王女。
そこに、偶然をよそおって現れる新聞記者・ジョー・ブラッドレー。
「このときの30秒のシーンで、時計台の針が3時間動いている。
デジタルリマスター版では、修正されていた。」と中谷さん。
さらには「真実の口」のシーンでは、グレゴリー・ペックの有名な即興。
手首を隠して、オードリー・ヘップバーンが驚いた様が印象的です。
あの驚きの表情と抱きつくシーンは、オードリーの素だったのです。

○「映画で、英語を学ぼう。」(中谷彰宏)

ローマでの波乱万丈な1日を終え、別れのときがやってきました。
「I have to leave you now...」とオードリー・ヘップバーン。
「そうしたくないけど、しなければならないのが『have to』。
『must』とはニュアンスが違う。ここで、学んでほしいね。
『You must stay in the car and drive away.』は、
そのままクルマで立ち去ると約束してというニュアンス。
映画で、英語を学ぼう。」と中谷さん。
本作は字幕作品で。英語の勉強をしてみませんか。

○「僕は、服装を全部プリントアウトした。」(中谷彰宏)

中谷さんの映画鑑賞法の基本は「何度も観る」こと。
これまでの「別ナカ」でも、新しい発見に驚かされました。
「『ローマの休日』を観直してみると、見落としに気づいた。
僕は、服装を全部プリントアウトした。」と中谷さん。
オードリー・ヘップバーンにしても、グレゴリー・ペックにしても、
演技とセリフばかりに目が行き、服装にまで目が行きませんでした。
全部プリントアウトくらいの気持ちで、映画に食らいつきたいですね。

○「奥さんの見る月は小さい。艦長の見る月は大きい。」(中谷彰宏)

2本目の映画は「アポロ13号」。主役はトム・ハンクスです。
「11号」で月面着陸に成功し、注目度が落ち目の宇宙開発計画。
よりによって「13号」で、それも金曜日に出発が決まり、
艦長ジムの奥さん・マリリンは、気が気ではありません。
「トム・ハンクス艦長とマリリンが、月を見ているシーン。
奥さんの見る月は小さい。トム・ハンクスが見る月は大きい。
二人にとっての月への心理的な距離が表現されている。」と中谷さん。
私は気づきませんでした。何度も観ることが大事ですね。

○「ピンチではなく、栄光。」(中谷彰宏)

アポロ13号、いきなりいくつものピンチに見舞われます。
「NASA始まって以来のピンチだよ」と管制塔。
それに対し「いえ、栄光のときになりますよ」とジム艦長。
「ピンチのときだからこそ、いい言葉が欲しいよね。
予測は意味がない。誰が悪いか犯人探しも意味がない。
ピンチは予測するものではなく、乗り越えるもの。」と中谷さん。
パニック映画で、胆力を鍛えましょう。

「演技をしながら、解決策を考えよう。」(中谷彰宏)

吉川十和子さんとの二人芝居のアクシデント。
中谷さんが手品で花を出して大団円を迎える流れでした。
ところが、その花がステージに落ちているではありませんか…
「どうしようかな」と芝居をしながら考える中谷さん、
ふと、ミカンがポケットに入っていることに気づきました。
芝居の前に、高橋英樹さんからもらったのだそうです。
花の代わりに、みかんを差し出した中谷さん。
吉川十和子さんも、会場の皆さんもびっくり。
演技をしながら考える。これがピンチを脱する要諦なのですね。

**

月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美