月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

論理ではなく「物語」。

迫りくる「理不尽」を「成長」に変える、

中谷流・「冒険」映画鑑賞術。

別冊・中谷彰宏161「紙ひこうき」「シンデレラ」――物語が、元気をくれる。

私たちは、なぜ映画に惹きつけられるのでしょうか。
それは、主人公の「成長」に魅了されるからです。
主人公がどんどんダメになっていく映画には心躍りませんからね。
「物語は「分離=旅立ち」「試練=出会い」「帰還」の三部構成。
たとえばスターウォーズ。ジョージ・ルーカスは、
神学者ジョセフ・キャンベルの神話学の影響を受けた。
だから『あ、これ、自分のこと』と思える人が、成長する。」と中谷さん。
自分の人生を仮託できる映画を発見し、何度も何度も観る。
これが精力的に、人生を完全燃焼する視座をもたらすのです。
自分の「冒険」を見つける映画鑑賞法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□「成長」という切り口で映画を観たい方。
□「理不尽」に悩んでいる方。
□「恐怖」に立ち向かう心構えを知りたい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏161

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ161 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ161 価格:5,000円(税・送料込)

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○「『シンデレラ』は、フランス王国のPR小説。」(中谷彰宏)

「シンデレラ」の著者、シャルル・ペロー。ルイ14世の懐刀です。 後進国だったフランスの発展に尽力しました。
まずは「ガラス産業」の育成を通じた交易によって、国富を蓄えました。
つぎは「時間」。当時は、キリスト教会が権力を持っていましたが、
教会が司っていた「時間」を「時計」によって奪還を図りました。
「ガラス」と「時計」――そう「シンデレラ」です。
こういう背景を知ると「シンデレラ」を観たくなりませんか。

○「主人公が手に入れるものは、成長。」(中谷彰宏)

ジョージ・ルーカスは神学者・ジョーゼフ・キャンベルの影響を受けました。
神話は「分離=旅立ち」「試練=出会い」「帰還」の三部構成。
「主人公が手に入れるものは、金銀財宝ではない。
トランスフォーム、自己変容、成長。戦うべきは、いまの己。
予測可能な行動を続けていると、思考停止に陥る。
安全な大衆から抜け出し、冒険に出るのが主人公。」と中谷さん。
成長の物語が、私たちに元気と指針を与えてくれるのです。

○「理不尽は、ステージアップできる人にのみ起こる。」(中谷彰宏)

「なぜ、このタイミングでこんなことが起こるの?」
そんな経験は、誰にでもあることでしょう。
「危険と危機。危険はデンジャー、危機はクライシス。
危機は、不幸と幸福の両方が起こり得る。
一見理不尽に見える危機は、ステージアップに先行して起こる。
コロナ危機で、我々は100年進化した。」と中谷さん。
危険は回避するために学び、危機は立ち向かうために学ぶ。
映画は、危機に立ち向かうための最高の教科書なのです。

○「責任転嫁したら敗北。主人公は、自分の冒険に責任をとる。」(中谷彰宏)

危機を前にしたときこそ、その人の真価が表れます。
「人生で一番後悔すること、それは、危機を避けたこと。
誰かのせいにすることで、危機から逃げる。それは敗北。
主人公は、自分の冒険に責任をとる。」と中谷さん。
年とともに、危機から逃れるのがうまくなる人と、
危機に立ち向かうのがうまくなる人に二極化します。
「主人公」として生きるために、映画で鍛錬しましょう。

○「みんなと違って泣いたことに、強みがある。」(中谷彰宏)

変な名前。変なリアクション。複雑な家族関係。
子供の頃、そんな悩みで苦しんだ人は少なくないでしょう。
「みんな強みを持っているけど、それに気づけない。
子供のころ、みんなと違って泣いたことが、強み。
『予定通り』に、本当の自分は存在しない。
自分の超能力に気づけるのは、困難にいるとき。
崖から落ちているときに、飛べる自分に気づく。」と中谷さん。
つらい思い出には封をしないで、検証すべきなのですね。

○「恐怖は、自分の中にある。恐怖の弱点は、正面。」(中谷彰宏)

「後ろ」から来られるから恐怖感は高まります。
でも「前」にすれば恐れるにたりないものだったりします。
「恐怖は、心の反映。恐怖は、自分の中にある。
逃げているから、ドラゴンが怖い。ドラゴンの弱点は正面。」
と中谷さん。さらに、こう戒めます。
「善悪の戦いに勝つには、自分を善と思わないこと。
善と思うと、自分の中の悪を攻撃し始める。」
慢心せずに、しっかり正対する。これが英雄。
村上春樹小説の主人公のイメージが近いように思いました。

○「成長させてもらったお返しは、成長させること。」(中谷彰宏)

「分離」があり「冒険」に出て、成長して、主人公は帰還します。
そこから、金銀財宝や美女に囲まれてのウハウハ生活。
そんな「主人公」は、中谷さんの推奨する「物語」には存在しません。
「成長のお返しをなにでするか。それは人を成長させること。
成長の物語を通じて、誰かの人生を変えていく。」と中谷さん。
中谷さんのトークは、中谷さん自身の「冒険」のエピソード。
中谷さんの冒険譚を聴いて、私たちも冒険に出ることにしましょう。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美