月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

「ワル」が教科書。

「悪魔」のない人生は、ない。

「悪魔」から学ぶための、中谷流・「悪魔」交渉術。

別冊・中谷彰宏158「ギフテッド」「The NET 網に囚われた男」「悪いことしましョ!」――大切な人の幸せを願う人が、幸せになる。

「悪魔」に直面することは、誰しも、人生に一度や二度はあるでしょう。

「悪魔」に翻弄されて、破滅に向かうこともあるかもしれません。

映画「The NET 網に囚われた男」は、「悪魔」的窮地に置かれながらも、

最後まで「悪魔」に魂を売り渡さなかった男の物語です。

一方、「悪魔」との交流を通じて、人生の叡智を獲得することもあります。

映画「悪いことしましョ!」は、人間の成長を見せてくれます。

「悪魔」的ともいうべき才能に恵まれたがために、苦しむ人もいます。

映画「ギフテッド」は、自分の中の「悪魔」との折り合いがテーマといえます。

「悪魔」と交渉する心構えと技法、中谷さんから教わりました。


★こんな方にお奨めです♪


□「悪魔」に直面したときの立ちふるまいを学びたい方。

□映画「The NET 網に囚われた男」が気になる方。

□映画「悪いことしましョ!」で叡智を体得したい方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏158

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ158 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ158 価格:5,000円(税・送料込)

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○「ギフテッドは、高能力・高目的・高創造性が特徴。」(中谷彰宏)

7歳のメアリーは、数学的才能に恵まれた、いわゆる「ギフテッド」。

数学者だった母親の自殺をうけて、伯父フランクに引き取られます。

小学校にあがったメアリーにとって、学校は退屈そのもの。

でも、フランクは姉の遺志をついで、ふつうの学校生活を送らせます。

そこに登場したのが、メアリーの祖母でありフランクの母親のイブリン。

同じく数学者だったイブリンはメアリーに英才教育を施そうとして、

フランクと対立。ついに養育権をめぐっての裁判沙汰に――

映画「ギフテッド」、中谷さんの解説は必聴です。

○「答えは持っている。だけど、君に押しつけない。」(中谷彰宏)

伯父フランクは船の修理工。でも、前職は哲学の大学教授でした。

メアリーから「神様っているの?」という問いに、こう回答します。

「答えは持っている。だけど、君に押しつけない。

ひとりで考えろ。ただし、信じることを怖れるな」

いじめている上級生を殴ってしまったメアリー。

彼女に対する担任教師ボニーの対応も、中谷さん大絶賛。

「『謝りなさい』とは言わない。『言うことあるでしょ』。

『謝りなさい』と言わないのが、よい教育。」

映画で、大人の立ちふるまいを習得しましょう。

○「人間は、本心でないことを言ってしまう。」(中谷彰宏)

心にもないことを、怒りにまかせて、つい口走ってしまった。

そんな経験は、誰にでもあるでしょう。

でも、相手は、その言葉を真に受けてしまう。
「俺にも自分の時間をくれよ」と言ったフランクに、

メアリーは「私のせい?」と真に受けてしまいます。

ピアノを買ってくれないフランクに「死ねばいいのに」と口走るメアリー。

「人間は、思ってもみないことを言うものなんだよ」とフランク。

哲学者フランクの数々の箴言が、心に刻まれる作品です。

○「冒頭のシーンは伏線。絶対見逃してはだめ。」(中谷彰宏)

今回2作目としてご紹介するのは、「The NET 網に囚われた男」。

北朝鮮の貧しい家庭――男と妻、幼い娘――が冒頭のシーン。

明け方、漁に出る夫を起こして、給仕をする妻。

そんな妻に欲情してしまう夫と、応じる妻。布団をかぶる娘。

貧しいながらも、愛のある家族の情景が印象的です。

「冒頭のシーンは伏線。絶対見逃してはだめ。」と中谷さん。

その後、エンジントラブルで韓国に流された男がたどった悲劇。

そして、冒頭のシーンを打ち砕く、悲壮なラストシーン。

冒頭のシーンの大切さを、痛感しました。

○「映画的題材は、すべて出尽くしている。」(中谷彰宏)

「悪いことしましョ!」は、ハロルド・ライミス監督のラブコメディ。

主人公のエリオットは、いかにもモテないタイプです。

アリソンちゃんに思いを寄せるエリオット。そこに、つけ込む美人悪魔――

「1967年のイギリス映画を、今風にアレンジしている。

映画的題材は、すべて出尽くしている。

教訓があって、セクシーな映画。」と中谷さん。

古今東西変わらないのが人間の真理。

それを様々な確度から学べるのが、映画というものなのですね。

○「女性の言うことを、真に受けてはだめ。」(中谷彰宏)

アリソンちゃんに恋するエリオット。

透明人間になって、彼女の日記を盗み見してしまいます。

そこには、理想の男性は、仕事ができる人より繊細な人の記述が。

「よし、それなら!」と、繊細な男を演じるエリオット。

ところが、思いもよらない展開に、エリオットは「666」コール…

「女性の言うことを、真に受けてはだめ。」と中谷さん。

そういえば、映画「ギフテッド」でも同じ教えがありました。

「人間は、思ってもないことを口走る」という教訓です。

映画で語られた教訓は、骨身にしみてきますね。

○「見返りを求めない。結果よりプロセス。」(中谷彰宏)

悪魔との契約とは、魂と引き換えに、願いを叶えるというもの。

アリソンちゃんとの恋愛成就を願うエリオット。

ところが、それにともなう困難や想定外の展開が次々と…

エリオットは最後に、こう漏らしました。

「もう願い事はいい。アリソンが幸せになりますように」

この瞬間、悪魔との契約は無効になりました。

無欲の行為をしたら、悪魔との契約は無効になるのです。

「見返りを考えてはだめ 結果よりプロセス。

天国か地獄かは、自分次第。」と中谷さん。

私たちも「悪魔」と契約してしまっているかもしれませんね。

○「魂の持ち主は、神様。」(中谷彰宏)

留置場でのワンシーン。エリオットに、先輩囚人がこう語りかけます。

「魂は、売り買いできるものじゃない。

魂は、お前の持ち物じゃない。魂の持ち主は、神様なんだよ」

エリオットの失敗は、魂が自分の所有物だと勘違いしていたこと。

魂は神様からの預かりもので、「無欲」で活用すべきもの。

でも、中谷さんは、こうフォローします。

「人間なんだから、間違いもおかさないと、

なんのために生まれてきたかわからない。

映画を観ると、セクハラやパワハラをしなくなる。」

失敗からの学び方を、映画は教えてくれるのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美