月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

その一言で「場」が収まる。

「良心の呵責」とのたたかいを制す、

中谷流・「修羅場」リーダー塾。

別冊・中谷彰宏166「トンネル」「墨攻」――良心の呵責にさいなまれよう。

「つらい体験は、メンタルを強くする。
映画で、つらい体験をしておこう。」と中谷さん。
今回の別ナカでは、そんな「つらい」映画を2本ご紹介します。
崩落したトンネルに生き埋めになった主人公の「つらさ」。
マスコミや政治家、世論に振り回されながらの任務遂行。
救助隊帳の「つらさ」も、胸に迫るものがあります。
2本目の映画は「墨攻」。主人公は戦闘のスペシャリスト・革離。
招きに応じて戦っているにも関わらず、主君からは疎んじられ、
自分のために死者も出てしまう。「つらさ」あふれる境遇です。
みずから体験するには、あまりにも苦しすぎる。
「つらさ」を映画で体験して、強いメンタルを体得しましょう。

★こんな方にお奨めです♪

□メンタルを強くしたい方。
□良心の呵責にさいなまれている方。
□真のリーダーになりたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏166

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ166 価格:1,700円(税込)

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○「映画で、つらい体験をしておこう。」(中谷彰宏)

最初にご紹介の映画は「トンネル 闇に鎖された男」です。
仕事も順調、意気揚々と車で帰路につく主人公・イ・ジョンス。
ところが、いきなりのトンネルの大崩落で生き埋めに……
あるのは娘の誕生日ケーキと、500ミリペットボトルが2本。
「つらい体験で、メンタルが強くなる。
映画で、つらい体験をしておこう。」と中谷さん。
「つらい体験」ができる、韓国映画の名作です。

○「イライラと良心の葛藤の両立が、悟り。」(中谷彰宏)

今回の「別ナカ166」のテーマは「良心の呵責」とのたたかい。
「トンネル」にしても、2本目のご紹介の「墨攻」にしても、
主人公は、良心の呵責とのたたかいを繰り広げます。
「ピンとこない人は、ピンとこない。
イライラと良心の葛藤の両方持っているのが、本当の悟り。」
ガソリンスタンドのおじいさん、同じ生き埋めに遭った女性。
主人公の良心の呵責を体験して、メンタルを強くしましょう。

○「言い切って、安心させよう。」(中谷彰宏)

いつ揚げ足をとられて責任を問われるかわからない、この時代。
「言い切り」は、とてもリスクのある行動です。
救出の責任者・キム隊長は、主人公の「助かりますか?」の問いに、
「必ず助けます。私は最も優秀な救助隊員です」と明言。
救出までの行動について、具体的かつ的確に指示する隊長。
マスコミや政治家に振り回されながらも、任務を推敲していきます。
キム隊長の仕事ぶりこそ、まさにプロフェッショナルそのもの。
映画「トンネル」で、真のリーダーシップを体得しましょう。

○「『死なないで』ではなく、『一緒に死のう』。」(中谷彰宏)

崩落から17日目、救出のための掘削孔がついに貫通。
ところが、イ・ジョンスの周辺には、何も変化はありません。
手抜き工事のため、位置が違っていたのです。
救出にはさらに2週間――主人公は、狂乱します。「もう、だめだ」
「奥さんは『いいわ、死ねば。私も娘と後を追うから。』と言った。
『死んじゃだめ』じゃない。そうなると、生きなければとなるよね。」
極限状態の人に勇気を与えるひと言。体得したいですね。

○「良心の呵責に、さいなまれよう。」(中谷彰宏)

映画「墨攻」は、戦国時代の中国を舞台とした歴史映画です。
主人公・革離は戦闘のスペシャリスト。梁の招きに応じて立ち上がりました。
しかし、梁王は革離に対して疑念を持ち、さらには暗殺も計画する始末。
「守れるかどうかは、どれだけ信用してもらえるか次第です」と革離。
さらには、自分の存在によって、無用な摩擦が生じて、死者も出てしまう…
「自分のために、よけいな死者を生み出しているのではないか。
良心の呵責に、さいなまれよう。」と中谷さん。
映画「墨攻」で「良心の呵責」とのたたかい方を学びましょう。

○「泳げないと言ってから、飛び込もう。」(中谷彰宏)

敵兵に追われて、断崖の上に追い詰められた革離。
ヒロイン・逸悦に「泳げるか?」と問いかけます。
ヒロインは「泳げません」と言うやいなや飛び込みました。
「泳げないからと言って、飛び込まなかったら、
革離は逸悦を突き飛ばしていた。結局、一緒。
僕がすごく好きなシーン。いいラブシーン。」と中谷さん。
戦いの渦中で交わされる、淡い恋愛感情。
濃厚なシーンがないぶん、逆に心に残る愛情描写でした。

○「嫉妬を招くことは、負け。」(中谷彰宏)

革離の真の敵は、自分を招聘した梁王だったのかもしれません。
最後に革離は、梁王から謀反人の濡れ衣を着せられることに…
敵である趙の将軍は、こう言いました。
「嫉妬を招いたことは、そなたの負けだ」
おたがいをリスペクトしあう将軍のひと言に自省する革離。
「嫉妬は怖い。味方の上司が、一番たいへん。」と中谷さん。
革離が制しきれなかったのは、人の心の暗部だったのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美