月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

ひとり相撲だから、無になれる。

中谷流・「王朝貴族」行動術。

別冊・中谷彰宏149「居場所と出番を持とう。」――学校を個人で使う学び術

思春期の子供、パートナーとの関係、会社の人間関係――

人との関係で、人は悩み、苦しみます。

直面した問題に真っ向から挑むことも大切なことですが、

何度も玉砕していると、メンタルがまいってしまいます。

そんなときこそ、取り組み方を変えてみましょう。

「学校には行かなくてはならない」を「学校は行っても行かなくてもいい」。

「夫婦はいつも一緒にいるもの」を「夫婦はべつに一緒にいる必要はない」。

「世の中の当たり前」からいったん離れてみると、解決策が見えてくる。

常識から離れて、足場を確立する方法、中谷さんから教わりました。



★こんな方にお奨めです♪


□子供の不登校に悩んでいる方。

□会社や家庭に居場所がない方。

□パートナーとの距離感に悩んでいる方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏149

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ149 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ149 価格:5,000円(税・送料込)

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○「会社と、業務提携しよう。」(中谷彰宏)

まじめな人ほど、良くも悪くも「前例」に従順です。

まじめに学校に通っていた人は、会社にもまじめに通います。

でも「まじめ」だけだと、どこかで行き詰まってしまいます。

「学校や会社に取り込まれると、つまらない。

学校や会社を『絶対』にしないことで、消耗しない。

自分が主であるという意識を持とう。」と中谷さん。

「会社と対等」という意識が、自分を救うのですね。

○「一から育てることで、変化がわかる。」(中谷彰宏)

「子育ては妻の役割」という認識はだいぶ薄らぎましたが、

進んで、子育てに参加しようという男性はまだ少数派のようです。

「植物でも、子供でも、一から育てることで、変化がわかる。

変化を踏まえることで、完成がイメージできる。

一から、育ててみよう。」と中谷さん。

手間がかかる幼少期を、奥さんに任せっぱなしにしておきながら、

高校生の子供に、進路を示したところで耳を傾けてもらえません。

赤ちゃんのときからの人間関係が、信頼につながるのですから。





○「子供に『学校は、行っても行かなくてもいいよ』と言おう。」(中谷彰宏)

いじめを苦にして自殺する子供があとをたちません。

自殺した子供たちは、学校でのいじめもつらいことだったでしょうが、

それとともに、学校に行かないことで、親を悲しませたくない。

そんな板挟みで、みずから命を断ってしまったというケースもあるようです。

「親が自分で教育するという覚悟。みんなと違ってもいいという覚悟。

親の覚悟が、子供のストレスを緩和する。

子供に『学校は、行っても行かなくてもいいよ』と言おう。」と中谷さん。

親の覚悟が、子供の心を軽やかなものにするのです。





○「お寺に石段が多いのは、無になるため。」(中谷彰宏)

あるとき、修行僧が趙州和尚に問いかけました。

「犬には仏性があるでしょうか、それともないでしょうか?」

和尚は、「無」と答えました。(趙州狗子「無門関」より)

「禅の公案には「正解」がない。だから考え続けなければならない。

お寺に石段が多いのは、無になるため。

ランダムな石段を登っているうちにしんどくなってくる。

必死にのぼるうちに思考を忘れる。これが無の境地。」と中谷さん。

つらいものだったお寺の石段をのぼってみたくなりますね。





○「期待値が低いと、長続きする。」(中谷彰宏)

「期待」と「失望」は表裏一体。

期待すればするほど、失望も大きいものです。

大恋愛の末のゴールイン。ようやく、夢の結婚生活が始まる!

――と思いきや、結婚生活は思ったような甘美なものではなく…

こういう話はよく耳にします。

「お見合い結婚ほど離婚率が低い。大恋愛は離婚しやすい。

期待値が低いと、長続きする。」と中谷さん。

諦めの境地で向き合うことで、かえって幸せに気づけるのかもしれませんね。





○「妄想で、盛り上がろう。」(中谷彰宏)

恋愛をしていると、相手を美化してしまうものです。

これを「結晶作用」というのだそうです。

和歌の世界は、この結晶作用そのもの。

顔も見たこともない相手に恋い焦がれる日々。

ああでもない、こうでもない。ああしたらどう思われるか。

こんなことなら会わなければよかった――

「ひとりですったもんだしているのが、王朝の人びと。

所帯じみている女性は好まれず、夫婦は別居の通い婚。

現代の価値観とはまったく違うのが和歌の精神世界。」

中谷さんの解説を聴いたら、あらためて和歌にふれたくなりました。





○「別行動だから、ドキドキできるし、安心できる。」(中谷彰宏)

いつもいっしょにいたい。それが愛情のあかしだから。

じつは、この考え方は、大きな勘違いなのかもしれません。

「時間の長さが、愛情の量ではない。ずっと一緒だからきつい。

顔を合わせていなくても、心の拠り所にはなれる。

別行動だから、ドキドキできるし、安心もできる。」と中谷さん。

牽牛と織姫、ロミオとジュリエット。めったに会えないから燃え上がる。

長続きする恋愛の要諦は「ふだんは別行動」なのかもしれませんね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美