月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

仲間との仕事に価値がある。

動機は二の次。

中谷流・「共犯」仕事術。

別冊・中谷彰宏172『ザ・ウォーク』『荒野の七人』――出会いから、物語が始まる。

「ザ・ウォーク」と「荒野の七人」、ともに「仲間」がテーマです。
超高層ビルを綱渡りしようという仲間たち。
盗賊に荒らされる村を救おうと結束する仲間たち。
さぞや高尚な理念で結束しているものと思いきや……
「仲間との仕事にとって、動機は大事ではない。
動機が大事。志は、同じでなくてもいい。
正義感、ドキドキ、カネ、名誉――ばらばらでいい。」と中谷さん。
たいていのことは、1人でできてしまう時代。
だからこそ、「仲間」のありがたみが身にしみます。
仲間と大仕事する心構え、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□仲間との仕事を味わいたい方。
□仲間を集めたい方。
□「七人の侍」を観ていない方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏172

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ172 価格:1,700円(税込)

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【CD版】別ナカ172 価格:5,000円(税・送料込)

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○「仲間がいなければ、現代アートは粗大ゴミ。」(中谷彰宏)

「仲間」がキーワードの映画を2本ご紹介いただきました。
1本は「ザ・ウォーク」、もう1本は「荒野の七人」です。
「難題を乗り越えていく時、仲間を集める。
熱心な男一人では、どうにもならない。
アートでも、作っただけでは粗大ゴミ。 
たった一人でいいから、面白いねが一人出たら、
その瞬間、現代アートになる。」と中谷さん。
一人でかなりのことができる時代、だからこそ、
「仲間」の大切さを痛感させられる映画でした。

○「共犯者を、集めよう。」(中谷彰宏)

ニューヨークのワールドトレードセンタービル。
このツインタワーで、綱渡りするのが主人公フィリップの野望。
でも、綱と自分だけあればできるはずもありません。
彼には「共犯者」が必要でした。
「へこたれない。何を言われても驚かない。
呼びかければ離れていく。ズバッと言い切ってしまう。
こうやって、共犯者を、集めよう。」と中谷さん。
恋人になったストリートミュージシャンのアニーから、
「公式カメラマン」ジャン・ルイ、そして7人の仲間。
仲間との絆も綱渡り。ツインタワーを渡れたのも、
仲間たちとの綱が切れなかったからだったのですね。

○「アーティストとは、アナーキスト。」(中谷彰宏)

「ザ・ウォーク」を語る中谷さん、白熱の描写です。
「イッツサイン。お告げ。思い込みがすごい。
誰もやらないよ、やらないから価値がある。
『お前、バカか。こんなこと、バカじゃないとできない』
アーティストとは、アナーキスト。」と中谷さん。
でも1人では、アーティストにもアナーキストにもなれない。
「仲間」がいてこそ、大きな仕事ができるのですね。

○「仲間との仕事にとって、動機は大事ではない。」(中谷彰宏)

「仲間」というと「志を同じくする人たちの集まり」。
そんなイメージがありますが、これについて中谷さんは、
「動機が大事。志は、同じでなくてもいい。
正義感、ドキドキ、カネ、名誉――ばらばらでいい。」
映画「荒野の七人」。七人のガンマンは村を守るために、
立ち上がりましたが、動機はてんでバラバラ。
でも一致団結して、仕事に向き合う。
動機は二の次、これがプロフェッショナリズムなのですね。

○「西部劇の本質は、武士道。」(中谷彰宏)

「戦いを前に、手に汗掻くことがあるか?」
そう問われたユル・ブリンナーは「毎回だよ」。
「毎回、緊張する。我々ガンマンは、ただ待つだけだ。
自分より強いやつに倒されるのを」とセリフ続きます。
「西部劇の会話は、面白い。西部劇の本質は、武士道。
宮本武蔵。バガボンドの世界。」と中谷さん。
技に酔わずに、冷静に自分を客観視する。
それがガンマンのダンディズムなのですね。

○「毎日ロバのように働く。それが勇気。」(中谷彰宏)

「父ちゃんたちはダメだ。いくじなしだ」と村の子供。
「親父さんたちは勇気がないんじゃないだ。
毎日ロバのように働く。それが勇気だ。」と諭すガンマン。
村の長老曰く「畑では、毎日がたたかいだ」。
ガンマンのような「強さ」はありませんが、
農民たちには「勁さ」があるというメッセージ。
日々コツコツと働く人たちの「つよさ」に学びましょう。

○「『荒野の七人』を観てから、『七人の侍』を観よう。」(中谷彰宏)

「荒野の七人」のモデルとなっているのが「七人の侍」。
言わずとしれた巨匠・黒澤明監督の代表作です。
この作品で描かれるのも、臆病だが、したたかな農民。
「農民は臆病で、怖いものだというリアリズム。
黒澤監督は、農民に対して愛と厳しさがある。
『荒野の七人』を先に観るほうが、
『七人の侍』の日本的深みに出会える。」と中谷さん。
この機会に、日本を代表する名作も観てみませんか。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美